皆さんも子供の頃に本で読まれた方が多いかと思います。「三銃士」です!基本的には、その「三銃士」の原作通りに進行していきますが、登場する兵器類は斬新です。例えるのであれば、「故きを温ねて新しきを”足す”」のような「温故”足”新」です。こちらの映画を見て、どこかで見たことのある印象を受けました。何となくですが、「ルパン三世」?ルパン三世=ダルタニアン、峰不二子=ミレディ?どこかドタバタしている雰囲気も共通しています。私の印象はともかく、映画全体を通じて楽しめる作品でした!
紹介内容です
映画の原作
アレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)は、1802年にフランスで生まれ、1870年に亡くなった作家です。19世紀のフランス文学を代表する作家の一人であり、多くの人気作品を生み出しました。デュマの最も有名な作品は、「モンテ・クリスト伯」「三銃士」などの冒険小説です。これらの作品は数々の映画や舞台化もされています。そのため、ご存じの方も多いかと思います。特に「モンテ・クリスト伯」は、日本では「巌窟王」としても知られ、私の記憶では、難しい漢字の物語ですが…。今回は、「三銃士」です!
映画キャスト
ダルタニアン(ローガン・ラーマン)
主人公です。王立騎士団に入隊を目指し、パリに出てきます。フランス人らしい印象を受ける俳優さんです。
三銃士アトス、ポルトス、アラミス(マシュー・マクファデイン、レイ・スティーヴンソン、ルーク・エヴァンズ)
王立騎士団の三銃士です。原作も三銃士ですが、主人公ダルタニアンを加えて四銃士で無いところが少し、引っかかりますが…。お茶目さが目立つ三人組に描かれています。ほぼ、真面目さがある”レッツゴー三匹”です。ただし、三人ともかっこよいです!
ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
バイオハザードを彷彿させる演技です。峰不二子に見えて仕方がありません!
バッキンガム侯爵(オーランド・ブルーム)
世界配給を前提とされている映画だけあり、万国共通の良い男をキャスティングされています。使用する武器に弓を使わないことで「ロード・オブ・ザ・リング」のイメージに重なることを避けられたようです。かと言って、銃を使えば「パイレーツ・オブ・カビリアン」ですし…。
アンヌ(ジュノー・テンプル)
ルイ13世の王妃です。演じている女優さんが、フランス絵画に描かれていた王女様のような印象を感じさせます。
概要です
「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」が邦題です。こちらの邦題の作者に感服です。見事に内容を押し込んで邦題になっています。こちらの映画は、原作の「三銃士」に見事に近代兵器を押し込んでいます。その近代兵器もその当時にあり得るかも知れないと思えるように、”ダ・ヴィンチ”の名前を使用しています。お陰で、従来の「三銃士」では、内容に組み込みにくい機関銃や飛行船を登場させ、アクションシーンも楽しませてくれています。納得できる範囲内の違和感です。
映画あらすじ
原作が「三銃士」ですので、メインストーリーは「三銃士」によるところです。そこに、”ダ・ヴィンチ”の名前で「飛行船」等の近代兵器等を登場させています。お陰で、新しい要素を追加させることが出来ています。武器が用意できたところで、使用する口実に「王妃の首飾り」です。原作を本で読んだことがある方も、充分に楽しめる映画です。
あらすじとしては、映画の冒頭に三銃士とミレディの場面があり、こちらが以外とこの作品のポイントになるべき所でした。その1年後に、主人公ダルタニアンが登場です。ここからお約束の三銃士との決闘です。さらに、2つ目のポイントの「首飾り」が場面転換のキッカケとなり、アクションシーンに突入です。2011年公開の映画ですが、いつ見ても楽しめる内容です。
映画の展開現場
ダ・ヴィンチの飛行船の設計図保管場所
この映画を古さを感じさせないために必要だった場所です。また、三銃士とミレディの関係も触れられているため、原作を知らない方でも、伏線として必要な現場でした。この辺が「ルパン三世」を感じた所以かも…。
ルイ13世の宮殿
ルイ13世の居城は複数あるので、どちらかは不明ですが、宮殿です。事件は現場で起きますが、悪巧みは、やはり宮殿が似合います。予算の関係か、宮殿の豪華さはあまり強調されていませんが、庭は綺麗です。
飛行船
やはり、この作品には不可欠な場所です。ダビンチが設計したこと事として、近代兵器をさりげなく”お古仕様”にしてアクションシーンを彩っています。
まとめ
三銃士に見事にアクションシーンを取り入れた作品です。こちらの映画の監督は「バイオハザード」の監督だった方です。お陰で、1844年に発表されたフランスの冒険小説をハイブリッド化することが出来た印象です。
明日から仕事を控える日曜日の夜にでも見れば、楽しく就寝までの時間を過ごせる作品です。
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