本ページにはプロモーションが含まれています。

NHKの世界 NHK ドラマ・教養

NHKスペシャル「よみがえる邪馬台国」どこで見れる(1989年)

https://white-frozen.com

NHKスペシャルの作品です。NHKスペシャルとは、1989年より放送開始されたNHKのドキュメント番組です。基本的には、日曜日の21時から放送されるため、「大河ドラマ」を見終わり、そのまま気が付けば流れていた”扱い”されることもある「Nスぺ」です。

今回紹介する「よみがえる邪馬台国」は、「Nスぺ」放送開始時の1989年5月17日(水)から3日連続で放送された3話完結のドキュメント番組になります。放送曜日が現在とは異なります。

ちなみに、放送されていたころの話題は「リクルート事件」、「ゴルバチョフ」で、当時の朝ドラは「青春家族」でした。

キャスト

森本哲郎(評論家)

最初にお伝えしておきます。この方の弟さんが森本毅郎さんです。弟さんは、NHKのアナウンサーでした。私はてっきりアナウンサーを辞めてから評論家になられたかと思いましたが、お兄さんです。

この方は、東大卒で朝日新聞勤務を経て評論家になられた方です。

外見と話口調が兄弟でも似すぎです。

概要です

第1部が5月17日(水)22:30~23:15「①発掘・吉野ケ里遺跡」です。放送された曜日と時間が、よほど好きな人しか見ないであろう時間帯です。その強気の根拠は、内容でしょうか?分かりやすく、興味が惹かれる内容です。

第2部は5月18日(木)22:45~23:30「追跡・倭国の大乱」です。シリーズ放送2日目にも関わらず、放送時間が微妙に違います。

第3部は、5月19日(金)22:00~22:45「検証・女王卑弥呼の都」です。これを見ていた多くの人の最終的な興味はやはり「邪馬台国はどこ?」です。

あらすじ

第1部サブタイトルは「ガラス玉のルーツ解明」です。

吉野ケ里遺跡の墳丘墓から出土した”銅剣”、”管玉”からその製作地や持ち主を探します。”管玉”とは、管状になったガラスです。鉄の棒に溶かしたガラスを巻き付けて製造するガラスで当時の日本には製造技術が無かったそうです。

第2部サブタイトルは「のろしが明かす弥生戦争」です。

”のろし”は”狼煙”と表記しますが、その語源をさりげなく番組中で紹介されています。オオカミの糞を燃やして黒い煙を上げていたそうです。この番組の中心となる当時の資料は中国の「魏志倭人伝」です。その中に記載されている卑弥呼誕生までの約80年にわたる「倭国の大乱」です。そこで使用されていたのが”のろし”になります。その”のろし”での伝達距離や伝達先を紹介されています。検証場所は、畿内説の奈良県までです。

第3部サブタイトルは「検証・女王卑弥呼の都」です。

やっと本題です。この当時に奈良県で発見されている「纏向遺跡」など畿内説の有力資料を検討しながら進みます。

なお、「邪馬台国」説の中には”青森県”まであるそうです。結論は霧の中です。もはや、「邪馬台国」探しではなく「歴史の夢」探しです。

展開現場

吉野ケ里遺跡

1986年に発掘調査で発見された弥生時代の遺跡。佐賀県吉野ヶ里町にあり、現在は「国営吉野ケ里歴史公園」として整備されています。当初は、佐賀県が工業団地建設のため発掘調査をして発見されたとのこと。遺跡が弥生時代、卑弥呼の時代であることから「邪馬台国」として関心を集める。

埋葬品の中から銅剣や管玉など権力の象徴となるものがあり、遺跡に環濠集落跡であることから連日の見学者が現地に集まっていました。

まとめ

ドキュメント作品です。しかも、かなり昔の作品です。しかし、映像には当然ですが当時のものであり、現在では「遺跡修復」がかなり進んでいる状況ですが、発掘当時の様子を見ることができます。確かに、復元後の方が弥生時代の暮らしを想像するには簡単です。

この作品の最も印象に残った言葉があります。番組のエンディングで当時のアナウンサーの方が言われた一言です。「こちらの吉野ケ里遺跡の全容解明には2年はかかるそうです」でした。発掘当時から現在まで約37年を経ていますが、全容解明までほど遠いです。過去の遺産の全容解明は、できない気がします。出来ない分、想像が出来て、良い気がします!

ちなみに、「邪馬台国」の場所についてですが、やはり「九州説」、「畿内説」のどちらか不明で番組終了です。歴史に結論は無いかもしれませんが、確かに近づいたような気はしました。何より、「知ることは楽しい」です。

番組でも言われていましたが、弥生時代とはもっと原始人的なイメージでしたが、実際は大乱をするなどまさしく「戦国時代」です。

日本史では、「時代」、「文化」、「出来事」、「年代」と分けて覚えていたのが、悪影響したのか…。確かに卑弥呼=邪馬台国ですが、=弥生時代とは、結びつけにくいです。

1番印象に残りました

この番組の2部で紹介された「倭国の大乱」で、解説がありました。

戦争は「狩猟民族」よりも「農耕民族」の方が起こしやすいことについてです。私も一般的にも狩猟をする方が、争いを好むような印象、記憶がありますが、農耕をして富を蓄えるようになり、権力者や争いが起きるそうです。

確かに納得できる気がします。また、1番と言いながらなんですが、文明は中国、朝鮮半島から「銅剣・管玉」などから、さほど時間を経ずに輸入されてきていたそうです。当時大陸では、紙と筆も遺跡から発見されています。日本は記録を残すことを好まないようです。ただし、文書についての正確性は、まだ不明だそうです。

この作品は、こちらで視聴可能です。

こちらのドラマ作品と原作は、U-NEXT で視聴可能です。UーNEXTについては、こちらを参照してください☟。

動画配信サービス「UーNEXT」について

UーNEXTとは? 現在、見放題作品数NO.1の動画配信サービスです。 こちらの名称は、テレビCM出流れている方も多く、知名度があります。動画配信サービスを利用する上で大切なのは、自分が見たいものがあ ...

続きを見る

※本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

こちらがツボになります

-NHKの世界, NHK ドラマ・教養
-, ,