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本陣殺人事件 横溝正史シリーズⅠ

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今回から本当の意味で「横溝正史シリーズ」です。こちらは、毎日放送で制作されたテレビドラマです。1977年に放送されたものになります。なお、人気の原作のため、各テレビ局で特番などを含めると化なり多めの作品数になります。

U-NEXTであれば、同名作品を含め25作品(NHK4作品は1作品とカウント)が視聴可能です。【TSUTAYA DISCAS】では、11作品が視聴可能になります。(重複あり)

以前にもお伝えしましたが、同名作品の場合、最初に見た作品が基準となるので、同名他作品を見ると違和感を感じますが、役者さんの演じ方や伝え方の違いを探すのも楽しく感じます。

ちなみに、テレビドラマ番が古谷一行さん、映画が石坂浩二さんと言う認識で、概ねOKかと思います。

前置きが長くなりましたが、この作品は「横溝正史シリーズⅠ」として放送された「犬神家の一族」に次ぐ第2作目です。こちらのシリーズの特徴としてその作品の内容により放送回数が異なるそうです。ちなみに「犬神家の一族」は全5回でした。本作品は全3回です。


ドラマの原作

横溝正史シリーズⅠです。こちらの作品の原作者は「横溝正史」(よこみぞせいし)さんです。ちなみに、本名は「横溝正史」(よこみぞまさし)さんで、読み方を変えてだけの方です。

なお、この作品が横溝正史の書いた「金田一耕助シリーズ」の第1作目にとなる長編推理小説の記念作品です。どうしても「犬神家の一族」や「八つ墓村」に隠れてしまいますが、この作品も映画やドラマに何度も制作されています。

ちなみに、日本家屋は「密室殺人事件」を成立させるには難しかったようです。木造建築である日本家屋、畳をめくり床板をめくれば、外に繋がる構造です。時間や力業を使えば、侵入は可能です。だいたい、鍵を掛けずに住むような地域が多かった時代です。密室を作るのが難しかった時代の密室殺人事件をお楽しみ下さい!

ドラマキャスト

金田一耕助(古谷一行)

多くの方の認識として、やはり金田一耕助と言えば、この方古谷一行さんか石坂浩二さんになるかと思います。今回紹介するのはテレビドラマ版ですので、古谷一行さんです。この方が演じたために金田一耕助は、不潔な人のイメージが定着しています。

日和勇警部(長門勇)

こちらのシリーズで金田一耕助に次ぐ出演者です。何か抜けてような外観ですが、内面的にも何か抜けているような刑事さんですが、完全には抜けていないところのさじ加減が絶妙です。漫才で言うところのツッコミである金田一に対して、原作には登場していないボケ役を見事に演じておられます。もっとも、ボケはボケですが、”おとぼけ”の要素が強めです。

一柳糸子(淡島千景)

一柳家の当主の母。淡島千景さんは大正生まれの宝塚歌劇団の娘役出身の女優さんです。芸名は百人一首から取られている”本当の意味”でキラネームの女優さんです。

概要です

「犬神家の一族」では”斧・琴・菊”を元に連続殺人事件なっていましたが、この作品は「密室殺人事件」です。こちらをメインに話が展開しています。なお、原作小説が発表されているのが昭和21年です。まだ、戦後1年も経ずに発表されています。他でもありませんが、殺人動機の原因に当時の社会認識が反映されているように思われます。現代から思えば、違和感がありますが、当時のSLをリニアモーターカー云々の時代の人が見て、遅い、煙が出てる等と言うのも同じくらいの違和感があります。ここは、純粋に活躍する金田一耕助をお見守り下さい。

なお、前もお伝えしていますが、日和警部とは初対面の設定です。この作品に限らず、現地の警察署に勤務しているので、初対面の体(テイ)が必要なのでしょうか?ちなみに、この作品で日和警部が「警察生活16年」という所があります。16年で警部に昇進しているとは、本当に優秀な人だったのかも知れません。もっともキャリア組であれば、かなりの落ちこぼれになりますが…。

ドラマあらすじ(1話から最終3話)

昭和12年の岡山県のお話です。当時は、結婚式もお葬式も自宅です。しかも、一柳家は旧本陣をしていた旧家です。そこの跡取りの結婚式から始まります。

雪の降り積もった庭に建つ離れで過ごす新婚夫婦。夜半に響く琴の音で、周囲の人達が駆けつけると二人の遺体が…。密室殺人事件です。毎回のことですが、少し強引気味に登場済みの金田一耕助探偵が事件解決に警察に協力していきます。この警察の指揮を執るのが日和警部です。「ルパン三世」の銭形警部の原型のような方です。

殺人現場となった金屏風に残る「3本指の血の跡」…、途中から刷り込まれる「三本指の男」が話題の中心です。金田一が推理した他の有力な容疑者が被害者となる事件も発生し、金田一耕助が悩みます。でも、大丈夫!日和警部が自信満々に間違った方向に進みます!私は思います。正しいことを追いかけて悩むよりも、間違っていても間違っていても気にしない!が優れていることを。

とは言え、推理小説です。事件は解決の方向に金田一耕助が導いていきます。

さて、結末です。容疑者が生きている場合は、やはり本人から聞くのが1番です。今回の容疑者は、動機を語ってくれています。残るは、殺人事件の密室のトリックです。鮮やかに金田一耕助が解明していきます。

なお、さらに私は思います。「人間は素直な人が1番」です。トリックを解明された後は、見ている人は”素直”に感心しておきましょう!それが、横溝正史シリーズ、いえ金田一耕助シリーズを楽しむ心得です。

ドラマの展開現場

現場とは直接関係は内のですが、この作品にはよくSLが登場しています。SLの走る姿を見ると、時代の古さを感じさせてくれています。

一柳家邸宅

旧本陣だけあり、自宅に離れがあります。私の自宅にあった離れは、犬が使用していました。(世間で言うところの犬小屋ですが…)大きな家です。このような家に生まれついていない私では、殺人事件が起きていなくても一人で寝るのが怖いぐらい広いです。

一柳家邸宅裏山

意外とシッカリとした山です。事件の解決に繋がるポイントにもなる場所です。邸宅から近いですが、移動手段や時間が限られた中で、このような裏山があるのが、幸か不幸かは微妙です。

まとめ

SLもそうですが、今回の劇中曲にも”琴”が使用されています。今のドラマや映画でも「シャカシャカ」した音楽が多いのですが、雅さを感じさせる音色の”琴”に少し安心してしまいます。でも、どこか暗さも感じさせます。とりあえず、日本映画には事が似合うと言うことで…。

ドラマ化の第2作品目です。金田一耕助探偵の人となりもイメージ出来てきました。この時代の風潮かも知れませんが、どこか少し抜けたところがあります。ギスギスした時代には、求められる人物像なのかも知れません。

この作品は、こちらで視聴可能です。

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※本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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