朝ドラ「カーネーション」　第１２週のエピソードを総まとめ　「薄れゆく希望」この時代に明確な希望の姿はありません

朝ドラ「カーネーション」です。朝ドラ「カーネーション」はU-NEXTにて配信されており、視聴できます。

大阪・岸和田の呉服店に生まれたヒロインが、洋服にあこがれ、ミシンと出会い、父の猛反対にもくじけず洋裁の道を突き進む。２０歳で自分の店を開き、結婚するが夫は戦死。さまざまな苦難を乗り越え、日本のファッションデザイナーの草分けとなったパワフルな女性の一代記を描いた作品です。主演は、令和６年前期朝ドラ「虎に翼」のナレーションを担当された尾野真千子さんです。

• 作品について第１２週目のエピソードを知りたい！
• 今週のタイトルの意味を知りたい！
• どこで見れるのか視聴方法を知りたい！

という方は、ぜひ続きを読んでみてください。

週間タイトルは花言葉になっています

朝ドラ「カーネーション」は、現在U-NEXTで配信されており、視聴できます。

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朝ドラ「カーネーション」の概略

このドラマのモデルは、小篠綾子さんです。かの有名なコシノブランドを産んだデザイナー、コシノヒロコ・コシノジュンコ・コシノミチコの三人姉妹を産んだ、まさしく生みの親になります。２０歳で自分の店を開き、結婚するが夫は戦死。さまざまな苦難を乗り越え、日本のファッションデザイナーの草分けとなったパワフルな女性の一代記を描いた作品です。女性の生きにくい時代に、自分の目指すものを見つけひたすらに突き進んでいきます。

「カーネーション」１２週目　花言葉

第１２週目のタイトルは「薄れゆく希望」です。この花言葉を持つ花は「アネモネ」になります。他の花言葉は「儚い恋」、「恋の苦しみ」、「嫉妬のための犠牲」等です。

ちなみに、花の名の由来は、ギリシャ神話では、悲恋の物語として、またギリシャ語では「風を意味するアネモス」、開花時期に花が揺れる姿からと諸説あります。

タイトルエピソード

「薄れゆく希望」でしたが、１週間を通じて、全体のエピソードで描かれた内容でした。

今週で描かれた数多くのエピソード、それらの一つ一つが糸子、糸子の大切な人達の「希望」を持ち去り、消えていっています。

糸子を守り続け支援した父、町内会・世間の評判、食料・お金、糸子のプライド、戦地の勝への手紙、子供たちの軍事教育、友人たちの境遇、だんじり祭りの中止、勘助。

だんじり祭りの中止の時の糸子の言葉、「燃料切れ」でした。糸子の心の希望も「燃料切れ」？

朝ドラ「カーネーション」　再放送

朝ドラ「カーネーション」が放送されています。この頃の朝ドラは、本編が週６回放送です。

放送

NHKBS　月～土　午前７：１５～７：３０

BSP4K 　月～土　午前７：１５～７：３０

再放送

NHKBS　毎週日曜日　午前８：００から９：３０　６話分連続

BSP4K 　毎週日曜日　午前８：００から９：３０　６話分連続

第１２週目「カーネーション」　ネタバレ

週間タイトル「薄れゆく希望」です。旅行にいった父善作、数日後に遺骨となり無言の帰宅です。悲嘆にくれる家族、詫びる同行した友人たち。

葬儀

戦時中で誰もが葬儀を控えめにする中、糸子は盛大に父善作の葬儀を執り行います。このせいで、食料やお金も無くなりますが、全力で見送りたい糸子、善作の知り合いに対してもお礼がしたい様でした。

葬儀手伝いの町内会

善吉の葬儀に、多くの人が弔辞に訪れます。しかし、手伝う町内会の婦人たち。糸子の知り合いは、糸子を疑いませんが、付き合いが薄い人たちは、糸子の家の贖罪の多さを闇から仕入れたように疑います。しかし、糸子の他人の目への注意が不足しているように感じてしまいます。

葬儀の後

食料が無いです。香典で食料を確保しようとしますが、近所の商店では購入できませんでした。闇で購入している噂によるものでした。とりあえず、隣末での購入をすると共に、祖母の”すいとん”でしのぎます。

配給の誘い

糸子も疑いの目を向けた電気屋のおばさん。配給の案内と一緒に行こうと誘ってくれます。履物屋さんと三人そろって配給に向かい、父の遺してくれた人たちの感謝する糸子でした。

ミシン供出

糸子の闇のうわさが広まる中、喪中ですが店の営業再開です。幸い、客は集まります。しかし、そこに町内会国防婦人会のメンバーがオシャレモンペの糾弾とミシンの供出に来ます。見事な啖呵で追い返す糸子。

糸子不在の食卓で素人の啖呵で無いことを主張する昌ちゃん、少し思い当たる妹３人です。

父に頼る？

仏前でミシン供出を逃れる方策を父に教えを乞う糸子です。その後ろで手を合わせる長女優子。そこで思い出した散髪、おかっぱ頭の完成です。

そこから、軍服に繋がります。軍服を作る事でミシンの供出を免れました。

ちぐはぐな手紙

父の訃報を知らせる手紙を戦地の勝の送り続ける糸子ですが、勝からの手紙には「お父さんは元気ですか？」…。国に手紙を管理する能力を維持する能力が無くなっているようです。

優子の変化

学校での軍国主義教育の影響を受ける長女優子。子供同士の遊びにも影響しています。町内会での軍事映画見たいと駄々をこねる優子、次女も興味を持ちます。二人の娘に押し切られ軍事映画、しかし二人の娘のイメージと異なるようで、映画を後にします。その帰り道、赤狩りです。

糸子の機転

学校での軍事教育に対抗すべく、赤狩りに対応した、色の変化を楽しめるように高価な色鉛筆を与えます。子供には、子供らしい教育を与えるのが糸子の考え方のようです。お金を気にする昌ちゃん、お金に代えがたいもの子供の将来です。

八重子も働き始める

昭和１９年４月です。あと半年で終戦ですが、町内会国防婦人会の代表の次男の葬列が糸子の前を通ります。手を合わせる糸子たち、さすがに気落ちをしている姿を見送ります。家の中では子守をする八重子、高価なパーマ機も供出し、糸子の所で働いています。食べる物、お金、働く場所すべてが少ない時期です。

奈津からの電話

奈津からの話。奈津の実家の買取の申し出でした。しかし、糸子にも購入は困難な金額。糸子も金策、購入に手を尽くしますが、奈津だけでもと思い、料亭に向かいますが、既に奈津たちの姿はありません。料亭も軍需産業に買いたたかれたとの事でした。

だんじりの中止

糸子たちの楽しみであり支えの「だんじり祭り」でしたが、引き手の男手が足りず、中止に決定です。善作の遺影に中止の報告をする善作の友人たち、「悔しい」糸子の言葉になります。

２度目の出征

糸子の家の裏、糸子の姿を静かに見守る勘助。偶然出会う光子（糸子の末妹）、勘助が糸子のことを頼み、会う資格のない事、そしてそのれらの事全てももうすぐ終わる事を伝え去っていきます。後を追う、糸子でしたが既に去った後でした。

１月後

勘助の葬列が糸子の前を通ります。呆然と見送る糸子。

昭和１９年の１万円の価値

戦時中で正確な比較も困難なようですが、現在の通貨価値に変換すると約１千万円程度との事です。物々交換も多い中、金額では表せないことが多いかと思います。

目に見える物だけでなく、多くのものを失います

カーネーション　キャスト

安岡勘助：尾上寛之

小原糸子の幼馴染。前回の出征後、精神に支障をきたし、励ます糸子の行動が逆効果になり、勘助の母から絶縁を言われている中、２度目の出征へ。糸子に直接会うことなく、その姿だけを目に焼け付け、今の覚悟を糸子の妹に伝え戦地に赴きます。

まとめ

朝ドラ「カーネーション」第１２週目でした。

今週の週タイトルは、２，３のエピソードで描かず、１週間を通じて描かれたように思います。今までも同様な週もありましたが、今週は特にそう感じさせる内容でした。糸子の周囲の物だけでなく、人や精神的な支えまでも失い始めていきます。早く８月になる事を祈りたいです。

朝ドラ「カーネーション」を最初から見たい方へ

ドラマはすでに放送中です。しかし、今からでも追いつけます。