大河ドラマ「豊臣兄弟!」第12回「小谷城の再会」で登場した“天下人の石”藤戸石。
その藤戸石を現在も見ることができる場所が、京都の醍醐寺です。
醍醐寺は、豊臣秀吉が晩年に開催した「醍醐の花見」の舞台としても知られています。
境内には秀吉ゆかりの庭園や建築が残されており、戦国時代の空気を今でも感じることができます。
この記事では、醍醐寺の歴史や藤戸石の意味、実際の観光モデルコース、アクセス情報まで、大河ドラマファン向けに分かりやすく紹介します。
紹介内容です
醍醐寺とは?|秀吉ゆかりの世界遺産
京都市伏見区にある醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山として知られる歴史ある寺院です。
平安時代の貞観16年(874年)に、弘法大師・空海の孫弟子である聖宝によって開かれました。
1994年には、「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産にも登録されています。
醍醐寺の特徴は、なんといってもその広大な境内です。
山上エリアの「上醍醐」と、ふもとの「下醍醐」に分かれており、全体では約200万坪もの広さを持っています。
「下醍醐」が「三宝院、伽藍、霊宝館」になります。
境内には国宝の五重塔をはじめ、多くの歴史的建造物や文化財が残されています。
特に五重塔は、京都府内に現存する最古の木造建築として知られており、醍醐寺を象徴する存在です。
また、醍醐寺は「花の醍醐」とも呼ばれる桜の名所として有名です。
豊臣秀吉は慶長3年(1598年)、ここで「醍醐の花見」と呼ばれる盛大な宴を開催しました。
その際、秀吉は近畿各地から約700本もの桜を集め、三宝院庭園を整備し、豪華な花見を演出したと伝わっています。
この「醍醐の花見」は、単なる宴会ではありませんでした。
天下統一を成し遂げた秀吉が、自らの権威と美意識を世に示した“桃山文化の象徴”とも言える一大イベントだったのです。
現在でも毎年4月には「豊太閤花見行列」が開催され、秀吉ゆかりの寺として多くの観光客が訪れています。
さらに、三宝院庭園には、大河ドラマ「豊臣兄弟!」第12回でも話題となった“天下人の石”藤戸石が残されています。
ドラマを見た後に訪れると、秀吉がなぜこの石に特別な意味を見出したのかを、実際の景色から感じ取ることができます。
歴史好きはもちろん、大河ドラマファンにとっても、醍醐寺は「戦国時代の美と権力」を体感できる特別な場所と言えるでしょう。
醍醐寺アクセス・拝観時間まとめ
アクセス
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京都駅から地下鉄東西線利用
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「醍醐駅」下車徒歩約10分
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車の場合は有料駐車場あり(幹線道路を離れるとかなりの細い道名になります。そして分かりにくいです)
拝観時間
- 夏期:3月1日〜12月第1日曜日までの期間……………午前9時〜午後5時まで
- 冬期:12月第1日曜日の翌日〜2月末日までの期間……午前9時〜午後4時30分まで
※閉門時間30分前で受付終了(春期期間中は拝観時間の変更あり)
拝観料
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三宝院・霊宝館・伽藍で共通券あり
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特別公開時は追加料金の場合あり
3カ所 共通券(三宝院・伽藍・霊宝館の3カ所) 個 人 大 人 1,500円 中学・高校生 1,000円 団 体 大人 20名以上 1,300円 中学・高校生 800円 2カ所 共通券(三宝院・伽藍・霊宝館のいずれか2カ所) 個 人 大 人 1,000円 中学・高校生 700円 ※小学生以下は無料 団 体 大人 20名以上 800円 中学・高校生 20名以上 600円 1箇所 拝観券(三宝院・伽藍・霊宝館のいずれか1カ所) 個人 大 人 600円 中学・高校生 400円 ※小学生以下は無料
1ヶ所拝観には団体割引はありません(クーポン券使用可)三宝院御殿特別拝観 個人・団体 大人・中高生 500円 - ※通常期…春期以外の期間
ちなみに
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歩きやすい靴推奨。
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夏場は暑さ対策必須。上醍醐はあきらめた方が…。
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桜・紅葉時期は朝早めが快適です。しかし、考えることは皆同じ。結局のところ初冬がお勧め!人が少なく、ゆっくりと見学できて上醍醐も汗をかかずに見て回れます。
三宝院で藤戸石を見る|秀吉が愛した“天下人の石”
醍醐寺を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいのが三宝院です。
三宝院は、醍醐寺の本坊にあたる建物で、豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行う際、自ら基本設計に関わったと伝わる庭園でも知られています。
桃山時代らしい豪華さと、落ち着いた美しさを同時に感じられる場所であり、大河ドラマ「豊臣兄弟!」ファンには特におすすめのスポットです。
三宝院庭園でまず注目したいのが、第12回「小谷城の再会」で話題となった藤戸石です。
藤戸石は「天下人の石」とも呼ばれ、古くから権力者たちに受け継がれてきた名石として知られています。
信長から秀吉へ渡ったとも伝わっており、単なる庭石ではなく、“天下人の権威”を象徴する存在でした。
実際に庭園を見ると、藤戸石は中央付近に堂々と配置されており、周囲の景観の中でも強い存在感を放っています。(特に表示されていませんので見忘れないように!)
秀吉がこの石をどれほど大切にしていたのかが、庭園全体の構成からも伝わってきます。
特におすすめなのが、国宝・表書院から庭園を眺める時間です。
座敷から静かに庭を見渡すと、戦国時代の武将たちが同じ景色を見ていたことを実感できます。
ドラマで描かれた「天下人」という言葉の重みも、実際に現地へ行くことでより深く感じられるでしょう。
また、三宝院庭園は写真撮影スポットとしても人気があります。
春は桜、秋は紅葉との組み合わせが美しく、季節によって異なる表情を楽しめます。
ただし、観光シーズンは混雑しやすいため、比較的ゆっくり見学したい場合は朝の時間帯がおすすめです。
藤戸石を見る際は、単に「大きな石」として眺めるだけではなく、「なぜ秀吉はこの石を欲したのか」という視点で見ると、観光の面白さが大きく変わります。
戦国武将にとって名物とは、財産であると同時に、自らの権威や力を示す象徴でもありました。
三宝院庭園は、そんな戦国時代の価値観を今でも体感できる貴重な場所と言えるでしょう。
五重塔と金堂を巡る|醍醐寺を象徴する歴史建築
三宝院を見学した後は、醍醐寺の中心エリアにある五重塔と金堂を巡るのがおすすめです。(上醍醐です)
このエリアは、醍醐寺の長い歴史と重厚な雰囲気を最も感じられる場所でもあります。
まず目に入るのが、醍醐寺を代表する五重塔です。
この五重塔は、平安時代の天暦5年(951年)に建立されたもので、京都府内に現存する最古の木造建築として知られています。
約1000年以上もの間、戦乱や災害を乗り越えて現在まで残り続けてきた貴重な建物です。
高さ約38メートルの塔は、近くで見ると圧倒的な存在感があります。
細部まで美しく作られた屋根や柱からは、平安時代の建築技術の高さを感じることができます。
特に春には桜、秋には紅葉との景観が美しく、多くの観光客が写真撮影を楽しんでいます。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」の世界観を重ねながら歩くと、戦国武将たちも見たであろう風景を体感できるのも魅力です。
続いて訪れたいのが金堂です。
現在の金堂は、豊臣秀吉の時代に再建された建物で、醍醐寺復興の象徴とも言える存在です。
戦国時代、応仁の乱などによって荒廃していた醍醐寺ですが、秀吉は「醍醐の花見」を行うだけではなく、寺院そのものの復興にも力を注ぎました。
そのため、金堂には「文化を守ろうとした秀吉」の思いも込められていると言われています。
内部には薬師如来像が安置されており、静かな空気の中でゆっくり参拝できます。
豪華な桃山文化の印象が強い秀吉ですが、金堂を訪れると、信仰や寺院保護にも力を入れていた一面を感じることができます。
また、五重塔と金堂の周辺は比較的歩きやすく、庭園や自然も楽しめるため、ゆったりと散策しやすいエリアです。
歴史好きの方はもちろん、京都らしい景観を楽しみたい方にもおすすめです。
観光する際は、建物を見るだけではなく、「なぜ秀吉は醍醐寺を復興したのか」という視点で巡ると、より深く楽しめます。
単なる観光名所ではなく、“天下人が後世へ残そうとした場所”として見ることで、醍醐寺の魅力をさらに感じられるでしょう。
では、実際の様子です
今回の訪問先は「三宝院」と「伽藍」です。
何と言っても分かりやすいのは現地にある地図です。私はどこに行くときも現地の入口付近にある地図を写真に撮ってから歩くようにしています。

唐門です。
三宝院に入ろうとすると横にあるので気になります。正確に言うと金色に惹かれました!五七の桐と菊です。なお、黒い部分は漆だそうです。使用用途は朝廷からの勅使を迎える勅使門になるそうです。当然ですが、門ですので中からも見ることが出来ます。

三宝院です
庭も建物も素敵です。なお、庭園の名石や建物配置は「醍醐寺公式ホームページ」で事前に確認してください。

偉い方は、先ほどの唐門から入り「葵の間、秋草の間、勅使の間」に行かれますが、私は大玄関からお邪魔します。なお、大玄関も重要文化財です。各部屋には趣のある秀吉好みの襖絵です。

私的には庭は室内からの暗いところから見た庭がお気に入りです。庭はこの表書院(と純浄観)から作られた印象です。(あくまでも、立地から推測ですが…)
正直な所、「豊臣兄弟!」を見てから「藤戸石」を知りましたので、写真を撮ったのではなく写っていただけです。と言うことで、右側の松に覆われそうな藤戸石です。空の下が上醍醐方面です。

さらに奥に進むと秀吉が花見をした時の建物を移築されたといわれる「純浄観」です。苔橋の右に三段の滝。

施設の最奥にある「本堂」で、下に広がる苔庭です。

特に紹介はありませんでしたが、本堂の横に古い建物もありました。

松月亭です。江戸末期の施設ですので秀吉とは直接関わりはないようです。秀吉であれば金の茶室になっていたかも。庭石は少し威圧感を感じます。

最後は奥宸殿です。左側にある違い棚が「天下の三大棚」のひとつになります。江戸初期の建物。そして中庭を経て大玄関に戻ります。

全工程で30分程度で見学は可能ですが、人が少なければ、庭を見てしばしボーっとするのがお勧めです!
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まとめ
今回は醍醐寺の三宝院を「豊臣兄弟!」で描かれた藤戸石と共に紹介しました。次回は伽藍を紹介します。
醍醐寺=花見=桜と春先に行かれる方が多いかと思いますが、人の少ない初夏の時期もお勧めです。夏になると正直な所、暑すぎます。
人の少ない時期に、豊臣兄弟が間違いなく時間を過ごした醍醐寺で、少しゆっくりとした時間を過ごし、庭を眺めるがお勧めです!
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