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八つ墓村 映画

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八つ墓村です。横溝正史シリーズが現在、マイブームです。しばらくお付き合いを!

さて、「八つ墓村」ですが、こちらの作品は、横溝正史作品の角川文化刊行1つ目の作品です。映画化が3回、ドラマ化も数作品に上る人気作品です。以前紹介した「犬神家の一族」に次ぐ映像化されて作品になります。映画が上映されて頃は、子供達は皆、「八つ墓村のたたりじゃ~」は大人気でした。でも、この映画を実際に見た子供達は、限りなく少なかった事と思います。

映像化された作品の中で、今回紹介するのは1977年公開の映画です。横溝正史シリーズドラマの方もお気に入りなのですが、今回は、「映画」です。

お気に入りのポイントは、出演者の方々です。山崎努さんの演技は、迫真に迫るものを感じます。「八つ墓村のたたりじゃ~」は、山崎努さんが走るシーンと共に残るところです。萩原健一が演じる無愛想な青年も良かったです。(地のような感じもしますが…)また、セリフは少ないものの夏八木勲演じる”尼子義孝”の演技は…、何でしょうか?落ち武者の格好、化粧をして夏八木勲感が伝わるところが、とても不気味で素敵です。

映画の原作

横溝正史原作です。既に紹介していますが、「少年ジャンプ」の漫画になったことから人気に火が付き、次々と映像化されたものですが、”大人の事情”で、この「八つ墓村」のみ松竹が制作されています。しかし、期待通り映画は大人気となり松竹の映画の中でも大ヒット作となっています。この当時に「流行語大賞」と言うもの自体がありませんでしたが、「八つ墓村のたたりじゃ~」は、記憶に残っている人は多いかと思います。

概要です

横溝正史作品ですので、推理小説を原作ですが、この作品だけ松竹の映画と言うこともあり、かなり他の作品とは違うところが多いです。金田一耕助の活躍が見たい方は、ドラマの横溝正史シリーズをお薦めします。

主人公が金田一耕助?

主人公である探偵金田一耕助が事件を解決していくのがベースなのですが、こちらの作品は、萩原健一が演じる”寺田辰弥”がメインに描かれているように感じます。また、金田一耕助の出演場面も少なく、セリフや活躍の場が少ないです。それに、私は渥美清さん=寅さんのイメージが強すぎます。

推理小説?

原作は推理小説なのですが、映画の内容は本当にたたりの話のように感じます。他の作品では、人間が起こす犯罪を地元の昔の言い伝えになぞらえるのが定番ですが、こちらはたたりにより引き起こされている犯罪のようです。

映画キャスト

寺田辰弥(萩原健一)

八つ墓村をほぼ所有している大地主の多治見家の跡取りとして八つ墓村からの迎えにより戻り、事件に巻き込まれる。この映画の主人公のように感じます。無愛想な感じから多治見家の財産に興味が無い設定に無理を感じさせません。

金田一耕助(渥美清)

この映画の最大の違和感です。もちろんですが、この映画が公開された当時であれば違和感を感じなかったと思いますが、今となれば”渥美清”さんは、もはや”車 寅次郎”意外には見えません!さらに、この作品では、事件を解決していくと言うよりも事件を解説していくような設定に感じました。

森美也子(小川真由美)

はっきり言って、この方のせいで子供の頃にこの映画を見るのが怖かったのです!子供の頃は、まぶたを閉じれば追いかけられるのを想像して怖がり、既婚者は嫁に怒られると同じ状況を感じられると思います。

多治見要蔵(久弥の父)&多治見久弥(山崎努)

多治見家の当主親子。父要蔵は、かつて八つ墓村で事件を起こし、失踪。息子の久弥は病気で床に伏せる状況で、寺田辰弥に跡を継がせることを決める。

多治見小竹・小梅(市原悦子・山口仁奈子)

多治見家の双子の老婆です。なぜ、同じ名字なのかも気になりますが、それよりも演じていたのが”市原悦子”さんだと言うのが驚きです。昔見たときは、気がつきませんでした。私の怖い度数は、森美也子→小梅・小竹→多治見要蔵の順です。見た目も怖いが、声も怖かったです。(昔です)

濃茶の尼(任田順好)

この映画を大人気にした「八つ墓村のたたりじゃ~」セリフの方です。ネットで調べることが出来るようになるまで、単に村の老婆かと思っていましたが、本当に尼さん設定でした。

諏訪弁護士(大滝秀次)

神戸の弁護士で、第1の殺人事件が発生する現場です。もはや本職越えの役者さん大滝秀次さん、今回も大滝秀次ワールド全開です。

映画あらすじ

「八つ墓村」と言う名前の村です。その名前だけで、そこに住むのは普通に嫌なのですが…。そこの村の名前の由来が、ご丁寧なことに更に嫌になります。戦国時代に争っていた尼子氏と毛利氏です。破れた尼子氏の落ち武者8人がたどり着いたのが、後の「八つ墓村」です。この時の因縁が後の世に禍を巻き起こします。

多治見家の当主要蔵が昭和の時代にまた事件を引き起こす。その子の久弥は病床に伏せる中、跡目を寺田辰弥に継がすことを決める。

莫大な財産、美人、昔の因縁…、これだけ揃えば、事件は起きます!

それにしても、この事件を解決するには”探偵”よりも”祈祷師”の方になるような内容です。

映画の展開現場

八つ墓村

八つ墓村の名前の由来がある「八つ墓明神」が残る村で、その土地のほとんどを多治見家が持っており、先代当主要蔵が事件を起こしたときに、お詫びに一部の土地を村に寄附する。見た目は山に囲まれた穏やかな農村。

多治見家

八つ墓村のハズレにある大邸宅。敷地内には蔵も複数あり、洞窟への抜け道付!玄関へのアプローチの坂道が気になります。

洞窟

洞窟?鍾乳洞?かなり広大な地下道です。閉所恐怖症の私からすれば、どうして皆さんは躊躇無く洞窟に入っていくのか不思議です。しかも、殺人事件が発生している洞窟です。なお、秋吉台へ修学旅行を控えている小学生達は、この映画を見るのは修学旅行から帰ってからにするのをお薦めします!

まとめ

横溝正史原作のシリーズでは、「犬神家の一族」に並ぶ人気作、有名な作品です。ドラマバージョンでは、金田一耕助が安定の事件解決をしてくれるものがありますので、そちらも是非見ていただきたいのですが、この映画では、洞窟での暗い映像、洋画の「ゾンビ」の源流を垣間見れるシーンが楽しめることと思います。

横溝正史映像を見ていると、どうしても金田一耕助は、古谷一行か石坂浩二に慣れています。そのせいで、他の方が演じていると違和感を感じてしまうのが難点ですが、見比べるのも食べ比べと同じように楽しいものです。

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