「探偵はBARにいる」です。「大泉洋主演作品」です。この作品と次回作の2作品はPG12作品ですので、小学生以下の視聴には配慮が必要です。
冒頭ですが、難しいです。映画もドラマもですが、主演される方でその作品の内容をタイトル・作品映像等で想像します。その時に「大泉洋主演」作品です。何を想像すればよいのでしょうか!
作品広告映像からは、笑いの要素が見当たりません!
でも、助演に「松田龍平」さんです。そう言えば松田優作さんのドラマ「探偵物語」と言う番組が好きでした!そちらは、1979年から全27話で放送されたハードボイル探偵作品です。なお、同名タイトルの「探偵物語」(1983年)にも松田優作さんは出演されていますが、こちらは主演が「薬師丸ひろ子」さんで別作品です。
どうでしょうか?(水曜ではありません!)大泉洋さんの笑いは封印でしょうか?
紹介内容です
映画の原作
原作は「東直己」さんの「ススキノ探偵シリーズ」推理小説です。劇中にも出演されています。映画化もこの作品も含め現在のところ3作品が制作されています。今回の作品が記念すべき第一作目です。なお、原作タイトルは「BARにかかってきた電話」になります。連絡先をBARにしていれば、こうなると思いますが…。
映画キャスト
主演は「大泉洋」さんです。紹介をするうえで、先に「チーム・ナックス」に触れさせていただきます。
チーム・ナックス
大泉洋・森崎博之・安田顕・戸次重幸・音尾琢真で構成される5人組演劇ユニットです。私は、大泉洋は入りしたのでお笑いユニットと思い込んでいました。(悪いのは私でしょうか?)
基は、札幌市にある北海道学園大学の演劇研究会で、異才?奇才?を放つため、「なっくす」と称したのが始まりだそうです。「なっくす」…、「無くす」?注目するところは、「演劇研究会」であり、「演芸研究会」では無いことです。活躍されれば活躍されるほど、疑わしくなります。しかし、演劇の公演においては、チケットの入手が困難だそうです。
探偵「俺」 (大泉洋)
主人公の探偵、一人称の「俺」を使用されています。ススキのBARに居候のごとく夜を過ごす探偵です。連絡先をこちらをBARの固定電話にされています。そこで過ごすひと時を酒とオセロで楽しまれています。最大の笑いは「二枚目役」を演じておられるところです。たまに我慢でき成るところが、映像に織り込まれています。北海道の寒さが、探偵の熱さを引き立てます。
高田 (松田龍平)
大学農学部で助手をして、必要に応じて探偵の助手もする強い空手家。探偵が免許がないため、重要な運転手です。しかし、愛車は「古いビュート」です。
☞「ビュート」おは、大手しか存在できない自動車業界において、ベース車両を改造して販売している「光岡自動車」の販売している自動車です。この車を使用していることで、高田の大手に就職することもなく、古びてくたびれた探偵を好む趣向を表しているように思います。
霧島敏夫 (西田敏行)
札幌で活躍する「霧島グループ」の社長。事件に巻き込まれて死亡されます。この人が良い人か悪い人か?わからないまま、ラストまで我慢です。
沙織 (小雪)
霧島社長の奥さん。社長亡きあとは高級クラブのオーナーとして、今後の展望もしっかりと見極める女性です。
小雪さんの名前もそうですが、北海道によく似あう女優さんです。
相田 (松重豊)
「桐原組」若頭で探偵と悪縁があり、協力をしてくれる。探偵と重要な話は「サウナ」です。「若頭はサウナにいる」次回スピンオフ作品でしょうか?
松尾 (田口トモロヲ)
新聞記者で妻子も持つが両刀も持つ、今はやりの二刀流です。松重さんと共演されると「バイプレ」が思い出されます。
峰子 (安藤玉恵)
気が付けば、「安藤玉恵」さんです。上記の二人と同様すでに「名バイプレ」です。「あまちゃん」、「らんまん」…、「朝ドラの女王」でしょうか?作品中では、色気と笑いを振りまいておられますが…。
概要です
世間やしがらみにとらわれず生活をしたいのか携帯電話も待たず、BARを連絡先にする探偵が主人公です。ですが、生活はススキノにかなり濃厚に密着した生活を過ごされているように感じます。演じるのは「大泉洋」さんです。
大泉洋さんが学生時代を過ごした札幌、ススキノを舞台。探偵と助手、ススキノに生活をする人々のオールキャストで事件解決を目指します。
「炭鉱閉鎖」や「地上げ」が話題に上ります。時代的には「バブル期」前後になるようです。
探偵業も大変です。調べるという行為は、隠している人にとっては脅威でしかありません。割に合わない仕事のようですが、割が合う仕事もまた、怖い世の中です。
映画あらすじ
北海道、札幌のススキノ、そこにあるBARを連絡先にしている探偵(大泉洋)が、依頼者の依頼に応えます。
私が探偵であれば、依頼内容を事前に探偵に調べてもらいたくなりました。
今回の依頼は、「弁護士の反応を観る」です。訳の分からない依頼は、訳の分からない状況を産み出すものです。今回もご多分に漏れず…。
探偵の感情の起伏も最高潮です。助手高田の冷静さが、好対照です。
探偵の仕事柄か探偵の人柄か、謎は解明方向ではなく、深まる方向へ…。
映画の展開現場
ススキノ
北海道、札幌の繁華街です。私の印象では、アーケードと地下街がやたらと大きく広い地域です。
ケラーオオハタ
探偵の愛用するBARです。「ケラー」はドイツ語で「地下室」で、こちらのBARも当然ですが階段を降りる地下にあります。探偵セットの「胃薬とタバコ」を前菜のように出してくれる。胃薬が必要な探偵像では無いのですが…。
高級クラブ「コンチェルト」
クラブ、高級クラブ…。見たことが無いので新鮮です。
まとめ
大泉洋さんの真剣に演劇を演じる姿を期待して下さい。笑いは、隠し味程度です。原作がハードボイルです、普段の大泉洋さんではありません。北海道、ススキノ版「男はつらいよ」のハードボイルバージョン化、かっこよい増し、コメディー抜き…。ラーメン屋さんで注文する時みたいですが、主要スタッフが「相棒」メンバーだそうで、お腹に残る仕上がりです。125分間を楽しく過ごさせていただきました。
なお、次回作として「既婚男性の横にはBARが居る」期待しています!
それにしても、松田龍平のBARでの佇まいは、お父様を想起させます。実によく似あいます。
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