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夜ドラお勧め シリーズドラマ

悪魔が来たりて笛を吹く 横溝正史シリーズⅠ

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こちらも、このタイトルの語感が耳に残る方も多いかと思います。当時の子供達に大人気のフレーズです。「悪魔が来たりてホラを吹く」言い換えもはやっていました。

横溝正史シリーズⅠの第4作目の放送作品で、全5話です。放送は1977年6月から毎日放送で流されていました。ドラマの冒頭で新聞の号外が配られていたのが「毎日新聞」です。やはりそこは押さえられています。

ドラマの原作

横溝正史原作のこちらも長編推理小説になります。今回も「密室殺人事件」です。「本陣殺人事件」と同じ密室ですが、今回は前回と違い洋館です。でも、洋館でも密室の部屋ですが、ドアの上には怪しげな小窓が…、一目で金田一耕助が密室を解決です。そこまで早く解決していては…、少し全5話の物語この先の展開が心配になりました。でも、「安心してください」…、解明されていますよ!(改めて、最期の定番シーンで!)

ドラマキャスト

金田一耕助(古谷一行)

この回ぐらいから「逆立ち」が多く目につき始めています。金田一耕助の容貌も定着して来ており、フケの頭と和服に下駄です。作品中にも「明治の書生さん」といじられています。

日和警部(長門勇)

金田一耕助と顔見知りでした。ドラマの方は知り合い設定のようです。でも、この頃の警察の方々には、日和警部以外にも活躍している方が居ます。この作品では「ウルトラセブン」が登場です。

椿美彌子(檀ふみ)

檀ふみさんが美人になる前の「可愛い時代」です。

椿秌子(草笛光子)

このシリーズに多く登場されています。登場回数は多く、役柄の幅が広いです。また、それを演じきっているところがすごいです。

玉蟲公丸(加藤嘉)

名バイプレーヤーです。もはや本物の元伯爵に見えます。

 

概要です

当時の時代背景として、戦前の旧貴族や当時世間を騒がしていた「帝銀事件」を物語に取り入れられている。1話での占いの場面は、「こっくりさん」のようにも感じます。描かれている時代は、まだ戦後で荒廃している様子がうかがえます。計画停電の場面もあり、大変な時代です。登場人物も戦争の傷跡が心や体に残る人が多く登場しています。制度の変化や常識も変わる頃のお話です。でも、「お父様」とは、1度でいいので娘に呼ばれてみたいような…。

なお、この作品における重要なアイテムが「フルート」になるのですが、そちらの知識が少なかった作者”横溝正史”さんが、ミスを後日談としてお話になられています。フルートの知識は今でも多くの人がありません。誰も気がつかない気もしますが…。そのような方では無いようです。それよりも私が気になったのは、フルートの音色は重要なシーンかと待ち構えてみているのですが、フルートの音色が普通にBGMに使用されているシーンがありそちらのほうが気になりました。さらに、シャツを裏返しに着ることの方は普通無いのですが…。

出演者は多い方の作品では無いのですが、話題が進むほど人間関係が入り込んでいき、難しくなっていきます。事件のトリックよりも人間関係の解明の方が…。相関図を見た方が理解しやすいのですが、見てしまえば殺人事件の原因が分るので、微妙です。金田一耕助も相関図を眺めて考えています。

ドラマあらすじ

ドラマに当時に発生した実際の事件いわゆる「帝銀事件」も取り入れ、物語が始まる。元伯爵家の洋館に流れるフルートの音色です。生活は苦しかったようですが、はた目には優雅です。砂占いに現れる火焔太鼓の模様が「悪魔の印」です。そこで起こる密室殺人です。今回は、この密室殺人事件のトリックを金田一耕助が解き明かしていく展開かと思いきや、あっけなくトリックを解決です。さすが、全5話です。内容はもう少し深いようです。当時の世相も取り入れられているので、「ドッペルゲンガー」も取り入れられているのでしょうか?しっかり説明するセリフを聞いておかないと分らなくなるので注意です。

今回の連続殺人事件は、「偶然」と「仕方が無い」が重なり続いていきます。この原因は、いつの時代も共通しているかも知れませんが…。事件解明のため、須磨海岸、淡路島へ向かいます。

やはり、解決の場所は最初に事件が起きた場所です。連続殺人事件の結末は、悲しい死で終演します。

ドラマの展開現場

玉蟲元伯爵お屋敷

玉蟲元伯爵の自宅に椿元子爵と新宮元子爵が同居しています。これから見られる方のために、草笛光子さんが姉で長門裕之さんが弟で共に玉蟲元伯爵の親戚にあたります。

須磨の元別荘

事件が起こる原因が生まれた場所になります。戦火で焼けたので、灯籠が残るぐらいです。

まとめ

この横溝正史の金田一耕助シリーズの特徴かも知れませんが、犯罪を犯すのは悪人では無く、不幸な方の場合が多いです。まっ、犯罪を犯しているので悪い人なのですが…。そして、その犯罪者は自ら罪を償おうとします。その行為については、良くは無いのですが、本当に後悔している気持ちは理解できます。原作の小説が書かれている時代の世相を反映している作品です。

役者さんと役名を事前に確認してから視聴すれば、分りやすいかも知れません。間違っても相関図は見ないことをお薦めします。

この作品は、こちらで視聴可能です。

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