大河ドラマ「篤姫」第３１話から第３５話までのエピソードを総まとめ 　篤姫…、姑となり活躍です。　

大河ドラマ「篤姫」宮崎あおいさんが演じています。

タイトルは「篤姫」ですが、「御台所」から「大御台所」へ変わります。簡潔に言うと「嫁」から「姑」に変わります。

篤姫とは

島津藩の分家の姫が江戸城将軍の正室となり、大奥を取り仕切る「天璋院」となり、幕末・明治維新を迎えます。 自由な世界から、使命を帯びて大奥へ。 たとえ分家でも持って生まれたお姫様気質が溢れています。 もはや、貫禄と言っても過言ではありません。

篤姫　再放送

現在、大河ドラマ「篤姫」はBSNHKの「大河ドラマアンコール」で再放送されています。 放送日時は毎週月曜日１８時から１８時４５分です。

気になるところ

勝麟太郎との面会

勝麟太郎との面会時に将軍と共に同席する篤姫、斉彬との思い出を語る勝、「斉彬様がご存命であれば…」。篤姫下座に控える井伊に「存命であれば、この者に隠居に…」。年を経て、篤姫も遠回しな言い方が出来る様のなられたようです。これでこそ、近衛家の養女です。

勝の篤姫へのお土産は、「古き良き頃の思い出」でしょうか？さらに、昔の小松帯刀の篤姫への想いまで届けられます。

篤姫の立場の変化

今まで「姫」としてその時の立場で頑張ってきていましたが、今度は「姑」として頑張ります。一言で「頑張る」と言っても一筋縄ではいきません。それでも昔の教え「女の道は一本道」を心に前に進みます。まだ若い篤姫は新将軍の母として、その将軍の嫁取では、姑として徳川の家、家定の想いを守ります。

キャスト

勝麟太郎（北大路欣也）

「豪放磊落」の言葉が当てはまる方です。北大路欣也さんが演じることで、重みが増しています。篤姫への配慮が見ていても嬉しくなります。今回は、会見だけでしたが、今後の活躍が楽しみになります。

皇女和宮（堀北真希）

兄の帝からの説得で将軍家への嫁入りです。使命こそ違えど、昔の篤姫と同じようです。しかも同じなのは、意志の強さです。御所風の強い女性と江戸風の強い女性です。

坂本龍馬（玉木宏）

まだ、顔が出ただけの状態ですが、玉木さんファンの方への朗報です。かなり若い頃の玉木さんです。

篤姫　あらすじ

こちらでは、「篤姫」の第３１話から第３５話までのあらすじに触れます。 物語のタイトルとともに。

第３１話：「さらば幾島」

「さらば幾島」では、幕末の緊迫感を背景に、天璋院篤姫と彼女を支え続けた侍女たちの強い絆が描かれた感動的な回です。一橋派への弾圧が強まる中、天璋院の婚礼で母親代わりを務めた侍女・村岡にも危険が迫ります。村岡は井伊大老の命を受けた幕府の役人たちに捕らわれ、取り調べに臨むことに。

その場に向かうのは、天璋院に仕える御年寄・幾島。村岡が現れた時、彼女は天璋院が婚礼の際に身にまとった白い衣装を着ており、その凛とした姿は役人たちをも圧倒します。まるで天璋院の威厳を背負っているかのような村岡の勇姿に、役人たちは手出しをためらうのです。村岡の無事を見届けた幾島は、天璋院に自らの役目を果たしたことを告げ、「暇をいただきたい」と辞意を表明します。

幾島と天璋院の別れが深い感動を呼び起こすこの回は、侍女たちの忠義と愛情が際立つ場面となっています。

良い徳川家茂将軍役を若き美形松田翔太さんが演じます。井伊の大獄の中、将軍の存在が心強いです。しかし、とうとう影として付き従ってきた幾島との生き別れです。

第３２話：「桜田門外の変」

「桜田門外の変」では、幕末の激動を背景に、徳川家茂と天璋院篤姫が新たな出会いや運命の変化に直面する重要な回です。家茂と天璋院は軍艦「咸臨丸」の艦長、勝麟太郎と対面します。勝の率直で飾らない人柄に、二人は強い印象を受けます。勝のような人物が時代の変わり目に現れることに、天璋院は幕府の新しい未来を垣間見たように感じます。

その後、天璋院は大老・井伊直弼と二人だけで面会し、厳しい弾圧の理由を問います。井伊は「国を守るため、己の役割を果たしただけだ」と強い信念を語り、その覚悟に天璋院は深く感銘を受けます。彼女は井伊とのさらなる対話を望むものの、その願いが叶うことはありません。桜田門外の変が勃発し、井伊は暗殺され、天璋院の心に深い悲しみが刻まれます。

この回は、時代の転換期における権力者たちの葛藤と、天璋院の成長、そして幕末の激しい動乱を鮮明に描いています。

幾島との別れから始まります。茶を通じて井伊と面会する篤姫、井伊の想いを聞くに付け、井伊の言うところの役割に理解を示します。薩摩での調所広郷と重なるところがあった気がします。

第３３話：「皇女和宮」

「皇女和宮」では、幕府と朝廷の対立が深まる中、政略結婚を巡る複雑な人間ドラマが描かれます。幕府は権威の回復を目指し、孝明天皇の妹・和宮と将軍・徳川家茂の縁組みを推し進めます。しかし、天璋院は和宮にすでに婚約者がいることを知り、この縁組みに強く反対します。彼女は和宮の気持ちを思いやり、政略のために結婚させることに苦悩しますが、家茂はこの結婚が幕府と朝廷をつなぐ架け橋になると説得します。

一方、京では、攘夷を目指す岩倉具視が、和宮との縁組みで幕府に恩を売り、攘夷の実現に役立てるべきだと孝明天皇に進言します。天皇も国のためと和宮に決断を迫る状況が描かれ、和宮は大きな選択を迫られます。

その頃、天璋院のもとには、薩摩藩から「帰郷してはどうか」という書状が届きます。時代の激流に翻弄される中、天璋院は幕府のため、和宮のため、そして自らの未来について考え始めます。

どうしてこう、老中の男たちの覚悟が登場する女性たちと比べると悲しくなります。

第３４話：「公家と武家」

「公家と武家」は、朝廷と幕府の文化や価値観の違いが浮き彫りになる、緊張感あふれる回です。和宮が江戸城に入り、将軍・徳川家茂との初対面に不安を抱くものの、家茂の優しさと堂々とした態度に一目で心惹かれます。彼女の期待と不安が交錯する中で、二人の出会いが穏やかに描かれます。

しかし、和宮の大奥入りを機に、京方と江戸方の文化的摩擦が早速表面化します。朝廷からの「和宮はすべて御所風に暮らす」という要求に対し、幕府側は反発を示します。天璋院と和宮の初対面では、和宮が敷物のない下座に通されたことで激怒。さらに、和宮が天璋院に「天璋院へ」と呼び捨てにした贈り物を送り、両者の対立は一層深まります。

この回は、公家と武家という異なる世界の衝突を描きつつ、和宮と家茂の新たな関係性、そして大奥内の緊張感が際立つ展開となっています。

同じ覚悟をした者同志にしか分からない事でしょうか？さらに、男には分からない事です。もとっも、分かりたくない方の方が男女を問わず多い事柄です。御所風と江戸風の違いが嫁と姑の違いに重なります。あの、篤姫が姑になるとは感慨深いです。

第３５話：「疑惑の懐剣（かいけん）」

始まりは、江戸城の定例の朝の先祖への供養の場、篤姫の姑から新米姑非難です。今となれば、懐かしいシーンです。

「疑惑の懐剣」では、家茂と和宮の婚儀が無事に執り行われたものの、江戸方と京方との確執が依然として続く緊張感が描かれています。天璋院は家茂の初お渡りの様子を気にかけますが、和宮が家茂を拒んだこと、さらに和宮が懐に刀を忍ばせていたという疑惑が浮上します。この疑惑により、大奥内は騒然となります。

御年寄の滝山が和宮の母・観行院や女官たちに真相を問いただしますが、彼女たちは事実無根だと激しく反論し、和宮自身も口を閉ざしたままです。このままでは事態はさらに悪化しかねないと感じた天璋院は、自ら和宮に会見し、真相を解明しようとします。

この回は、家茂と和宮の関係性に焦点を当てるとともに、異なる文化や慣習が引き起こす対立、そして天璋院の強い意志と冷静な判断力が際立つ場面が描かれています。

篤姫の実力行使は、圧巻でした。この甲斐あり、新郎と新婦の仲は深まり覚悟と共にします。

めずらしく滝山痛恨の早とちりです。おかげで、処分は二人酒です。しかし、女性は懐に持っているのが普通かと思います。

まとめ

「篤姫」第３１話から第３５話でした。篤姫と家定公との関係が思い出されました。また、姑問題です。宮崎あおいさんでも高畑淳子さんの姑役の貫禄と嫌味感は演じられません！最近は登場が少なかった高畑姑も安否確認できました。

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ちなみに、「篤姫」ですが主演の宮崎あおいさんは当時２２歳で大河主演の最年少でした。 この２年前には朝ドラ「純情きらり」にも出演実績があるものの1年にわたるドラマ大河の主演です。

※本ページの情報は２０２４年９月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。