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映画 シリーズドラマ

犬神家の一族(1976年) 映画

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紹介する横溝正史シリーズは、やはり「犬神家の一族」です。 年代によっては、夏にプールで海で「犬神家の一族」を演じた景観がある方も多いと思います。 あれです!

映画化にあたり、かなり大人の事情が錯綜したようですが、ここは映画について紹介します。ドラマでも放送されていますが、映画の方が私のお気に入りのためです。お気に入りポイントは、やはり犬神家の家です、豪華です。襖や造りがやはり映画の方が勝っており、出演役者さんも豪華に感じます。

映画は、記念すべき角川映画第1作目です。なお、二本立て作品タイトルが「岸壁の母」で、時代を感じさせるものです。この当時は、二本立てが多く採用されていたようです。長編映画+短編映画など旧作を抱き合わせするなどサービスの意味合いが多かったみたいです。

映画キャスト

公開されたのが1976年です。 今から半世紀近く前の話です。 そのため、今ではベテラン役者さんが当時では新人役者さんです。 強めの違和感を感じますが、見ていく内にそれも楽しめます。

金田一耕助(石坂浩二)

主人公です。若いです!爽やかな印象すら感じます。

犬神松子(高峰三枝子)

一言で紹介すれば、「貫禄」です。周囲の俳優さん達と身に纏う空気が違います。犬神家の屋敷内にいる映像だけで怖さを感じます。

犬神佐兵衛(三國連太郎)

まだ若かりし、三國連太郎さんのおじいさん役です。出演時間は短いですが、印象にはシッカリと残ります。

犬神佐清(あおい輝彦)

さすが、元ジャニーズです。しかも、こちらは本当に若いです。

大山神官(大滝秀次)

何を演じても、演じる仕事の本職を越える演技です。もはや、この方の演技が本職の方が目指すゴールですらあるように感じます。

琴の師匠(岸田今日子)

私だけの事かも知れませんが、この方は何を演じられていても「ムーミン」です。出演時間中は、時間の流れが少しゆっくりとなる気がします。「ムーミン」の時もそうなのですが、なにかもの悲しくなる声の方です。

概要です

最初にお伝えしておきます。他でもありませんが、私自身が毎回思うことなので…。この作品は、横溝正史さんの推理小説が原作です。主題としては、残忍な事件を金田一耕助が解決していくお話です。そのため、事件の伏線となるものがあり、それにしたがい連続殺人事件が発生します。そのため、被害者が複数になります。主人公の金田一耕助も自責の念から「助けられたのに…」との想いを口にしたシーンもありましたが、あくまでも警察も金田一耕助も連続殺人事件が発生し、事件が終了してから解決していくスタイルです。被害者からすればたまったものでは無いのですが、推理小説の悲しいところです。

なお、金田一耕助シリーズには、物語の伏線アイテムがあり、「犬神家の一族」では「斧・琴・菊」(よき・こと・きく)です。斧を訓読みで「よき」と読むそうですが、イマイチ納得感が…。

さらに、制作時が古いため現代的にはコンプライアンスが…。そこは大きな心で観賞させていただきましょう!

映画あらすじ

物語の始まりは、「犬神製薬」を創業した犬神佐兵衛翁が遺言を残す所から始まります。その犬神製薬の巨万の富の遺産相続を巡り、不穏な空気が流れる中、そこに満を持して、金田一耕助の登場です。なお、先程もお伝えしたとおり、金田一耕助が登場してから連続殺人事件に発展します。

金田一耕助が事件解決のため?奮闘しますが、連続殺人事件は、「斧・琴・菊」になぞらえて実行されます。

なお、犬神家の一族で有名なあのシーン、湖から逆さの足が出ている情景。あちらには、斧で殺人をしたうえに、殺された被害者「スケキヨ」さんが逆さになることで「スケキヨ」→「”ヨキ”ケス」になるそうです。ヨキ=斧を二重に掛けているそうです。原作との相違を指摘する話もありますが、ここは素直に楽しみましょう!

この映画の殺人事件から学んだ「よき・こと・きく」は、「男・金持ちになる・死ぬ」の後には遺産を巡り争いが発生すると言うことです!なお、貧乏だと生前から争いが発生します。

こちらの「犬神家の一族」は、何度もドラマ・映画になっていますが、この作品が私のお気に入りです。映像の少し暗めの所ややはり「高峰三枝子」さんの迫力が素敵です。時間がある方は、見比べて見るのも良いかも知れません。

映画の展開現場

犬神家の屋敷

犬神製薬があった設定の信州にある豪邸です。湖が敷地内かは不明ですが、ボートハウスも付属施設に有する大きな敷地です。有名な「湖から逆さ足」の撮影場所の仁科三湖は、長野県白馬の南側にある湖です。屋敷内のふすま絵が印象に残っていましたが、映画用に制作されていたものとのこと…。

ちなみに、広大な敷地を有する豪邸のため、映画の主要な場面は敷地内で完結している印象です。

神社やラストシーンの駅なども長野県内で撮影されたそうです。

まとめ

連続殺人事件を主題としているため、子供の頃は見ることが出来ませんでした。今見ても、殺人事件現場は、凄惨なシーンですが、グロテスク感は、他の作品よりまっしです。最近のホラー映画ではもっとグロテスクです。おかげで、今でも見れません。

なお、冒頭のシーンで流れている音楽は”琴”の音楽だそうです。「斧・琴・菊」の一つでもありますが、琴だとは調べるまで分りませんでした。しかし、音色が映画全体を伝えるには最適な音色です。何となく伝わる”もの悲しい音色”です。

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