大河ドラマ「光る君へ」第３０話「つながる言の葉」は誰から誰に繋がった？

２０２４年NHK大河ドラマ「光る君へ」８月４日放送の第３０話です。 現在はパリオリンピック開催中です！ そのオリンピック放送からプチっと切り替わり大河ドラマが始まりました！ そんなに急に切り替わると私の方が切り替えに追いつきません！

という事で、話を切り替えて、今回タイトルは「つながる言の葉」です。 この回の気になったところを紹介します。

今回の気になるポイントは、今回もタイトルです。 誰の言葉が、どの人に繋がる…、気になります。

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誰の言葉が誰に繋がる？

この疑問が最大の問題です。 もはや言ってしまっていますが、誰から誰が分かりませんでした。

１人から１人？ 複数人から複数人？ 捉え方により様々です。 しかし、１人から１人では、意味合いとしては「秘密」の共有になりそうです。 ここは複数人から複数人？ だと思います。 しかし、単に「言葉」では無く「言の葉」ですので、それ相当の意味合いを含めたものを「繋がる」と推測しています。

藤原伊周から一条天皇「枕草子」

正確には「定子→清少納言→伊周→一条天皇」で、伝えたのは一言で言えば「古き良き思い出」として「枕草子」になりそうです。 タイトルは「言の葉」ですので「文字」とが異なりますが、繋がっています。 た。

”まひろ”から敏子（藤原公任の妻）「源氏物語」

こちらは「枕草子」に対し「源氏物語」です。 形式的には”まひろ”から藤原公任の妻敏子に和歌の勉強会で伝わります。 この時点では、「かささぎ語」と言うものでした。 「”まひろ”→敏子→公任→道長」になります。

結論としては、３０話全体を見た時に、”まひろ「源氏物語」”が一番違和感がありませんでした。 伊周は故意に伝えようとしているのに対し、”まひろ”は伝わったと言う感じです。 今回のタイトルは「つながる」です。 あくまでも「つながる」であって、故意に「つなげた」で無いことからです。 そして、３０話の最後で二人の再会です。 ここで見事に「二人の再会＝つながり」ました。 もっとも安倍晴明の「”光”に会いに行け」助言もナイスアシストですが…。

なお、勉強会での「かささぎ語」の内容は、「男は体が小さく病がち 女はふくよかで力持ち～」。 「女のくせに頭が良い」と言われ続けた”まひろ”境遇を物語にしたものでしょうか？ そうであれば、”まひろ”は心から男になりたいと思っていたことに…？

番外ですが…

源倫子と一条天皇の遣り取りです。 一条天皇に母倫子から「中宮様の目の向く先にお入りくださいませ」と母の命を懸けたお願いです。

正確には、今後の展開となるところですが、一条天皇には伝わったようです。 しかし、残念ながら道長には、「いつもお分かりになりませぬ」だそうです。 今は、妻としてでは無く母として頑張る倫子です。

ちなみに
『御堂関白記』には…
寛弘元年(1004)8月20日条
◆◇◆◇◆
内(一条天皇)に『群書治要(ぐんしょちよう)』十帖(じょう)五十巻を献上した。 退出した。 #光る君へ pic.twitter.com/lxlAqn2DS7

— 大河ドラマ「光る君へ」（2024年） (@nhk_hikarukimie) August 4, 2024

平安枯れすすき？

為時は、道長邸で家庭教師です。

「私の子とは思えぬな」と冗談です。そんな冗談がよくも言えたもんだと思う道長の登場です。そこに倫子登場です。ほら、罰が当たる。

和やかな雰囲気の中で勉強していますが、為時は道長に詫びを入れてこの職に就いたものだと思います。”まひろ”としても娘の時は、収入が無くても我慢できましたが、母としては無理です。その母になった娘”まひろ”のお願いを聞いた父為時。さしずめ、「娘に負けた？いいえ、世間に負けた♬」でしょうか？

草紙や巻物は、やっぱりSNS？

物事には、流行り廃りがあり話題の最先端には、常に女性が居るようです。広く広がりを持つ情報とは、伝言ゲームのように言葉でしていれば、劣化していく一方です。しかし、文字を媒体にすれば安定して情報を拡散できます。確かに、美文字の藤原行成は人気が出ると思います。誰しも綺麗な文字で見たいと思います。

平安時代のSNSは、書物になるものと思われます。しかし、この当時には画像はありません。あるのは絵であり、複製が困難です。そのため流行になりえたのは文字媒体の草紙・巻物になったのでしょう！

和泉式部はインフルエンサー？

こうなります。平安当時の有名な歌人であり、わずか１０カ月ほどの期間の出来事を書いたのが「和泉式部日記」です。

浮名を流した相手は皇子や親王です。書かれた方は迷惑ですが、書いた日記は人気を得ています。表現は微妙ですが、「迷惑系？インフルエンサー」でしょうか？

安倍晴明の求める代償？

雨ごいをすることを安倍晴明に依頼する藤原道長です。

晴明「何をくださいますか？」

道長「私の寿命１０年では？」

晴明「本当に奪いますよ？」

これにより雨乞いを成功させる清明です。感動の安倍晴明の最後です…。違うのかい！見ている人は同じ思いだったと思います。

でも、今回のドラマでは、「寿命１０年」は、倫子に取られそうです！伊周が可愛く見えます。心が持たぬ道長です。

『御堂関白記』には…
寛弘元年(1004)7月14日条
◆◇◆◇◆
右頭中将(藤原実成)が(一条)天皇の仰せを伝えて云(い)ったことには、「(安倍)晴明朝臣(あそん)が五竜祭を奉仕したところ、天の感応が有った。被物を賜うこととする」ということだ。早く賜うべきである。雷声は小さかった。#光る君へ pic.twitter.com/qZzznchS6i

— 大河ドラマ「光る君へ」（2024年） (@nhk_hikarukimie) August 4, 2024

ちなみに…

何事にも代償は必要です。例え神頼みでもです。特に言われているのは「稲荷神社」です。安易に神頼みは、良くないことの教えでしょうか？特に左大臣道長は政治解決が必要な場面です。

さらにですが、干ばつに苦しむ平安京の民ですが、京都市の地下にはお隣滋賀県の琵琶湖に匹敵する地下水が貯蔵されています。もっとも、この時代は琵琶湖疎水が無い時代ですので、地表での水不足は深刻だったのかも知れません。

光る君へ　登場人物（キャスト）

和泉式部（泉里香）

このドラマでの設定では、紫式部の弟子？当時で言うところの「スケスケの衣服」を身にまとうギャル的存在でしょうか？「和泉式部日記」の作者。

”まひろ”は、悪い印象を持っていない様子で描かれていますが、モテる和泉式部とたまにモテる”まひろ”とても相性が良いように思えないのですが…。

まとめ

今回のタイトルは、分かり難かったです。普通に見ていたのですが、終わった時に「誰から誰に繋がった？」、「何が伝わった？」が全く記憶にありませんでした。天下のNHKが意味なくタイトルをつけることはありません。

そこで考えたのが今回の内容です。あくまでも、推測ですので正否は、不明です。

※本ページの情報は２０２４年８月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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