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「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」

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概要です

「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」はテレビ東京が2021年に放送されたドラマです。こちらのドラマは既に2作が制作されているドラマのシリーズ3作目の位置付けです。なお、同年には映画版が劇場公開されています。

2017年(1月放送)の「バイプレーヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」から始まり、2018年(2月放送)の「バイプレーヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」の2作目に続きます。

さて、「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」ですが、広報時に「キャストが100名以上」とあり、PRポスターの人数を数え、100人居ない…。が初期の感想でした。あくまでも撮影所で過ごした100日間がメインです。

斬新な設定でした。テレ東以外の放送局のテレビドラマが描かれていきます。さすがにキー局が集中する中で生き抜いている「テレビ東京」らしさが溢れる戦法です。劇中での他局の制作されるテレビドラマが元ネタドラマを越える可能性を感じさせるところが良かったです。

なお、シリーズ1の「バイプレーヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」の放送枠は、40分を12回。シリーズ2の「バイプレーヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は、54分を5回。シリーズ3「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」(以下「バイプレ」)は40分を12回放送です。放送枠やサブタイトルの関連性がありそうな無さそうなところも含めテレ東らしさが漂うドラマです。全作を通じての共通点はサブタイトルに「バイプレーヤーズ~」だけのようです。

ドラマの感想

全体的には、前の2作の内容を感じさせる部分もあり、前作も気になりながら話は進行していきます。(このドラマの前に見ておく方が納得する場面があります)今回のバイプレは、バイプレ界の主演俳優である4名の方(松重→光石→田口→遠藤)が順番に3話を担当するナレーションで話を展開していきます。斬新な設定でした。テレ東以外の放送局のテレビドラマが描かれていきます。劇中での他局の制作されるテレビドラマが元ネタドラマを越える可能性を感じさせるところが良かったです。それにしても最期まで、他局ドラマのパロディーを通していただけると良かった気がします。前半部分の内容が俊逸だったため、後半のオリジナル部分が…。しかし、タイトルの「バイプレイヤー」ですが、各ドラマも主演俳優が巻き込まれていませんでしたか?もはや、「オールスターキャストの森(+スタッフ)」です。また、ドラマ始まりのアフレコでの進行の様子も好きだったのですが、最終話まで引っ張ってもらいたかったところです。

本来であれば、このような内容のドラマは「テレビ大阪」で制作してもらいたかったです。ただ、出演者の方々を見れば、関西資本放送局では困難そうです。いえ、無理です。無理矢理に関西資本放送局で制作すれば、ほぼ出演者が吉本の芸人になりそうです。

ドラマあらすじ

こちらのドラマは、東京から離れた富士山麓にある森に囲まれている多くのスタジオがある大きな撮影所です。こちらの撮影所”バイプレウッド”で撮影されている数多くのドラマ撮影が複雑に絡み合い、物語が進行していきます。

同じ場所で撮影することで、各放送局、各番組ごとに視聴率が気になったり、出演者同士のいがみ合いが発生する中、「アウトローの森」の完成への道のりです。

それにしても、贅沢です

こんなに豪華な出演者で作成できる番組であれば、このドラマ自体も別ものでもヒットしていたのではないかと、根本的なところで疑問に感じなくもないですが、予算がどれぐらいであったのか不思議でたまりません。映画前提で収益の先食いでもしないと難しい気もします。

前述しましたが、劇中劇の各局のドラマですが、設定を考えるだけでも手間が掛かりそうです。コンセプトは、海外ドラマの「24」でしょうか?ドラマの制作期間をリアルタイムで同時進行させるところが、素敵です。”24”では出演者が「すまないと思っている」のセリフが多用されていましたが、この”バイプレ”では、あれだけ他局のドラマをパロっておきながら、すまない気持ちがみじんも感じさせない東テレのスタンスも感じ入ります。

ドラマキャスト

こちらのドラマの3作品の主演、バイプレーヤーズの方々です。第1作目のタイトルにある6人です。なお、このドラマでの演技は、役者さんの”素”を演じているのか、本当に役を演じているのか、分かりませんでした。

大杉漣

こちらのドラマ1,2では、主要キャストとして参加、2作目の残5話の3話目が放送される当日に急逝。この作品がテレビ連続ドラマの遺作となる。

寺島進

2作目のドラマには、他の作品と重複し出演できていない。見事に3作目には駆け込み復活されています。

遠藤憲一

劇中では、「フィリピンの遠藤」として「国際派の暗殺者」を演じるはずが、撮影中にフィリピンへ、人柄の良さか助成に騙され、助けられる。

田口トモロヲ

劇中では、「マシンガンのトモロヲ」で「乱射狂」を演じる田口さんです。あの聞き覚えのある声で、世界観はNHKのドキュメント番組の世界へ…。

松重豊

メンバー中、最年少にして高身長。他の放送局のドラマは遠慮無く「実在の人物・放送曲等とは”あまり”関係ありません」と表示する割に、ドラマ中に「食べるところを探そう」をされませんでした。劇中では「人斬りの松重」として「伝説の人斬り」役ですが、基本的にメインの役どころは、困りが顔のアップでしょうか?

光石研

6人の中では、唯一の強面では無い人です。「仏の光石」と呼ばれるだけあり、役どころも他の方々とは少し違い「情報屋の光石」です。

ジャスミン(北香那)

このドラマで3作を通じて密かに重要な出演者。その始まりは、第1作目の10年前にも遡る関係。3作目のこのドラマでは、撮影所の食堂で働く。子役から俳優のマネージャー、食堂、女優へ。本編前の回想シーンでのナレーションもこなしておられます。

まとめ

テレビドラマにあるであろう常識や忖度を一切排除したドラマです。笑いのためなら、他局のドラマでもお構いなしです。良いところは、それをして楽しめたところです。単なるパクリドラマでは無く、そのドラマ制作の裏側と役者さんの思いを描いたドラマです。

しかし、この内容が何度も通用しないところに難点がありそうです。でも、ゲリラ戦法の本領を発揮した「テレビ東京」の俊作ドラマです。

映画の方も「バイプレーヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」も同年公開されています。なお、この映画のキャッチコピーは「この映画、本当に完成するのか!?」でしたが、無事完成しています。3作品をコンプリートされた方は、是非映画にもお進み下さい!

この作品は、こちらで視聴可能です。

こちらのドラマは、ドラマ観るならU-NEXTで視聴可能です。UーNEXTについては、こちらを参照してください。動画配信サービス「UーNEXT」について

※本ページの情報は2023年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

なお、残念ながら2023年6月末日で配信終了の予定です。早めに見て下さい!

こちらがツボになります

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