第29回のあらすじです。
織田信孝(結木滉星)から明智討伐の差配を任された秀吉(池松壮亮)。焦らず敵を追い詰め、光秀(要 潤)を生け捕りにすべきと考えるが、信長を失った織田勢の足並みはそろわず、逸(はや)った高山右近(市川知宏)らが敵陣に攻め入る。小一郎(仲野太賀)は初陣の与一郎(大西利空)を残し、自身は援軍として戦場へ。だが与一郎は、刺客から信孝を守って負傷してしまう。一方、小一郎は秀吉に、どうしても光秀と話したいと頼まれ…。
(NHK公式HP)
- どこで見れるのか視聴方法を知りたい!
- 今回のタイトルエピソードを考える
- NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第29回「天下への道」について知りたい
という方は、ぜひ続きを読んでみてください。
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、2026年大河ドラマです。U-NEXTで視聴できます。
「豊臣兄弟!」は、現在U-NEXTで配信され視聴できます。配信画面には、各話の概略も紹介されていますので、覗いてみて下さい。なお最新話は約1週間後の配信となります。
いますぐ視聴したい方はこちらからU-NEXTの「31日間無料トライアル」にお申込みください。
ドラマの詳細はこちらで紹介しています
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」どこで見れる
-
-
大河ドラマ「豊臣兄弟!」どこで見れる?あらすじ・キャスト・各話感想・ゆかりの地まとめ
~各話・ゆかりの地・歴史解説まで楽しめる完全ガイド~ 2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」です。 本作で描かれるのは、天下人・豊臣秀吉ではなく、その弟・豊臣秀長です。 NHK公式HPでは、 「強 ...
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」キャスト
-
-
2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」 キャスト
2026年の新作大河ドラマ「豊臣兄弟!」です。 NHK公式HPを参考にすると「大河ドラマ第65作で描くのは、戦国時代のど真ん中!!強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡― 夢と希望の下剋 ...
タイトルエピソードです
NHK公式ホームページによると今回の第29回より第8章「天下一統編」になるそうです。
今回のタイトル「天下への道」には、誰もが主人公になる事を望んでいるようです。
①織田信孝(三男)と織田信雄(次男)
四国征伐軍の大将信孝は秀吉率いる中国大返し部隊と合流し信長のかたき討ちの準備が整います。そこに次男信夫雄からの手紙…、今から行くので待っててね!でした。三男の立場の人がこの内容の手紙では立ち止まれません。信雄は手紙を出す暇があれば、早く戻るべきでした。
②家康と織田家
秀吉帰京の情報を基に、早々に信長の弔い合戦は止め、しっかりと領土拡張のご様子です。派手さが無い分、堅実でした。
③秀吉と勝家
ここの対立線が今回の最大のタイトルの所以でしょうか?秀吉の情報収集と発進力、行動力と統率力…、全てで一歩遅れている勝家に思えます。その差は、不運や距離的なものの以前に天性のものを感じます。
勝家の勝ち筋は、家康を見倣い「上杉討伐」を完結させ、領土拡大の選択が良かったように感じます。
④秀吉と光秀
斬新な設定でした。この二人が密談していた!光秀との密談が秀吉にプラスになる物があったから望んだように思えます。
現状では、何がプラスになるかは不明ですが、光秀と二人きりで出会った事実は残ります。今は隠しておいても、必要になった時点で秀吉の都合の様い内容で説明することが可能です。問題は、いつどこで使うかですが…、清須会議?
⑤秀吉と小一郎
ふたりの天下への道で締めくくられてように思えた第29回でした。しかし、同床異夢?秀吉の天下に込めて想いと小一郎の描く天下の”ずれ”を少し感じさせられました。同じ天下を目指しながらも、その中身に差が出来始めた契機になった?
今回の疑問…
与一郎…、不運
与一郎の不運と言うか、小一郎の不運か…。信孝を矢からかばい負傷します。最初は肩だから致命傷では無いかと思いましたが、さすがは光秀軍です。毒矢を使用していたという理解をしています。
しかし、その重症にもかかわらず、しっかりと長浜城に戻って来たようです。死因はその移動距離に思えて仕方が無かったのですが…。しかし、これで秀吉にとっての信長、小一郎にとっての与一郎の敵と確定した光秀です。
あさひ、妹の悲運
いつも貧乏くじを引いている印象です。今回も薬草を他の誰よりも多くとってきて、八幡さんの護符まで貰いに行き、どこに行っていたと非難までされています。姉妹の力関係が当時も今も同じことが描かれていると理解して良い?
何故、坂本城?周山城でしょう!
私的には、これが最大の疑問です。昔から思っていたのですが、山崎の戦いの結果いかんにかかわらず、旧織田軍の兵数は大軍です。細川や高山が味方に付いてもその数の差は明らかです。この状況で坂本城を本拠にしていた理由が疑問です。坂本城は琵琶湖の制海権を持っていれば強さも感じますが、たとえ安土城を押さえていたところで制海権は別物です。
周山城です。京都嵐山から福井県小浜市に通じている現在の162号線別名周山街道です。その周山街道に明智光秀が築いた城が「周山城」になります。こちらの立地はその狭い周山街道沿いの山間にある近代城郭を備える城です。大軍を迎え撃つ籠城戦にはぴったりと思うのですが…。もちろん、援軍が期待出来ての籠城戦ですが…。光秀の所領が丹波という事も合わせれば適当と思います。
なお、山崎の戦の2年後に秀吉がこの城を訪れています。意味もなく秀吉が訪れたとは思えません!
元をただせば…、
光秀が期待していた畿内大名は、信長が光秀に付けた大名たちです。本社社長を謀殺した支社長の光秀について行く方が考えにくいのですが…。
京都では、有名な言葉なのですが…
「洞ヶ峠の筒井順慶」です。洞ヶ峠で来てはもらえぬ順慶を待っていた光秀の故事にちなんだ言葉です。都はるみさんの歌になりそうな情景です。今回は、まったく触れられませんでした。何故、描いてくれなかったのでしょう?ちなみに、洞ヶ峠は現在の国道1号線の京都と大阪の境にある峠です。
第29回ゆかりの史跡
毎回本編の最後に流れている「紀行」で紹介されていたのが「山崎合戦古戦場跡」でした。私も先日訪問しましたが、その時に気になっていたのが「小泉川」です。川なので史跡では無いのですが、記念碑の横に意味ありげに流れています。ホタルの生息地のようですが、清流とは言えないですがこの流れが昔、秀吉と光秀を隔てていた川と思うと感慨深いです。
「豊臣兄弟!」第28・29回ゆかりの地を実際に巡る
-
-
「豊臣兄弟!」第28・29回ゆかりの地を実際に巡る
秀吉が走った先にある場所「山崎合戦古戦場跡」と光秀が目指した「勝竜寺城」です。話題としては第28回から29回に相当すると思われます。 大河ドラマ「豊臣兄弟!」で描かれる豊臣秀吉の飛躍を語るうえで、天正 ...

見どころ
名将は名将を知る
秀吉と光秀です。敵味方に分かれても、将としての才能は同程度だったようです。あくまでも将の才能だけですが…。
光秀の勝ち筋は、「信長の死、敵軍の数の多さ、敵軍の速さ」でした。敵軍の大さと速さは、光秀の敗因と言われていただけに、ここに勝ち筋を見るところが光秀の才になると思いました。しかし、秀吉も考えることは同じでした。
秀吉の頼み
光秀との密会の場を部下に頼みます。方法は皆に問う形式を採用していますが、明らかに最初から秀吉の考えのようです。小一郎と官兵衛が中心に実行したようです。
秀吉と光秀
このシーンが今回最大の見どころでしょう。光秀は秀吉が信澄を助命したことが原因で信長の死を招いたのではない事を聞きたがっていたように言っていましたが…、秀吉にとってそのような事はもはやどうでもいいように想っていたように思えます。秀吉が望んだのは、「天下への道」を秀吉自身が進む覚悟を決める場として求めたように思えます。光秀の回答は、どうでも良かった。
将としての才は同程度かと思いますが、天下を狙う人物としては、文字通り天と地の差があるように感じました。
信長と義昭
こちらの二人は、秀吉と光秀との会話でしか登場しませんでしたが、秀吉の信長、光秀の義昭です。信長は、家臣に忠誠と冷徹さを求め、義昭は家臣に依存し温情を示していたように感じます。私的には…、義昭です。
「天下への道」感想
第29回「天下への道」は、明智光秀を討つための戦いを描きながら、秀吉が「信長の家臣」という立場から、「天下を目指す者」へと変わっていく重要な回だったように感じました。
NHK公式ホームページによると、今回から第8章「天下一統編」が始まりました。
その章の最初に置かれたタイトルが「天下への道」であることを考えると、今回の物語は単なる山崎の戦いと言う軍事的なものから天下取りの政治の始まりです。
織田家の後継者争い、秀吉と勝家の対立、家康の領土拡大、そして秀吉と光秀の密談が描かれ、それぞれの人物が自分自身の「天下への道」を歩き始めた回だったと思います。
特に印象的だったのは、秀吉と光秀の関係です。
敵と味方に分かれた二人ですが、将としての才能を互いに認め合っているように見えました。
光秀は、信長の死によって生まれた混乱と、敵軍の数、そして中国大返しによる秀吉軍の速さを自分の勝機として考えていました。
しかし、秀吉もまた光秀と同じように、戦況を冷静に分析していました。
「名将は名将を知る」という言葉が、まさに当てはまる二人です。
ただし、二人には決定的な違いがありました。
光秀は信長を討った後に天下一統を題目に据えていたのかもしれませんが、秀吉は光秀を討つことだけではなく、その先にある「天下」を見始めていました。それを象徴するのが「敵は本能寺にあり」です。信長を討つことを目指した光秀と信長の後釜を目指した秀吉です。
秀吉が光秀との密会を望んだ理由も、光秀から何か重要な答えを聞き出したかったというより、自分自身が天下への道を進む覚悟を決めるためだったように感じます。
光秀が何を語るのかは、秀吉にとってそれほど重要ではなかったのかもしれません。
信澄を助命したことが信長の死につながったのではないかという光秀の疑問に対しても、秀吉はすでに過去を振り返る段階を終えていたように見えました。
秀吉にとって重要なのは、「なぜ信長が死んだのか」ではありません。
信長が死んだ今、自分の覚悟を固めるです。
ここに、秀吉と光秀の大きな差があったように思います。
光秀は信長を討った人物です。
しかし、秀吉は信長の死をきっかけに、自らが天下を目指す覚悟を固めていきます。
同じく信長の死を利用しようとしているように見えても、二人の視線の先には大きな違いがありました。
そして今回、もう一つ大きな意味を持ったのが与一郎の負傷です。
与一郎は、光秀の刺客から信孝を守るために矢を受けました。
これによって、秀吉にとっての信長だけではなく、小一郎にとっての与一郎の敵もまた光秀になったように思います。
兄弟の物語として見ても、ここは非常に重い場面でした。
家族の中で、いつも誰かが貧乏くじを引いてしまうことがあります。
あさひは、まさにその役割を担っているように見えます。
しかし、彼女の存在は豊臣家の物語に人間らしさを与えています。
天下をめぐる男たちの戦いだけではなく、その裏側で家族を支える女性たちの苦労も描かれているからです。
今回のタイトル「天下への道」は、秀吉だけのタイトルではないのかもしれません。
信孝は織田家の後継者として天下を目指します。
信雄もまた、次男として自分の立場を守ろうとします。
勝家は秀吉に対抗する立場として、信長の無念を晴らそうとしていますが、いつも一歩遅れています。
家康は派手に動くことなく、領土を広げながら確実に力を蓄えています。
そして秀吉は、信長の家臣から天下人へと進む道を歩き始めました。
誰もが自分こそが主人公になろうとしているように見えます。
その中で、最も強く「天下への道」を意識しているのが秀吉だったのではないでしょうか。今回、光秀と密会するのが小一郎かと推測していましたが、主人公が…。
第29回は、明智光秀を討つ戦いの始まりであると同時に、秀吉が「天下を取る」という大きな目標に向かって進み始める回だったと思います。
まとめ
第29回「天下への道」は、織田信長の死後に始まる天下争いの幕開けを描いた重要な回でした。
今回から第8章「天下一統編」が始まったことで、物語の中心は「信長のもとで生きる秀吉」から、「信長亡き後の天下を誰が手にするのか」という大きな争いへと移っていきます。
今回のポイントを整理すると、次のようになります。
- 信孝と信雄の間にある織田家内部の立場の違い
- 家康が弔い合戦よりも領土拡大を優先した判断
- 秀吉と勝家の天下をめぐる対立
- 秀吉と光秀という名将同士の対峙
- あさひが背負う豊臣家の家族の苦労
- 秀吉が天下への道を進む覚悟を固めたこと
特に重要なのは、秀吉と光秀の密談です。
この二人が戦場で直接顔を合わせて話すという展開は、非常に斬新でした。
しかし、今回の密談は秀吉にとって、光秀から情報を得るための場というより、「天下を目指す覚悟を決める場」だったように感じます。
今回のタイトルである「天下への道」は、これからの物語全体を示す言葉でもあります。
秀吉が天下人へと近づく一方で、勝家、信孝、信雄、家康らもそれぞれの道を歩み始めています。
誰が天下への道を最も早く進むのか。
誰が道を誤るのか。
そして、秀吉は信長の家臣からどのようにして天下人へと変わっていくのか。
第29回「天下への道」は、これから始まる天下争いの序章であり、秀吉が大きな一歩を踏み出した回でした。
次回以降は、明智光秀との決着だけでなく、秀吉と勝家の対立、織田家内部の争い、そして家康の動きにも注目したいところです。
「豊臣兄弟!」は、秀吉一人の天下取りを描くのではなく、秀吉と小一郎という兄弟の物語として天下への道を描いています。
そのため、与一郎の死によって小一郎がどのような決意をするのかも、今後の大きな見どころになりそうです。
最後に何ですが、「山崎の戦い」よりも「天王山の戦い」の方が親しみがあるのですが…。