大河ドラマ「篤姫」第46話から第50話では、いよいよ物語が最終章を迎えます。
徳川幕府と新政府軍の戦いが始まり、江戸城にも大きな危機が迫ります。
篤姫が長い年月を過ごしてきた大奥は、どうなるのでしょうか。
そして、篤姫が最後まで守ろうとした徳川家には、どのような未来が待っているのでしょうか。
第46話「慶喜救出」から第50話「一本の道」まででは、鳥羽・伏見の戦い、江戸城無血開城、江戸城との別れ、そして明治を生きる天璋院篤姫の姿が描かれます。
特に印象的なのは、篤姫が江戸城を失っても、最後まで徳川家と共に生きたことです。
篤姫が守ろうとしたのは、城や権力だけではありません。
そこに生きた人々の思いであり、徳川家という「家族」でした。
最終回までを見ると、若い頃の篤姫が母から教えられた「己の役割を果たす」という生き方を、最後まで貫いたことが分かります。
第46話から第50話は、「篤姫が何を守り、何を次の時代へ残したのか」を描いた物語です。
▶大河ドラマ「篤姫」の作品概要やキャスト、全体のあらすじ、視聴方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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大河ドラマ「篤姫」はどこで見れる?あらすじ・キャスト・見どころを解説
大河ドラマ「篤姫」は、2008年に放送されたNHK大河ドラマです。 薩摩・島津家の分家に生まれた篤姫が、徳川13代将軍・徳川家定の正室となり、江戸幕府が大きく揺れる幕末を生き抜く姿を描いています。 物 ...
こんな方におすすめ
- 「篤姫」第46話から最終回までをまとめて振り返りたい方
- 江戸城無血開城までの流れを知りたい方
- 篤姫が徳川慶喜をどう支えたのか知りたい方
- 篤姫と和宮が江戸城を守る姿を見たい方
- 勝海舟と西郷隆盛の交渉に注目したい方
- 鳥羽・伏見の戦いから明治維新までの流れを知りたい方
- 大奥の女性たちが最後にどうなったのか知りたい方
- 篤姫と小松帯刀の最後の再会を見たい方
- 最終回「一本の道」の意味を知りたい方
- 大河ドラマ「篤姫」の結末をもう一度見たい方
「篤姫」第46話から第50話はどんな物語?
第46話から第50話では、徳川幕府が終わり、新しい明治の時代へ移り変わっていきます。
しかし、この物語は単純に「江戸時代が終わって明治になった」という話ではありません。
篤姫が守ってきた大奥や徳川家、そして家族の形が変化していく物語です。
第46話では、鳥羽・伏見の戦いで敗れた徳川慶喜が江戸へ戻ります。
篤姫は朝敵となった慶喜に対し、命を捨てるのではなく、生きて徳川家を守るよう求めます。
第47話では、大奥からも徳川家を守るための使者が送り出されます。
第48話では、物語の大きな山場である江戸城無血開城が描かれます。
篤姫は江戸城を明け渡すことを受け入れながらも、「徳川の心」を後世へ伝えることを願います。
第49話では、長く過ごした江戸城と大奥に別れを告げます。
そして最終回では、明治という新しい時代を生きる篤姫の姿が描かれます。
江戸城を失っても、篤姫が守ろうとした徳川家は続いていきます。
城はなくなっても、人の思いと家族は残る。
これが第46話から最終回までを通して描かれる、大きなテーマではないでしょうか。
第46話から最終回で注目したいポイント
篤姫が慶喜に求めた「生きる覚悟」
第46話「慶喜救出」は、篤姫の強さが最も表れる回の一つです。
鳥羽・伏見の戦いに敗れた慶喜は、江戸へ戻ります。
朝敵となった慶喜は、自らの命を差し出す覚悟を見せます。
しかし、篤姫はそれを受け入れません。
篤姫が慶喜に求めたのは、死ぬ覚悟ではなく、生きて恭順謹慎を貫く覚悟でした。
徳川家の当主として、最後まで責任を果たすことを求めたのです。
ここまで篤姫は、多くの男性たちの決断を見てきました。
島津斉彬、徳川家定、徳川家茂、そして徳川慶喜です。
その中で最終的に篤姫自身が、徳川家の行く先を考え、言葉をかける立場になります。
若い頃の篤姫を知っているほど、その成長に驚かされます。
篤姫と和宮が同じ願いを持つ
物語の少し前までは、篤姫と和宮は何度も対立しました。
薩摩から来た篤姫と、皇女として江戸へ降嫁した和宮では、生まれ育った環境も考え方も違います。
しかし、最終章では二人の関係が大きく変わっています。
江戸城と徳川家の危機を前に、二人は同じ方向を見ています。
慶喜の助命を願い、徳川家を守ろうとするのです。
かつての「姑と嫁」の関係は、ここではもうありません。
二人はそれぞれ異なる人生を歩んできました。
それでも、同じ大奥で過ごした時間が二人を家族に変えていきました。
この変化こそ、「篤姫」全50話を通して描かれた人間関係の大きな魅力です。
江戸城無血開城は篤姫が守った「命」
第48話「無血開城」は、最終章最大の見どころです。
新政府軍が江戸へ迫り、江戸城と江戸の町は戦場になる危険がありました。
もし大規模な戦いになれば、多くの人々が命を失うことになります。
そこで重要な役割を果たすのが、勝海舟と西郷隆盛です。
篤姫は大奥から徳川家を守ろうとし、勝海舟は交渉の場で江戸を戦場にしないために動きます。
そして江戸城は無血で明け渡されることになります。
篤姫にとって、城を失うことは簡単に受け入れられることではありません。
しかし、城を守るために多くの命を失うことも望みません。
城を残すことより、人と徳川家の未来を残すことを選ぶ。
ここに、篤姫が最後まで守ろうとしたものが表れています。
「篤姫」第46話から最終回に織り込まれた印象的な言葉
「あなたは家族です」
第46話で、篤姫が慶喜に向ける言葉は印象的です。
これまで篤姫と慶喜は、必ずしも近い関係ではありませんでした。
しかし、徳川家の危機を前にして、篤姫は慶喜を「家族」として見ています。
血のつながりだけではありません。
同じ徳川家を背負い、同じ時代を生きる者として、篤姫は慶喜を支えようとします。
この言葉は、第45話までに描かれた「大奥の人々も篤姫の家族」という思いにもつながります。
篤姫にとって家族とは、生まれた場所だけで決まるものではなかったのでしょう。
「城ではなく、徳川の心を残す」
江戸城無血開城を前に、篤姫が守ろうとするものが明確になります。
それは江戸城という建物だけではありません。徳川家が築いてきた人とのつながりや、これからも家族が生きていくことです。
江戸城を失えば、すべてが終わるわけではありません。
篤姫はそう考え、次の世代へ思いを託します。
この考え方は、最終回「一本の道」にもつながります。
城や地位は変わっても、人が果たすべき役割は続いていくのです。
第46話から最終回で気になるところ
錦の御旗とは?
第46話で重要になるのが「錦の御旗」です。
錦の御旗は天皇側の軍であることを示す象徴です。
鳥羽・伏見の戦いでは、新政府軍側に錦の御旗が掲げられたことで、戦いの意味が大きく変わります。
幕府軍は単に薩摩や長州と戦っているのではなく、「朝廷に背く軍」と見なされる状況になります。
兵力だけでは測れない、大きな心理的・政治的な影響を与えた出来事です。
篤姫から見れば、徳川家が一気に厳しい立場へ追い込まれることを意味します。
江戸攻めの軍の中に彦根藩がいる?
第48話へ向かう中で、新政府軍にはさまざまな藩が加わります。
その中には、かつて大老・井伊直弼を出した彦根藩もあります。
「安政の大獄」で篤姫の時代にも深く関わった井伊家の彦根藩が、新しい時代の側に加わっていることには、時代の変化を感じます。
幕末では、昨日までの敵味方がそのまま固定されていたわけではありません。
それぞれの藩が生き残りと新しい政治の形を考えながら、立場を変えていきます。
この変化を見ると、幕末が「薩摩対徳川」という単純な対立ではなかったことも分かります。
江戸城無血開城は誰が守ったのか?
江戸城無血開城というと、勝海舟と西郷隆盛の会談がよく知られています。
もちろん二人の交渉は非常に重要です。しかし、「篤姫」を見ると、それだけではありません。篤姫は大奥から徳川家を守り、和宮も徳川家の助命を願います。
勝海舟は交渉の場で動き、西郷隆盛も戦いを避ける決断に関わります。
立場の違う人々が、それぞれの場所で動いた結果、江戸が大規模な戦場になることを避けられました。
このように見ると、江戸城無血開城は一人の英雄だけの物語ではなく、多くの人々の決断が重なった結果として描かれていることが分かります。
明治になった後の篤姫と和宮
江戸時代が終わり、江戸は東京へ変わります。最終回では、これまで大奥という閉ざされた世界で生きてきた女性たちの人生も変わっていきます。特に印象的なのが、篤姫と和宮です。
江戸城にいた頃には考えられなかったような形で、二人は新しい時代を生きていきます。
かつては立場や習慣の違いから対立した二人です。しかし、最後には互いを理解し、支え合う存在になります。
大奥がなくなったことで、二人の関係までなくなったわけではありません。場所が変わっても、家族として築いた絆は残り続けた。
この点も最終章の大きな魅力です。
東京都内で暮らす篤姫と東京に戻ってきた和宮を連れ出す勝海舟、観劇に向かいます。大奥が存続する限り、およそ無かったであろう光景です。篤姫の目には東京の景色は、どのように映ったことでしょうか?
キャスト 篤姫を取り巻く女性
篤姫を取り巻いてきた女性たちです。篤姫の成長には、いつも女性が存在していました。時には優しく、時には厳しく。最終章では、これまで篤姫を支えてきた人物たちが、それぞれの人生の結末を迎えます。
お幸:樋口可南子(篤姫の生母)
己の役割を果たすこと、一方を聞いて沙汰しないこと、考えて答えが出なければ感じるままにすること。母から篤姫が学び、実践してきたことです。
菊本:佐々木すみ江(篤姫生家の奥女中)
「女の道は一本道。定めに背き引き返すは恥」を篤姫に残す。
幾島:松坂慶子
斉彬に見込まれ、篤姫の教育係を担当。薩摩、京、江戸藩邸、大奥と生活を共にして、篤姫を助ける。後年、大奥を去り京に居るが、江戸城開城を前に大奥に訪れ、篤姫を助ける。
瀧山:稲森いずみ
江戸城大奥総取締役の老女。将軍継嗣問題では篤姫と対立するも、家定公亡き後は、篤姫と共に大奥を守る。
広川:板谷由夏
薩摩藩鶴丸城大奥の老女。篤姫への薩摩藩としての姫教育を担当。
小の島:佐藤藍子
薩摩藩江戸藩邸老女。篤姫への嫁入り教育を担当。
和宮:堀北真希
今上天皇の妹ながら、将軍家へ降嫁される。京風を守り通し、篤姫とも対立するが、徳川家の終焉を迎え、心を共にする。
本寿院:高畑淳子
家定公の生母。篤姫の義理の母です。マイペースで変化のない方です。あれでけ対立した篤姫と江戸城を去ってからは生活を共にしています。
勧行院:若村麻由美
和宮の母。篤姫を始め江戸方とは対立するが、篤姫を信頼し、逝去の時には和宮を託す。
フク:真野響子
大久保利通の母。誰に対しても平等の扱いをし、篤姫に対しても同様で、篤姫も多くのものを感じ入る。息子利通の心身ともに支える。
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篤姫 最終回 あらすじと感想
こちらでは、「篤姫」の第46話から第50話(最終回)までのあらすじと感想です。 物語のタイトルとともに。
篤姫 第46話 あらすじ
「慶喜救出」
幕府と薩長が開戦しました。兵力では上回る幕府軍ですが、錦旗により敗走です。慶喜江戸に戻ります。
朝敵となった慶喜、篤姫と対面です。首を差し出す覚悟を述べる慶喜に、篤姫が「きれいごとは、もうよい」一言です。さらに「生き恥をさらし、恭順謹慎」を貫くよう申し伝えます。
篤姫・和宮共に嘆願書を準備します。
慶喜に篤姫は続けます。「あなたは家族です」、「人の上に立つ者は孤独です」覚悟を知らなかった慶喜も篤姫の言葉に覚悟を固めます。
さらに、薩摩でも覚悟を持った篤姫の盟友が京に向けて旅立ちます。幕府の命運は、勝海舟に委ねられます。
篤姫 第47話 あらすじ
「大奥の使者」
大奥と薩摩・朝廷との使者です。使者になるにも覚悟が必要です。命を懸けるという事だけでなく、目的を達するための覚悟です。覚悟を持った人の周囲には、同じような人が居ます。
46話での西郷の言葉、「縁もゆかりも無い者に討たれる方がむごい」。西郷は、覚悟を決め江戸攻めの日程定めます。
篤姫 第48話 あらすじ
「無血開城」
江戸攻めの薩摩軍の薩摩藩邸で調停に望む勝、篤姫から託された亡き斉彬から篤姫に贈られた手紙。斉彬と共に抱いたあるべき日本の姿を思い出します。江戸城無血開城に、つながります。
一人徳川家代々の仏前の前で、正しかったかを自問する篤姫。亡き家定は、「私が残したいのは城、家ではなく、徳川の心」。その姿に励まされる篤姫でした。
不安にざわめく大奥の人を集め、「城を明け渡す。徳川の心を子々孫々まで伝えてもらいたい」それを願うのみでした。
篤姫 第49話 あらすじ
「明治前夜の再会」
江戸城の明け渡し準備です。大奥の人たちも一人、二人と減っていきます。篤姫は、それらの人を見送りながら、江戸城で過ごす日々と思い出を大切に去ります。
江戸城を去った篤姫、質素な環境と生活の中、懐かしい小松との再会を果たします。
篤姫 第50話 (最終回)あらすじ
「一本の道(最終回)」(68分)
多くの人が江戸を去る中、一人転居を繰り返しながらも江戸に残る篤姫。
時は、明治に江戸は東京です。急激な変化の中、篤姫の元に薩摩の母と兄が面会に来て、母からは「そなたの母であることを誇りに思います」の言葉をもらいます。
小松帯刀は、大坂で二人の女性と江戸の女性に想われながら、満足な36年の一生を閉じます。
新政府運営では、紆余曲折がありながらも廃藩置県を断行しますが、安定はしません。西郷が篤姫の元に暇乞いに訪れます。これ以降、多くの想いで深い人を見送ります。
時を経て、家達の子が生まれ勝との時間を過ごし、「徳川の家族が続く喜び」を感じ、「人の幸せを友や家族と共に過ごす日々」と回顧します。
誰もが果たすべき天命を持って生まれてくる。明治16年11月20日天璋院篤姫、天命を全うされました。享年49歳。
「篤姫」第46話から最終回の感想
第46話から最終回までを見ると、「篤姫」という作品は江戸城を守る物語ではなかったことが分かります。
篤姫が守り続けたのは、徳川家に生きる人々でした。
篤姫は島津家の分家に生まれました。薩摩で自由に育ち、斉彬に見出され、将軍家の御台所となります。そして、家定の死後は大奥を守る天璋院として生きます。
幕末になれば、故郷の薩摩と嫁ぎ先の徳川家が対立します。
それでも篤姫は逃げません。最後まで大奥に残ります。
江戸城が明け渡される時も、自分だけが助かる道を選びません。
最終回を見ると、篤姫は最初から強かったわけではないことも分かります。
多くの人との出会いがありました。母・お幸、幾島、斉彬、家定、家茂、和宮、小松帯刀、勝海舟。それぞれとの出会いと別れを経験しながら、篤姫は「自分の役割を果たす」ことを学んでいきます。
特に最終章では、女性たちの存在が印象に残ります。
大奥という閉ざされた世界の中で対立した篤姫と和宮も、最後には家族のような存在になります。
篤姫を厳しく育てた幾島も、最後まで彼女を支えます。
そして、薩摩の母は、最後に篤姫の人生を見守ります。
女性が女性の中で成長し、最後には自分も誰かを支える存在になる。
これが「篤姫」という作品の大きな魅力ではないでしょうか。
江戸城と大奥はなくなりました。
しかし、そこで生きた人々の思いまで消えたわけではありません。
だからこそ、最終章を見終えた後には、
「大奥と篤姫は永遠です!」と思えました!
明治維新とは?
江戸時から明治に変わる契機となった出来事です。大河ドラマ「篤姫」を見て一言で言えば「同床異夢」だった印象です。
それぞれの人が思い描いた様々な別の理想を同じ夢と思い追い求めてきた結果でしょうか。目的が達せられると、違いを感じ始めます。
明治維新で攻める側の薩摩・長州、守る幕府。それぞれが最後の一歩を思い留まる因子となったものに不思議さを感じます。このドラマでは、その因子が「篤姫」でした。篤姫の覚悟にはいつも悲しさが含まれていたように思えます。
篤姫にとっての明治維新とは、13代家定公御台所としての天命を、母の教えの「己の役割を果たすこと」を果たせた出来事かと思います。
「篤姫」の視聴方法はこちら
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篤姫が薩摩で育った少女時代から、将軍家の御台所となり、その後の人生を歩むまでの物語を続けて楽しめます。
全50回の長編ドラマのため、途中のエピソードだけを見るよりも、第1話から順番に視聴すると、篤姫の成長や島津斉彬、幾島、徳川家定などとの人物関係をより深く理解できます。
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まとめ
「篤姫」第46話から第50話でした。最終回を含む後半は、篤姫に心と涙腺を握られながら鑑賞です。
江戸城、大奥との別れ、多くの旧知の人達との別れ、別れが連続です。最終回とはこういうものですが、女性が女性の中で成長して言う姿、特に女性の中でも母親の存在が大きかったように思います。
篤姫も自分が守り抜いた家族の中で、母親の役割の天命を果たせた大河ドラマでした。
「篤姫」をもっと楽しむなら
① 前のエピソード
大河ドラマ「篤姫」第41話から第45話のあらすじと見どころを総まとめ|大奥に冬の予感?
② 人物関係
「篤姫」キャスト特集!大河ドラマの魅力を彩る豪華出演者たち
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