大河ドラマ第６３作品目の「光る君へ」です。
主人公は、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた紫式部(吉高由里子)。光る君こと光源氏の恋愛ストーリー執筆の原動力は、秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性・藤原道長（柄本佑）への思いだった。貴族文化華やかなりし平安時代中期を舞台に脚本家・大石静が描く愛の物語。
出典：NHK公式HP
私的には、古典の「源氏物語」が学べるのかと想像していたのですが、始まると上記の通り原作者紫式部を主人公に描かれたドラマでした。
紹介内容です
脚本は朝ドラ「オードリー」の大石静さん
この方は、先日までテレビで再放送されていた朝ドラ「オードリー」を手掛けた方です。「オードリー」も京都を舞台に描かれた作品でした。こちらもまた、愛が描かれていました。しかし、どうも舞台が同じ京都という事か、この方が描く「愛」は、京都の環境と同じように多分に湿度が高めです。熱いときは熱く、寒い時は寒い…まさしく京都そのものです。
この「オードリー」は現在NHKオンデマンドで配信されていませんのでU－NEXTでも視聴できません。配信されるのを期待しています。
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大河ドラマ「光る君へ」を配信で視聴できるのはU－NEXT
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大河ドラマ「光る君へ」の見どころ
「光る君へ」の見どころは、一言で言えば…難しいです。大河ドラマは１年間を通じて放送される大作ドラマです。一言ではなかなかお伝えしにくいです。
そこをあえて、簡略にお伝えすると、下記の通りです。
世界初めての長編物語と言われている「源氏物語」ですが、その物語は有名ですが、その物語が作られた世界観をドラマ化したのが「光る君へ」です。私は高校の古典で習った「源氏物語」を勉強する必要なくなった今、改めて知ろうと思い見始めましたが、内容は先ほどの通りです。しかし、「源氏物語」の内容や同時期にできた日本文学に有名な書。「枕草子」や「栄花物語」などにも触れられ、その時代に人たちの関係をすることが出来ました。ドラマを見ていると人間関係の妙を感じます。あ～ここでつながっていたんだ！少し感動を覚えます。
また、当時は日記が流行していたのかと思わせるほど個人の日記が多く残され今に伝わっています。個人か公文書か「小右記」、「紫式部日記」、「蜻蛉日記」、「御堂関白記」数多く伝わります。
これらの事を考えると、逆に日本の歴史を描くのであれば、最も資料が多い時代と言えるかもしれません。資料も複数の人による複数の資料があることで、物事を多角的にとらえることもできます。
ドラマにする時代としては最も最適な時代かもしれません。反面、見解も多数出てきますが…。
でも、京都を描いた作品です。ドラマのあちらこちらに雅を感じさせてくれるシーンが沢山です。
「光る君へ」に登場する日記
ドラマの劇中にも多く登場していますが、個人が残した資料が登場しています。男性の「小右記：藤原実資」、「権記：藤原行成」、「御堂関白記：藤原道長」女性では「蜻蛉日記：藤原寧子」、「更級日記：菅原孝標（藤原寧子異母妹）」、「紫式部日記：紫式部」、「和泉式部日記：和泉式部」など多数が残され、大河ドラマでも登場し、演じられています。是非、ドラマの中で登場する場面を見てください。
あらすじ
紫式部がまだ少女時代から描かれています。幼名は「まひろ」です。学者である父は、優秀ですが、融通が利きません。しかし、「門前の小僧習わぬ経を読む」よろしく、父が弟に教えていた内容を”まひろ”が習得しています。これが、幸となるか不幸となるかは、見方次第です。
同じ子供である道長と出会います。相手は、高位高官の息子です。しかし、幼いながらもお互いに惹かれていきます。
時は過ぎ、青春時代を迎えた二人。相手を想う気持ちはさらに高まります。ここは平安時代です。平安衣装と和歌の世界を平安京を舞台に見せつけられます。でも、二人の出会うのは、平安京の無人の空家です。
更に時を経て、まひろは父と越前に、道長も政務に精を出します。それどれにそれぞれの役割を果たし始めます。平安時代の「ロミオとジュリエット」です。
二人は、それぞれに結婚です。共に、子供を育て生活が始まります。この辺は、大石脚本の本領発揮でしょうか？
離れた居た二人の距離と運命が近づき始めます。
まひろ改め「藤式部」です。道長のDNAの為でしょうか？道長の娘、彰子中宮に気に入られます。そうして、波紋が広がる展開です。
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大河ドラマ「光る君へ」の作品概要・キャスト
| 作品名 | 「光る君へ」 |
| ジャンル | 時代劇 |
| 放送期間 | ２０２４年１月７日から１２月１５日ぐらい？ |
| 放送回数 | ４８回から５０回（例年であれば） |
| 脚本 | 大石静 |
| キャスト | 吉高由里子：紫式部（まひろ、藤式部） 柄本佑：藤原道長 町田啓太：藤原公任 金田哲：藤原斉信 渡辺大知：藤原行成 ファーストサマーウイカ：清少納言 吉田羊：藤原詮子 高畑充希：藤原定子 塩野瑛久：一条天皇 見上愛：藤原彰子 三浦翔平：藤原伊周 竜星涼：藤原隆家 秋山竜次：藤原実資 瀬戸さおり：宰相の君 泉里香：和泉式部 岸谷五朗：藤原為時 |
脚本 大石静の世界
脚本は、大石静さんです。大石さんは大河でよく描かれている戦国時代が惜しくなようです。しかし、今回の時代は平安時代です。
今回の「光る君へ」で脚本家の大石さんが描こうとしたのは「恋愛と権謀術策が渦巻くスリリングな物語」だそうです。平安時代に物語を書いた紫式部を令和の大石静さんの物語で描かれます。
大石さん曰く、清少納言と紫式部
例えば清少納言の『枕草子』は、日常の風景であったり宮廷での何気ない出来事などが、センスのいい言葉で軽快に書かれていますが、自身の教養の高さを自慢するような話も多くあります。また、女房として仕える中宮定子を褒めたたえ、朝廷を批判するようなことはありません。一方で紫式部は自己否定の回路を持っていますし、『源氏物語』の行間において独特の人生観や政権批判、文学論も書いています。『枕草子』も『源氏物語』も同時代に書かれたものですが、文学作品としての奥行きや立体感がまったく違うと思うのですよ。そういったところが、紫式部はただものじゃないと思う所以（ゆえん）です。彼女の人生哲学のような部分はなるべく掘り起こして、ドラマの中で描いていきたいと考えています。
（NHK「光る君へ」公式HP）
です。まさに「名将は名将を知る」でしょうか？事実か同課はだれにも分かりませんが、確かに今まで描かれてなかった紫式部と藤原道長の関係、状況を見ることが出来ています。
大石さん曰く、平安時代
大河ドラマの醍醐味（だいごみ）の一つとして、物語の中で描かれる戦（いくさ）に至る過程や駆け引きがあると思います。けれども平安時代は、平和を良しとし話し合いによって事を収めるという価値観があったため、基本的に大きな戦は起こっていません。また、貴族たちは血を見ることを嫌っていたので、死刑を執行するようなことはなく流刑が最高刑でした。例えばラブストーリーを一つ描くにしても、戦国時代であれば落城のような大きな出来事にパーソナルな人間模様を織り交ぜて、複雑な歴史の流れを見せていくのがステキだったりするのですが、平安時代ではそれができません。 どう勝負したらいいのかかなり悩みましたが、いろいろと書籍を読んだり、時代考証の倉本一宏先生にお話を伺ったりしていたら、この時代には同族内での激しい権力闘争があったことを知りました。平和そうに見えて、実は裏で権謀術策が渦巻いている。そういったところもグイグイ押し出していけば、戦がある時代に匹敵するくらいスリリングに描けるのではないかと思っています。
（NHK「光る君へ」公式HP）
確かに大河ドラマで描かれている時代も戦国時代や明治維新頃が多いようです。しかし、良くも悪くも日本人の性格形成の根底にあるように感じる平安思想・時代です。
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まとめ
大河ドラマ「光る君へ」は、U-NEXTで配信されています。
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本ページの情報は２０２４年１０月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTのサイトにてご確認ください。