大奥　ＮＨＫドラマ（3）五代将軍綱吉・右衛門佐編

前回からの続きです。分りやすいので今回も全放送回を再々掲します。

1話　八代将軍吉宗・水野裕之進編→

2話～4話　三代将軍家光・万里小路有功編

5話　三代将軍家光・万里小路有功編　五代将軍綱吉・右衛門佐編

6話～7話　五代将軍綱吉・右衛門佐編

8話～10話　八代将軍吉宗・水野裕之進編

と言う訳で、今回は第５話から第７話に掛けての「五代将軍綱吉・右衛門佐編」を紹介します。

時は、三代家光公から五代綱吉公の御代の話です。キャストのところで紹介すべき所ですが、こちらで先に紹介させていた居事があります。三代家光公の大奥総取締役爽やか有功様、いえ福士蒼汰様のの付き人（後のお腹様）であった玉栄（奥智哉）です。冒頭に説明しておきたいのは、他でもありません！三代家光コウノトキに演じていた奥智哉さんが、五代吉綱編では竜雷太さんが演じています。私が初めて見たときには、その繋がりが理解できず困ったので、ここで紹介させていただきました。余りに系統が異なる継投に驚きです。ゴリさんは好きなので、あくまでも系統の話です。

ドラマキャスト

五代綱吉（仲里依紗）

最近のNHK時代劇で歴史を学ぶことに躊躇していますが、五代将軍は三代将軍の娘でした。まだまだ学ぶ事も多いです。仲里依紗さんのイメージを最高に活かした配役かと思います。多くの出演作を知らない私ですが、仲里依紗さんの代表作です！女性、母、娘の役を全て演じきっておられています。仲さんのせいでは無いのですが、熱演しすぎで、親子（年齢に寄りますが）でこの番組を見るのは、少し抵抗があるかと思います。

前回までオスカルとアンドレで紹介していましたが、違和感があるのでやめました。

右衛門佐（山本耕史）

有功様以来の大奥総取締に就任です。綱吉公の正室からの要請で京の公家から大奥へ、正室の方との関係性が途中から一切なくなっているのですが、将軍職跡目の時には影響があったのかが分りませんでした。立場こそ違え同じ境遇は共感するものなのでしょう。しかし、そのことが吉綱公の…。

でも、左衛門佐は信用できません！女性にもてすぎです！何と言っても”堀北さん”と結婚されていますので！

桂昌院・”玉栄”（竜雷太）

冒頭でお伝えしたとおり、玉栄さんが桂昌院です。奥智哉さんが竜雷太さんです。何故２回お伝えしたかと言えば、単に私が２回目で分ったからです。娘に対する孫を求める要求は、熾烈です。でも、徳川家への責任・有功様への忠義を差し引けば普通のおじいさん・おばあさんになりようにも思います。なお、この方が日本初記録に残る認知症患者でしょう。

お伝の方（徳重聡）

五代綱吉の子をもうけたお腹様です。初めて出会った時のことが紹介されています。最初に描かずに途中で描かれたのが良かったです。

概要です

三代家光公の後五代目に就任した綱吉です。傍には、実父の桂昌院と柳沢吉保が控えています。

すでに、「赤面疱瘡」と「女性の家督相続」が定着していますが、男女の役割分担が逆転しただけで、男女の機能そのものが逆転した訳ではありません。

このシリーズを通じて、将軍を支えるナンバー２が俊逸ですが、今回は共依存関係でしょうか？男の嫉妬が渦巻く「大奥」に満腹ですのに女の嫉妬まで持ち込むと大変です。

私的には、NHKの放送するドラマで名作だと思うと「大河ドラマ」化を望むのですが、この５代目の放送回が悩ましいところです。でも、このドラマは大河化しても原作がしっかりしているので十分に対応できるものだと思います。

ドラマあらすじ

三代将軍家光公から五代目に代替わりです。女性が表を仕切り、男性大奥がもはや定着しています。有功様付きの玉栄が側室、小腹様、将軍の父となり「桂昌院」として権力を掌握しています。対立する御台が美青年の右衛門佐（山本耕史）を大奥に呼びます。若干ですが美青年のイメージに違和感を感じますが…。（かっこいいとは思いますが、美形では無いような）何故か気が合う綱吉公と右衛門佐。桂昌院は納得できません。あれよあれよと、右衛門佐が大奥総取締に就任です。桂昌院としては、大奥総取締は有功様の代名詞です。

時は過ぎ年齢を重ねての次期将軍の候補を選定です。ここでまた対立です。桂昌院様怒り心頭です。桂昌院の判断基準は有功様です。しかし、時が過ぎたのは、綱吉公だけではありません。桂昌院も同じように流れています。

綱吉公は一途な思いを完遂しますが、時すでに遅く、柳沢吉保も一途な思いを完遂し、時代が過ぎ去ります。

まとめ

この五代将軍の3話については、かなりNHKとしては原作に忠実に再現されてように思います。私の大河ドラマ化の要望の少し妨げになるような…。しかし、「大奥」を題材に扱うのであれば、必要なものだったものと思います。

今回も感じるのが、放送回数の少なさです。この内容であれば1話で1か月分のボリュームがあるように思えます。どうも最近は笑いも取りに行く姿勢のNHKですので「どうする　大奥」のタイトルで大河ドラマ化を検討してもらいたいものです。

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