紹介内容です
概要です
ＮＨＫの「正月時代劇」と銘打ち放送された番組です。その通りに、１月３日の２１時から放送されました。９０分の１回の放送でした。見る前から９０分１回では時間が短すぎて不安があ李ながら見させていただきました。なお、ＮＨＫもすぐさま反省？反響により１００分拡大版を３月１４日に放送されています。
主人公の相棒を組むのは英太、向井さんと言う２名の美形です。その二人が２日間にわたり京都市内を走り回ります。
制作統括がNHKと松竹でした。１回の放送にＮＨＫと松竹が連合を組んでいます。要らぬ心配ですが、制作費が…。NHK
ドラマあらすじ
時は、江戸時代に末期です。大政奉還へと向かう明治維新前夜の時代設定です。大政奉還の成否は、江戸幕府代表将軍徳川慶喜と薩摩藩西郷隆盛との会談に委ねらる。そこに起きる将軍暗殺未遂事件。幕府、藩、登場人物それぞれの異なる思いと考えが入り乱れています。明治維新時の有名な敵対関係である主人公の二人、坂本龍馬と土方歳三が”相棒”となり物語が進みます。
同じ団体に属していても「同床異夢」、異なる団体に属していても「異榻同夢（いとうどうむ）」。今も昔も、悩みの種は同じなのでしょうか？
近年稀に見る、時代劇らしい時代劇です。楽しい場面もあります。でも、笑わせることを目的としていない楽しい場面です。
ドラマキャスト 出演者が豪華です。さすがNHKです。でも、ズルイ…
出演者が豪華です。正月の特別番組としても、どう考えても、豪華すぎます。９０分、１回放送の出演者とは思えません。ケチな私であれば、メイキングも含めて、本編１０分の３０分番組として３回に分けて放送したい気分です。さらに、その出演者の登場時間が短い方も多く、単なる視聴者で有りながらも、もったいない気がします。
坂本龍馬：永山瑛太
主人公です。つかみ所が無いような龍馬像を熱演です。
土方歳三：向井理
主人公です。龍馬と相棒を組みます。いえ、組まされます。
永井尚志：杉本哲太
永井役の杉本哲太さんですが、相変わらず太いズボンが似合います！昔のリーゼントは、中央部がポマードで細く固めて、そり込みが独特です。”ちょんまげ”はさて置き、役柄はシリアスです。
徳川慶喜：渡辺大
ＮＨＫでは、お殿様の家系です。お父様は、かつて仙台藩の当主を演じて居られました。親子二代にわたるお殿様に、違和感は見当たりません。
岩倉具視：中村梅雀
ドラマの時間が短い事も有り、出演時間が余りにも短いです。あげくに最期は、蹴鞠が直撃です。よく、出演を了解されたものです。
西郷隆盛：谷田歩
イメージする西郷像である重厚さがありました。しかし、もう少し”ふくよか”になってもらった方が、さらにイメージに近くなった気がします。私で良ければ”ふくよか”指導が出来たのですが…。
おしの：掘田真由
ウエイディングドレスが似合う方だと認識していましたが、着物も似合う”ＮＨＫ”一推し女優さんです。既に、大河出演も果たし、朝ドラの主演も近いような（本人希望あり）…。ドラマ観るなら＜U-NEXT＞
ドラマの原作
原作者は、五十嵐貴久（いがらしたかひさ）さんです。成蹊大学文学部卒業後、扶桑社（出版社）に勤務です。在職中に小説を書き始められています。経歴を見れば、大学の学部のイメージ通りに就職される方の少ない中、小説家になるための王道のように感じます。
原作者自ら語るように、「自分の作品がどんな映像になのるのか。それを見るのが楽しみ」や「映画の世界からの影響を強く受けていまして…」（引用：情報誌「有鄰」514号）などと語られているところから、小説を書きながら映像を想像されているように感じます。また、このドラマも見ようによっては、エディーマーフィ主演の「48時間」の幕末バージョンです。
他の作品も数多く、ドラマ化されています。
まとめ
坂本龍馬を英太さん、土方歳三を向井理さんが演じ、その２人の容姿を含め人柄もとてもマッチしていたと思います。９０分１回放送ですので、進行が、無理に引っ張るところも無く、内容がテンポ良く進んで行きました。状況説明を含めてからの展開も丁寧でした。２人が協力をして事件解決に与えられた時間が２日間では、さすがに無理が…。しかし、さらに時間の余裕が無い放送時間枠です。特に、良く感じたのは番組最期の部分です。メインの２人は、その活躍時代から亡くなるところまで、日本の歴史上でも珍しく、多くの人が知る２人です。短い放送枠の中で、そこを含めてまとめられているのが、良かったです。繰り返しになりますが、中だるみがありませんでした。
時代劇の神髄を見た気持ちにさせてくれます。しかし、欲を言えば「大河ドラマ」にして頂ければ、もっとよかった感じるものでした。日本最大級のビデオオンデマンド＜U-NEXT＞今なら無料トライアル実施中！