「アトミック・ウォー 大腸編」どこで見れる　アニメ（２０２２年）

人生の中で、楽しい経験がいくつあるだろうか？今、こちらを見た方は、この作品を見れば、新たに一つだけですが、楽しい経験が増やすことができます！いえ、こちらの作品は、楽しいだけではありません！いくつもの要素が含まれています。是非、お確かめください！

撮影に関する情報が少なく、制作費等は一切不明ですが、あふれるチープ感は、いくら大金を使用しても漂わせることのできないレベルです。そして、それは作品最後のエンドロールを見れば、同じ名前ばかりが出てくるところからも確信できる”手作り感”と言う親近感を味わうことができます。

アニメの原作

原作ではなく、原案として「埼玉大学怪獣研究会」と紹介されています。出来れば、「埼玉大学”細菌”研究会」としていただいた方が良かったかと思います。しかし、凝縮した内容構成に感服です。なお、脚本は声優として出演されている”菅原塁翔さん”です。

さすが、日本が誇る「国立学校法人埼玉大学」です。作品に文化の香りが漂っている気がします！

ちなみに、こちらの作品は「第３４回（２０２３）東京学生映画祭アニメーション部門入選作品」です。

アニメキャスト（エンドロール順）

トイレの男　（宮内智志）

文化性の高い作品だけあり、私には理解できていないところがあり、紹介が不十分なところがあるかと思いますが、作品の終盤に登場です。セリフでは無く、演技だけで視聴者に語り掛けてきます！

知的大腸菌　（菅原塁翔・飯田海斗）

こちらも私的には、どちらの方がどなたを演じられていたいたのかが不明です。しかし、知的動物の運命の悲哀さを十分に感じられました。

概要です

この作品が取り扱う世界は、実に壮大です。冒頭から人類世界全体を描かれています。しかも、その描く幅は、人類が絶えた後にも及びます。知的進化の行き先は、やはり争いになるのでしょうか？限りなく社会派の問題作品です！人類の平和は、進化の逆方向に進むことを示唆しているのか？

この作品が描いている内容は、人の愚かさ、知的と争いとの関係性、歴史は繰り返し、時はすべて流れ（ラストシーンでも）ている。等をギュッとまとめておられます。さすが、国立大学の学生さんです。立派に主張されています。

映像的には、CGアニメとクレイアニメと特撮で構成した作品です。ちなみに、”クレイアニメ”とは、ストップモーションで粘土作品を動かして製作するアニメーションです。ハイブリッドアニメの誕生です！

アニメあらすじ

人類史上、絶える事の無い争い、人類の愚かさを広く問いかける内容から始まります。

核兵器により最後の人間が８日後に死亡し、人類が滅ぶ。この時からこの物語が静かに始まります。主人公「大腸菌」の進化です。

知性を得た大腸菌、禁断の果実は争いを巻き起こします。

なお、U-NEXTのストーリー説明を下記の通り引用すると…

学園祭当日、お祭りムードに包まれて大いに盛り上がる構内の片隅で、ある男がひっそりとトイレにこもっていた。すると、突然外から戦闘機の轟音が聞こえてくる。ちょうどその頃、高度1600フィートの中空で、核爆弾がさく裂したのだった…。

だそうです。…？私には、映像文学の造詣が無いようなので、ここまでは理解できませんでしたが…。楽しめます！

アニメの展開現場

人間社会　（渋谷でしょうか？）

多くの人が、核兵器の恐怖やその影響を考えずに行動している社会です。その場所に核弾頭が投下されています。

直腸内大腸菌コロニー

大腸菌のコロニーは、まさに「ガンダム」のコロニーを彷彿させます。放射能により進化した文明社会を構築しています。

トイレ

感動と問題のラストシーン？ひょっとして、「トイレの神様」落ち？

まとめ

今回、こちらの作品を紹介したきっかけは、他でもなく「BATTLESHIPヤマト」を見終わり、放置していると関連作品？でしょうか？次の作品が準備されます。その画面に映る”チープ感”に惹かれ視聴して出会いました。良い作品との出会いは、偶然かもしれませんが、「類は友を呼ぶ」的な必然的なものがあるのかもしれません。

なお、前後”させ”ましたがこちらの文章を読まれた方は、何分ぐらい掛かられたでしょうか？ちなみに、今回紹介した作品の上演時間は６分です。なにとぞご理解よろしくお願いいたします。さらに、ラスト１分はエンドロールです！本編は約５分。

その５分にちりばめられた映像作品、巨匠「菅原塁翔監督」の将来が気になります！なお、この方がほぼ制作にかかわるほぼ全ても兼任されています。

この作品は、こちらで視聴可能です。

こちらのアニメ作品は、アニメ観るなら＜U-NEXT＞で視聴可能です。こちらを参照してください☟。