朝ドラが「虎に翼」４月１５日から１９日まで放送された３週目の紹介です。週間タイトルは「女は三界に家なし？」です。
紹介内容です
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こちらの作品は、令和６年４月１日放送開始の朝ドラです。「朝ドラ」はU-next
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「虎に翼」第３週目の週間タイトル「女は三界に家なし？」
まずは、この週間タイトルの意味ですが、まず、「三界（さんがい）」とは仏教用語で「欲界」、「色界」、「無色界」の三界で全ての世界となるそうです。女は「幼きは親に、嫁いでは夫に、老いては子に従え」となります。この世界に女性の身の置く場所などは、どこにも無いことのたとえです。
時を経て、現代では普通に男女を問わず、身の置き場に困る時代です。「庶民の現世に家なし？」でしょうか？
虎に翼第１１話劇中劇 「毒饅頭殺人事件」
昔の白黒映画風に作成された劇中劇「毒饅頭殺人事件」です。劇の始まりは「寅子の頭の中のイメージ映像です」からです。今回のドラマの特徴、緩急が付いています。劇中劇の方が演じる方々も楽しそうにされている感じがします。今週のテーマの主題をコンパクトに約２分で見事にまとめ上げられました。
この劇中劇での最大の疑問は、劇中劇で夫婦を演じたのが石田ゆり子と岡部たかしでは無く、石田ゆり子と仲野太賀だったのか？岡部たかしさんは、どうも嫌われているようです。見事に最後を迎えられています。
虎に翼 第３週目 あらすじ・感想 寅は女性の地位を兄の直道は男の株を上げています！
昭和8年、明律大学女子部は生徒数の減少により存続の危機に直面しています。寅子（伊藤沙莉）たち2年生は、先輩の久保田（小林涼子）や中山（安藤輪子）と共に法廷劇「毒まんじゅう事件」を上演することになり、脚本は桜川涼子（桜井ユキ）が担当します。普段は協力しない山田よね（土居志央梨）も参加を決意し、寅子は喜びます。
準備のため、寅子の家に集まって衣装制作を行う中、留学生の崔香淑（ハ・ヨンス）が花江（森田望智）を女中と間違えてしまい、花江は「嫁に来た人の気持ちはわからない」と寅子に吐露します。そんな折、よねは涼子の脚本を「甘い」と批判し、寅子と言い合いになります。さらに、はる（石田ゆり子）も花江との関わり方に悩んでいます。
法廷劇の幕が上がるも、男子学生の妨害により中止に追い込まれ、新聞に取り上げられます。学長（久保酎吉）からも「女性らしいふるまいを」と注意されます。足をけがしたよねをカフェーに送った寅子たちは、よねが働きながら弁護士を目指していることを知ります。よねは貧しい生い立ちを明かし、涼子や寅子が恵まれていることに憤りを感じていると告白します。
言葉が見つからない寅子は、「毒まんじゅう事件」の実際の判例を再検証しようと提案します。はると花江の力を借り、実際にまんじゅうを作ってみることにします。すると、学長が元の事件を脚色し、女性たちが弁護しているように見せていた事実が判明します。事実を知り憤慨する寅子やよね。一方、花江も自らの思いを吐き出し、寅子たちはそれぞれの思いを胸に新たな一歩を踏み出します。
今週の幕開けとなった第１１話ですが、週間タイトル「女は三界に家なし？」の答えがギュッと詰め込まれていると思います。その場面は最後の部分です。そうです、母はる、義姉花江、寅の三人のシーンです。「女三人が暮らせる家は無い！」つくづく感じました。花江の苦しさ、”よね”の男装・法律家を目指した理由も語られています。
しかし、苦しさは女子部で辞めていった人達にもあったと思います。つづけるのも大変ですが、やめる決断をした人も大変だったことと思います。
それにしても、今週の意外な人は”寅の兄”直道です。第１５話の中盤、春江の姑に対する思いを聞いた直道の言葉です。「家を出ます！」母と息子の関係では今の世の中でも、この事が出来ない場合が多いかと思います。この件での直道ファンが激増したことでしょう！また、この事で寅と兄弟で似ている思わせるところでした。
虎に翼 キャスト
桜川寿子（筒井真理子） 桜川涼子の母
桜川家の跡取り娘。婿養子を取り家を存続し、娘にも良い結婚を望んでいる。家では酒を飲んでいるシーンばかりです。
桜川侑次郎（中村育二）
入り婿なので立場が弱い。しかし、現代での「男は幼きは母親に、結婚しては嫁に、老いては娘に従え」ですので、いたって普通かも…。いつの時代も父は、娘に甘い！
笹山（田中要次）
法廷で傍聴を楽しむおじさんです。寿司屋を経営して、寅子のファンです。
この方は、いつも飲食店です。
まとめ
人間の筋肉は、筋が切れ回復する時に太く成長するそうです。人間関係においても同様なのかもしれません。人間関係が切れかけた時に、深まるものがあります。
カフェでのやり取りが終わり、最後で寅の一人回想シーンの最後、瓢箪から駒です。饅頭の再現になります。場が和みかけた時の場面では、母や義理の姉も参加です。寅には周囲の人達を引き込む力（魅力）があるのです。人を巻き込める人が、世の中を変える力を持てるのです。
でも、最低限のマナーは必要です。寅の家からの解散シーンです。寅がよねさんに語り掛けます。「今のままで良いから 嫌なままでいいから」…、普通の人の感覚では言えない一言です。しかし、何か成し遂げる人は、違うようです。新しい展開に繋がります。綺麗に、翌週へバトンタッチ！
※本ページの情報は２０２４年６月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。