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黒猫亭事件 横溝正史シリーズⅡ

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「黒猫亭事件」です。横溝正史シリーズでよく使われているタイトルに「殺人」という文字が使用されていませんが、しっかりと殺人事件です。黒猫本人には全く罪は無いのですが、「黒猫」と言うだけで、何か不気味さを感じます。

ドラマの原作

1947年に発表された作品ですので、戦後2年という時期です。なお、こちらの作品は短編推理小説のため、テレビ放送の回数も全2回と言う短いものです。ちなみに、当初のタイトルは「黒猫」だったそうです。一瞬ですが、「黒猫のタンゴ」からかと思いましたが、日本で流行した「黒猫のタンゴ」は、1969年ですので、こちらの作品の方が先に発表されています。

原作で言えば、横溝ミステリー作品で「本陣殺人事件」に続く金田一耕助シリーズ第2作目にあたるものです。

ドラマキャスト

全2話と言うこともあり、出演者の方が少なめです。ついでですが、このシリーズ作品を通じてになりますが、日和警部や等々力警部以外の刑事の方が意外と活躍する場面が多いいです。

金田一耕助・日和警部 (古谷一行・長門勇)

ここまで見続けていると、夫婦役のような関係です。息もぴったり!

お繁 (太地喜和子)

太地さんは1943年生まれで48歳の若さで亡くなられています。この作品の放送が1978年ですので35歳で出演されています。35歳では漂わない、しっかり感が表情・演技に出ています。なお、役柄は29歳の黒猫亭の美人マダムです。

風間俊六 (近藤洋介)

よくお見掛けした俳優さんです。出身が南樺太と言う経歴をお持ちです。金田一耕助の中学校の先輩役で、豪快な人柄を演じておられます。

概要です

横溝正史さん自身が語る三大トリックが「密室殺人・一人二役・顔なし死体」です。今回はその内の一つ「顔なし死体」です。

劇中でも金田一耕助の口からも触れられるように、「顔なし死体」は最初の段階から怪しまれます。問題は、誰が何の目的でとなり、金田一耕助の推理が始まります。

ドラマあらすじ

「黒猫亭」の庭から出てきた損壊した死体です。「顔」が識別できません!DNA、指紋鑑定の無い時代の話です。識別できたのは女性であることのみです。「黒猫亭」のマダム?今のご時世と違い、写真も少ないころのお話です。

殺人現場にあった「黒猫亭」の看板黒猫の血が謎のまま残ります。

今であれば、不倫関係のもつれによる殺人事件なのですが、当時は偽装工作を丹念にされています。殺人事件を起こす犯人が、段々直情型に変化しているのでしょうか?

それにしても、金田一耕助の先輩の風間さん、もてすぎです。最後には、金田一耕助から苦言を呈され、すっかり反省?ちなみに、作品中には描かれていませんが、この風間さんは原作には結構出てこられています。

謎は、深まりながら進みます。横溝正史さんのトリックが光ります!人間関係とトリックが絡み合います。重ね技でしょうか?

ドラマの展開現場

黒猫亭

ここがメインの場所になります。最初の顔なし死体の発見現場で、事件現場です。

裏山にはお寺があり、墓地があります。立地からしても事件が起こりそうな場所にある「黒猫亭」です。

蓮華院

「黒猫亭」の裏にあるお寺さんです。当時は珍しくなかった防空壕付きの物件です。線路も近いので駅近の優良物件かも知れません!

まとめ

原作小説自体も短編であり、放送回数も全2回と言うこともあったせいか、1回と2回との最初と最後に金田一耕助が視聴者に語り掛ける場面があります。最近では、推理ドラマでよく見かけていますが、斬新な演出です。少し「古畑任三郎」のよう!

それにしても、最初の「顔なし死体」を発見したときに、警察官が見回りに来ていなければ、どうするつもりだったのでしょうか?それが、最大の疑問なのですが、こちらは解決していただけていません!

第2話の終わりに事件解決を目前に金田一耕助に訪れる窮地の理由が、少し笑えます。でも、殺された黒猫の理由は、悲しいです。最後に警察により説明があります。

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