仮面舞踏会　横溝正史シリーズⅡ

私のイメージする「仮面舞踏会」は、洋式の仮面なのですが、この作品のイメージされる仮面は純和風の「能面　増女（ぞうおんな）」です。劇中の時代は昭和３５年と言う設定で、戦後間も無くの設定が多かった中、比較的新しい昭和感がある作品です。（令和の時代にですが…）でも、劇中の病院で看護師の方の停電の時に夜間巡回で「ロウソク」が使用されています。違和感を感じますが、その頃の事を知らないので何とも言い難いです。

さて、今回の作品の放送回数は全４回です。

ドラマの原作

こちらの原作は１９６２年から連作されたものです。唐突ですが、「江戸川乱歩」さんをご存じで用か？名前は有名ですのでご存じの方も多いかと思います。今では「名探偵コナン」で知っている方も多いかもしれません。江戸川乱歩より８歳ほど若い横溝正史さんと交友があったようです。私的には江戸川乱歩と言えば、昔の作家さんと言うイメージですが、確かに実在した人と言う感じがしました。

ドラマキャスト

金田一耕助・日和警部（古谷一行・長門勇）

変更ありません。

鳳千代子（草笛光子）

劇中役柄は、女優さんです。しかも、結婚歴は４回で、５回目が控えています。しかも、元夫の職種は、俳優、作曲家、画家です。もう一人（二人目の元夫）居られるのですが、まだ見分けがつかないうちにお亡くなりになっていたので分かりにくかったです。この方はタクシーとの事故と言うことでタクシーと連呼されているのですが、再現シーンは明らかにバスなのですが…。

田代信吉（三木清隆）

本作品の物語にどう関係するのかわからないまま出演シーンが多いので、気になる、気になる。

笛小路篤子（乙羽信子）

一人目の元夫の母です。名門の家柄のお母さまです。演技に名門感が漂います。

的場英明（内田稔）

終始、怪しげな空気感をまとう役柄です。

笛小路美沙（村地弘美）

二人目の元夫との一人娘です。この方は、当時アイドルだった方のようです。

ミチ看護師（大田黒久美）

ドラマ全体を通じ、存在感が多きい方です。素敵な方だったので残念です。

概要です

こちらの作品も人間関係がもつれています。しかし、今回は相関図が分かれば解決する作品ではありませんでした。しかし、人間関係がビデオがない時代に認識できた方がどれだけおられたのでしょうか？見るたびに思います。今回は第３話の最後に出演者の整理があったのでまだ良い方なのでしょうか？

ちなみに、私は映画とドラマを見ているので混同していましたが、映画では金田一耕助と日和警部は初対面ですが、ドラマでは一貫して知合いです。

４人の父親を持つこととなった美沙ですが、どの人に「おじさん」と呼び、無邪気な娘さんです。しかし、元夫たちが連続殺人事件に発展していきます。

第４話の特に最後の時間軸が分かりにくいですが、意外な展開でした。

ドラマあらすじ

今も昔も避暑地で別荘地である軽井沢で溺死死体です。被害者は女優の鳳さんの元夫です。これが事故として処理されていた自動車事故の後、二人目の元夫の事故死です。連続殺人事件と疑い捜査開始です。そこにからまる自殺未遂者です。

今回の特徴は、目撃者の多さでしょうか？多いのですが、それをかばう人が多いのが事件の解決を手間取らせます。他にも、意味ありげに登場してくる怪しい人が困ります。

ドラマの展開現場

軽井沢の別荘地

響きは良いのですが、ドラマに出てくる軽井沢は、田舎のように見えます。別荘地らしく番地と名前が書いてある看板があるのですが、全体的に暗い場所です。しかし、出演者は暗い夜道を平気で歩いています。殺人事件が起きているのに…。

浅間山中

浅間山のどのあたりでしょうか？山道が整備されていましたが、金田一さんは今回も下駄です。違和感ありまくりの若い二人との出会いの場所です。

まとめ

冒頭で比較的新しい時代の作品と紹介しましたが、依然として戦争の影が色濃く残っています。軽井沢の別荘地を舞台に金田一耕助が活躍します。（事件解決をする最後の方ですが…）

しかし、今回のドラマでは別荘を覗かれまくりです。そこに事件解決のヒントがあるので仕方がないのですが…。

今回は今までのシリーズとは違い猟奇殺人ではなかったので

この作品は、こちらで視聴可能です。

こちらのドラマ作品は、U-NEXT で視聴可能です。こちらを参照してください☟。