2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」主人公まひろの相方、藤原道長です。
日本史で登場してくる「藤原道長」は、往々にして権力の亡者的な扱いで教えられているところですが、この大河ドラマでは比較的「良い人」的な描かれ方です。しかし、たまに見え隠れするように「悪い人」匂わせを感じなくはないです。
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ここが気になる方におすすめ
- そもそも権力者とは?
- 見え隠れする悪い道長
- どちらにも見える道長
- 見逃したので、もう一度最初から見たい
- 「光る君へ」を配信で見てみたい
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そもそも「権力者」とは?
権力者とは?です。権力者を「良い人」か「悪い人」かを考えるうえで、基本的には、悪い人でなければ権力者の座に就くことはできません。しかし、良い人でなければその権力を行使できないように思います。もはや禅問答の世界観ですが、両面性が必要かと思います。その両面性を必要に応じて使い分けるのが「権力者」でしょう。藤原道長は、その資質充分なのではないかと思います。
大河で描かれた道長の「生き方」
記憶に残るのが、どちらも第10話「月夜の陰謀」で描かれた場面です。道長の父兼家と姉中宮詮子です。それぞれがそれぞれの想いで道長の「生き方」に影響します。
父兼家の影響
「月夜の陰謀」の最大のエピソード「寛和の変」クーデター…、での道長の役割が象徴的です。
はかりごと実施の前夜に道長と父の会話です。「クーデター成功の成果は長兄」(暗に汚れ役は次兄)道長は、第三者的な役回りです。この役処こそが、後の摂関政治の肝となるものでしょう。悪い事の成果を得ず、当然悪いこともせず、物事を決めていく。
姉中宮詮子の影響
「月夜の陰謀」に対してこちらは「真昼の陰謀」のようです。姉の道長の結婚斡旋です。倫子と明子のW源氏婚と言うべき計画です。さらりと言う姉の言葉は「二つの源氏を捕まえておけば安心でしょ?」道長は答えは「なんていう事を~」でしたが、その夜にはまひろの所へ…。姉の上を行く道長です。
この辺りは、善悪は一つでなく、表裏でもない。万が一に備えての両方を選択する方法を姉が道長に教えているように思えます。もっとも道長は、「三本の矢?」詮子を超える強さを自然に引き寄せています。
弱者の秘密と強者の秘密?
端的に言えば「寛和の変」と「長徳の変」との違いです。
「寛和の変」とは?
花山天皇の退位させ、権力を藤原兼家が掌握した事件。第10話「月夜の陰謀」で描かれたものです。こちらが「強者の秘密」です。誰もが知っていることを誰もがそれを言えない状況にする。
「長徳の変」とは?
道長の長兄藤原道隆の子伊周・隆家兄弟が花山院の牛車に矢を射た事件で伊周兄弟が凋落し、道長の権力掌握の契機となる事件。第19話「放たれた矢」で描かれています。こちらは、「弱者の秘密」です。誰にも知られないようにする…、「秘密」の本来の意味ですが、そうする他に手立てが無い状況。
「寛和の変」は藤原兼家が主導したものでしたが、やはり力の使い方を知っている、一方の当事者藤原伊周は、力はあっても使い方が未熟です。
どちらにも見える道長
善悪定かならない道長です。最近のエピソードとして思い浮かぶのは、第31話「月の下で」での、まひろに越前紙を贈る場面です。道長は「越前の紙に物語を書きたいと宋の言葉で申したであろう…」です。普通に考えても、知らない言葉を記憶するのは、困難です。常識的に考えて「宋の言葉」を理解していたと考えるのが普通かと思います。問題は、言葉の知識があるか無いかではなく、分かっていることを知らない風にできる事です。これを基本に考えると…。
まひろとの関係
正室で無くても妾として道長の傍に居たいと願う”まひろ”の気持ちを知りつつ、関係自体を秘匿した道長です。もっとも倫子が怖かったと言う単純な理由かもしれませんが…。まひろとの関係を秘密にはするが、無くしたくない道長。まひろの父や弟には応分の配慮をし、挙句にはまひろの夫宣孝への配慮もしている様子です。
賢子との関係
まひろの子賢子が自分の子であることは、十分に知っている可能性が高いと思います。平安時代当時の乳児死亡率は不明ですが、明治30年程度でも生後1年未満での死亡率は15%です。平安時代では貴族の子であってもかなりの低さのはずです。貴族として財産や権力の継承者たる子供は多い方が安心であり、ましてや権力者の子ともなれば「呪詛」の対象にもなり得ることを考えれば、誰の子は問題では無く、自分の子と主張できる者が必要なのかもしれません。そう思えば、「賢子」は最適です。もっとも、これは道長以外でも考えうることと思います。
「寛和の変」での役回り
主導したのは道長の父兼家ですが、勘ぐり始めると…、そのように道長自身が仕向けたのではないか?
この事件で言えば、完全に安全地帯に居たのは道長です。成功した場合は、その成果を受ける一族であり、失敗しても生き残れます。詮子にも可愛がられたのも…。
道長の周囲
昔仲間の3人、公任・斉信・行成ですが、行成はともかく残りの二人は、互いに競わせながら味方にしています。斉信は、「放たれた矢」で軽く騙されています。しかし、見事に統率している様子です。
最たるものは、伊周・隆家兄弟です。心配する行成を他所に完全に隆家を手中にしています。藤原道隆家の家長である伊周の代わりをチラつかせた?伊周の動静も筒抜けです。
まひろの母での次兄道兼
まひろの母を害した道兼、まひろに謝罪する道長、でもその兄に対して反発し続けません…。いつ?何故?許した…。過去を忘れ未来を描く権力者の鑑でしょうか?
まとめ
現在の所話題は第31話「月の下で」まで進んでいます。この31話では、”月の下で”身も心も離れていると言うまひろに、平然と離れていても心は一緒と答える道長…、「良い人」と「悪い人」の判別では無く「良い男」と「悪い男」で判断されている女性方が多いかとも思われます。なお、道長の良いところも考えたのですが、どうも先入観が邪魔をして、悪いところの列挙になってしまいました。
結論ですが、問題は、「良い人」と「悪い人」で判断されること無く、人に好かれることが大切なようです。
※本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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