今回から「横溝正史シリーズⅡ」(1978年)に突入です。
このシリーズは、U-NEXTで視聴しています。今回の「横溝正史シリーズ」は、この順番で紹介しています。
「次のエピソード」を押すと各放送回の次回作品が流れます。全3話であれば、1話から3話までです。そして最終話が終われば、次の作品の1話になります。このようにして、まんまと全シリーズを見てしまいました。結果的に満足していますが、キリが良いところで終われないのが困るところです。正確には、キリがつけられないところです。
と言うことで「真珠郎」です。こちらの作品の紹介では、「人命がタイトルに冠された異色作」として紹介されています。確かに視聴できる中ではこちらの1つだけが人名です。でも、それ以前に「真珠郎」が人名と思える人の方が少ないかと…。前後しましたが、本作のタイトル「真珠郎」は作品に登場する人名です。私は違和感しか感じない名前ですが、最近でもキラネームもあるので現代の若いかたの方が違和感が少ないかもしれません。(それでも無理?)
紹介内容です
ドラマの原作
横溝正史シリーズで、横溝正史さん以外であれば問題です。しかし、この作品の原作は1936年からの連載作品であり、「探偵 由利麟太郎」が活躍する作品だたものを「探偵 金田一耕助」に変えてドラマ化されています。と言うことで、横溝正史さんの初期の原作作品になります。
ちなみに、原作の由利麟太郎の設定は、元警視庁の捜査課長とのこと。警察時代の捜査方法を反映したような解決方法で導いてくれるのであれば、それはそれで気になります。
ドラマキャスト
金田一耕助(古谷一行)
テレビの連続ドラマでの金田一耕助=古谷一行さんです。すでに固定観念化しています。残念なのは、この方の演技で金田一耕助は”汚い”と言う固定観念化してしまっています。
鵜藤由美(大谷直子)
以前にも少し触れましたが、この当時の大谷さんは若かりし頃の”菊川怜”さんに見えます。演技も可憐です。
椎名肇(原田大二郎)
元祖暑苦しい系の方です。大谷さんに負けず若いです。まだ二枚目の看板を背負われていたころの作品です。
了潤和尚(加藤嘉)
元祖おじいちゃま系の方です。おじいちゃん役以外の役が記憶にありません。
乙骨三四郎(中山仁)
この方も大学教講師です。椎名講師と友人です。変わった苗字の方です。
真珠郎(早川絵美)
当時のエンドロールでは、俳優さんの名前のみでした。役名と併記されていないので、有名な方は良いのですが、新人さんにはつらいところです。いえ、推理小説原作なのでわからないように配慮されたものなのでしょうか?でも、他の作品であれば”ピーター”さんが演じる役だったかと思います。でも、この方の演技は、劇中では光を放っていました!
日和警部(長門勇)
安心して下さい!出てますよ!(安村さんではないので…)
概要です
こちらの連続ドラマ「真珠郎」は全3回の作品です。金田一シリーズに変化する原点の作品に位置づけられる作品です。原作を執筆中に罹患し、中断後に発表されて作品でもあります。
この作品の製作されたのが昔のため”あらさがし”は厳禁ですが…、気になるので少しだけ。劇中で紹介される「妖艶な美少年」ですが、私は女性にしか見えませんでした。
さらに、劇中で残忍な殺人事件が発生しますが、今のホラー映画に比べれば、限りなく優しいです。でも、当時は十分に怖いものだったと思われます。何分にも、私は「金田一耕助シリーズ」=怖いでしたので、見ていません。(最近、初めて見ています)
なお、真珠郎が湖畔でたたずみ蛍を食べるシーンをどこかで見たような…、ジブリ映画の「ハウルの動く城」はここからインスパイアされたものでしょうか?
ドラマあらすじ
出演者の役柄設定が大学講師の二人です。まだ若いのに素晴らしい!男二人で電車旅です。行先は信州の美し湖畔です。美しい湖畔には美しい女性が付きものです。もれなく怖いおじさんも付いています。夜には、美青年も付いています。盛りだくさんです。
その美しい湖畔に浮かぶボートには、講師の二人です。そこに浅間山の噴火が始まります。普通は避難かと思いますが、そのまま普通に生活する村の人々です。(噴火のシーンはウルトラマンの怪獣登場シーンです)私が思う最大の恐怖は、間違いなく浅間山の噴火でしたが…。そのような中、連続殺人が始まります。今回の殺人は、首切り殺人です!
ドラマの展開現場
鵜藤家の館
昔の娼館であり、わざわざ現在の場所に移築した湖畔に立つ館。和洋折衷造りの名建築に違いありません。細工を凝らした座敷牢付き!
乙骨の東京の新居
ドアに鍵、窓に鉄柵付きです。場所は吉祥寺、庭も広めの今では間違いなく大金持ちの家です。
鳥越湖の洞窟
鵜藤家の建つ横の湖にある洞窟です。横溝正史シリーズに必要な場所です。殺人事件=洞窟です!湖の水が洞窟内にも流れており、島もある広めの洞窟です。噴火直後にも関わらず、勇気のある人たちです。
まとめ
およそ人名とは思えない「真珠郎」。この人を中心に起こる連続殺人事件。このシリーズの特徴の一つなのですが、セリフに物語の「ヒント」、「伏線」と「説明」が混在しています。困ったことに演技力を補いなうようなセリフもあります。さすが、推理小説が原作です。こんがります。
この作品は、こちらで視聴可能です。
こちらのドラマ作品は、U-NEXT で視聴可能です。こちらを参照してください☟。
-
動画配信サービス「UーNEXT」について
UーNEXTとは? 現在、見放題作品数NO.1の動画配信サービスです。 こちらの名称は、テレビCM出流れている方も多く、知名度があります。動画配信サービスを利用する上で大切なのは、自分が見たいものがあ ...
続きを見る
※本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。