2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」12月1日放送の第46話です。
今回タイトルは「刀伊の入寇」です。 この回の気になったところを紹介します。なお、「入寇」とは、「寇」に「外敵」の意味があり「外国から攻め入られる事」です。
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主題「刀伊の入寇」
タイトルは「刀伊の入寇」です。「光る君へ」の最終盤に1話の主題として採用されています。今更ですが、藤原隆家を良く描きたかっただけでは無いと思います。
「刀伊の入寇」の概要です。
1019年3月から4月に女真族が占める集団が九州北部に攻め寄せた事件です。平安時代には、外国海賊の襲来を何度も受けており、その回数は数十回と言われています。
当時の情報源は、対馬判官長嶺氏が高麗に密航して入手した情報になります。地方の官僚の対応としては、俊逸です。確かに、当時では相手が誰だかを判定するのは困難で阿ある事が推測されます。
襲来の行程
刀伊の進行ルートは、対馬から壱岐島そして能古島を拠点として描かれていました。
藤原隆家の防戦ルートが、大宰府、水城を経て鴻臚館です。警護所で刀伊を撃退します。そして、刀伊が西に船を移動し再上陸地点を船越と予想し転戦しています。下記が、主な場所の位置関係です。なお、「津」とは、船着き場などの港と人が集まる場所の意味になります。
「刀伊の入寇」船団の規模
刀伊の規模は、船約50艘、3,000人です。単純計算で1艘あたり約60人です。しかも、日本時捕虜を約1.200人を誘拐していますので、かなりの規模の船が必要です。単なる海賊の船の規模にも思えませんが…。
「刀伊の入寇」進行ルート
進行ルートについてです。日本地図を見れば、このルートは簡単ですが、問題は、最後に攻めた「船越」です。かなり日本の状況を知っている人間が協力しています。対馬・壱岐島の捕虜から聞き出したのかも知れませんが、準備が周到です。
藤原隆家の疑問?
隆家への大きな疑問が残ります。そもそも論ですが、隆家が大宰府に赴任する時に平為賢や双寿丸等の武者を率いて赴いたことです。
考えられるのは、九州の武力制圧か身辺警備です。
京の宮廷内での権力抗争に敗れた隆家には、黒田官兵衛のごとく九州の独立まで考えていたのかもと思います。もっとも、武者の数が圧倒的に少ないので、難しいかもしれませんが、登場人物に藤原や平の氏のものも居ることから、人が集まる可能性はあると思います。
反面ですが、すでに世の中が武力の時代に移行し始めているのかも知れません。藤原道長にも仕える武者が居ますので、日本全体で治安が悪化していた可能性も高かったのでしょうか?
紫式部と藤原隆家の出会いは、伏線?
道長の手紙により来所を知っていた隆家。周明の案内で大宰府政庁内で二人が出会います。
隆家が語る紫式部「俺たちを追いやった源氏の物語を書いた女御をもてなせ とは酷なお達しだ」です。そして、紫式部を茶でもてなします。
大宰府に紫式部が赴いた理由?
今回「光る君へ」の最終盤で紫式部を大宰府まで旅をさせる理由?亡き夫への想い?周明との再会でかなり減少している印象です。親友「さわ」への思い出?刀伊の入寇でそんなところではありません。
紫式部と周明との会話で、周明が聞きます。「隆家様を追いやった源氏の物語」について、「そんなつもりで書いていない」でした。そんなつもりは無いものの、結果から見れば事実です。
隆家の兄伊周が…
隆家の兄、伊周と言えば呪詛です。史実にも残る呪詛が平安貴族の中では、一定事実として存在していたと思われます。そのような中、道長は病気です。病気快癒には、呪詛が無くなればと思う事は誰にでも想像がつきます。
道長のを恨む人は?怨む家系は?すでに多くの政敵は存在していません。既に亡くなっていれば、相手から許すと言う言葉は聞けません。しかし、ここに一人残っています。藤原隆家です。
大宰府で世話になった隆家と道長を繋げられるのは、紫式部しかいません。これで紫式部が太宰府へ行く理由になります。(多分?)
隆家から聞く道長の現況
隆家から聞かされた道長の出家と病状。驚く、紫式部です。
しばらく後に描かれた周明との会話の中で、「道長様には偉くなれ」と言ったが、本当に「偉くなられた」の件が…。
かつて、道長に身を引くことを勧めた自分自身の言葉が、また実行されたことに驚きと怖さを感じたのでしょうか?
赤染衛門、暴走?
赤染衛門が主である倫子の前です。この時代、平安文学時代の作家の皆さんは、依頼主の前で直接批判にさらされます。今回は、作家の勝ちでしょうか?一部要約です。
倫子:「殿の栄華の栄華の物語りを書いて欲しいと申したと思うが…」
赤染衛門:「そのつもりで書いております」
倫子:「宇多天皇の御代から書かれていますが、殿は村上帝の生まれですが…。」
赤染衛門:「本来であれば大化の改新からですが、私の一生では書ききれないので、宇多天皇からです」
※宇多天皇は第59代、村上天皇は第62代です。赤染衛門さんが、かなり譲歩されたと思うのですが…。
倫子
殿、道長の栄華を遺し、倫子の栄華も残して欲しかった物語?を依頼したつもりでしょうか?倫子の事は、忖度を望まれたと思いますが、肝心の道長さえも登場していない状況に、完全に匙を投げた?倫子のようです。でも、「もう、衛門の好きにして良いわ」が優しかったですが、ここは京都です。素直に聞いていれば間違います!
赤染衛門
自ら述べておられたように、「徒然草は定子様を活き活きと描き」、「源氏物語は、人の世のあわれを描いた」それに並ぶ「栄花物語」は、仮名文字初の歴史書として永遠に残るものとして制作しています。道長よりも、赤染衛門の名が残りそうです。
発注ミス?
依頼主は、道長夫妻の栄華を残したかったようですが、制作側は同時代の女御の作品と肩を並べ、その特徴を仮名文字の歴史書と言う位置付けで再作です。完全に両者の意図が異なっているようです。
今回気付きました!
倫子の手ものと「栄花物語」ですが、両面に書かれていました。てっきり片面に書く書道の半紙をイメージしていましたが、裏映りしない高級な紙だったようです。
キャスト
周明:松下洸平
久びりの登場で紫式部に再会です。逃げよとする周明に優しい紫式部です。
思い出で再現された、紫式部に陶器の破片で脅すシーン…、あの時は紫式部を離れさせるために演じたと推測していたのですが、真剣だったようです。我ながら、読みが甘かったです。でも、もっと甘いのが周明ですが…。
越前以来の再会、あいかわらず分かりにくい二人の関係と距離間です。もす放送回数も限られた中で、恋愛話が始まる?
異様にガードを下げる紫式部に、思わず話がある周明です。
まさかの結末でした。今回の周明の役回りとしては、隆家と紫式部を会わせる役割だったようです。
なお、あの服装では誤射されても仕方が無いような気がします。
乙丸:矢部太郎
二回連続ですが、「紅を買いました!」お土産のようです。役柄的にも、感情移入しやすい対象ですが、良かったです!紫式部への責任と嫁への思い遣り。「光る君へ」で一番良い男に見えました。
前回のタイトル「はばたき」でしたが…
前回の第45話のタイトル「はばたき」で、二組の親子のはばたきを感じましたが、第46話を見ていると…。
道長は、しっかりと現世のままのようで、紫式部も旅と言う出家かと理解していましたが、出家と言うよりも、ほぼ家出?
どちらも、現世で俗世にまみれている印象です。
まとめ
「刀伊の入寇」でした。今回は、大小の伏線と回収があったように感じました。ドラマなので必要と思いますが…。
今期の大河ドラマ「光る君へ」も残すところあと2話です。次回タイトルが「哀しくとも」です。続く言葉は?次回予告からは、大宰府に残りたい紫式部を乙丸が京に帰らせるシーンでしょうか?となれば、「(道長を)哀しくとも」に「京には帰らない」でしょうか?
今回の史実の織り交ぜには「栄花物語」でしたが、そろそろラストです。「源氏物語」にどれだけ寄せるか、ドラマオリジナルに持って行くか興味が深まります。
「源氏物語」に寄せるのであれば、「浮舟」?状況が近い方は賢子の親が違うと言う共通点がありますが…。主人公が代わってしまいます。代わると言えば本家「源氏物語」も光源氏から浮舟に主人公が代わっています。どうなるにしても、あと2週間です!ラストは、「竹取物語」に寄せます?
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