何故、今”横溝正史シリーズ”なのか?簡単です!
私は、子供の頃”怖いドラマ”を見ると寝れませんでした。もっとも大きくなった現在もホラー映画は見れていません!怖いから…。
しかし、今であれば「横溝正史シリーズ」であれば、見ることが出来ます!今では、立派な(怖がりな)大人ですから!
作品の特徴は、猟奇殺人がメインになります。そのため、映像的には残酷なシーンがありますが、古い作品のためそれほどリアリティーを感じません。(失礼!)洞窟もドラマの中では多く出てきますが、そこで飛び交うコウモリ達も少し愛嬌を感じます。
と言うことで、横溝正史シリーズです。他でもありませんが、子供の頃に見た映画の宣伝文句が忘れられません。皆さん(年齢層高めの)も耳にしたことがあるかと思います。「鵺の啼く夜は 恐ろしい」とか「悪魔が来たりて 笛を吹く」等、記憶に残っています。
概要です
なお、今回紹介する横溝正史シリーズは、テレビドラマです。こちらのシリーズは、1977年(昭和52年)と1978年(昭和53年)に放送です。まだ産まれていない方も多いかも知れませんが…。ドラマを特定するため、特に主人公である金田一耕助を演じている「古谷一行」作品を横溝正史シリーズⅠ・Ⅱとして紹介していきます。また、それ以外についての作品については、横溝正史作品として紹介していきます。
TBS系列で毎日放送と(旧)角川春樹事務所で制作されています。なお、横溝正史シリーズⅡは1978年からの放送です。現在ではドラマ制作は、ほぼ東京ですが、映画制作のメッカであった京都の映画撮影会社の複数で撮影をされています。
引用ついでに、横溝正史シリーズのヒットの元は、「少年マガジン」で連載された「八つ墓村(1968年)」の漫画であり、その後角川文庫で出版され、ベストセラー、映画化・ドラマ化されていきます。
時代が古いため、上方が少なく上記資料は「ウィキペディア」を参照しています。
なお、便宜上「横溝正史シリーズ」の第1シリーズを「横溝正史シリーズⅠ」と表記させていただきます。
原作とテレビドラマと映画
横溝正史作品は、多くの作品がテレビドラマや映画になっています。テレビドラマと映画では内容が異なっています。異なっているのが良いのか?悪いのか?私的には微妙です。同じであれば、「もう見たから知っている」ですし、違っていれば「違和感を感じます」…、そのため微妙です。なお、原作とドラマでは更に異なっています。でも、そこは昔のことですので、ご愛敬です。
原作者
タイトル通り「横溝正史」さんです。以下が略歴になります。
1933年 - 「本陣殺人事件」で直木三十五賞を受賞。
1937年 - 「獄門島」で江戸川乱歩賞を受賞。
1950年 - 「悪魔が来りて笛を吹く」で直木三十五賞を受賞。
1959年 - 代表作となる「獄門島」が映画化される。
1962年 - 「黒蜥蜴」が映画化される。
1981年 - 肺炎のため死去。享年79歳。
原作に今日海がある方は、こちらを→書籍
まとめ
今回は、「横溝正史シリーズⅠ・Ⅱ」のシリーズ紹介のみです。個別の作品について、別途紹介していきたいと思います。
全体的な感想ですが、作品の現場となる場所が中国地方が多いように感じます。特に瀬戸内海の小島がメイン会場のように感じました。また、古い作品ですので戦前、戦後の大変な時期の頃に起きる事件です。警察の体制や個人情報の取り扱いについて、現代の感覚で見ると違和感があります。もっとも最大に感じる違和感は、40年以上前の作品なので出演している俳優さんや女優さんが今では、ベテラン俳優・女優さんです。「真珠郎」に出演されていた大谷直子さんが菊川怜さんにしか見えません。他にも、檀ふみさんが娘役ですし、特に好きなのが、日和警部役の”長門勇”さんです。役者さんですが、演じていると言うよりも地でされているような、とぼけ具合が最高に素敵です!
冒頭でも触れましたが、横溝正史シリーズの怖い場面は、今の年齢の私が見れば、どうにか見れる範囲のものです。ですが、別の意味で”年齢”のせいで夜に目が覚めるのが、悲しいです。
最後になりましたが、横溝正史シリーズは人気があり、ドラマ・映画化を何度もされています。演じる役者さんが代り、内容も変更されている部分もありますが、私にはその差で表現を変えて紹介する能力がありませんので、私のお気に入りの作品の方を紹介させて頂きます。
また、金田一耕助と等々力警部とのやり取りがこのシリーズの楽しさの一つですが、基本設定で毎回”初対面”だそうです。シリーズを通して見ているので、どうしても”そろそろ知り合いに”なって頂きたいとの思いが出てきます。
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