2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」では、基本的には、疑問が残るような出来事が無く進んでいます。
しかし、どうしても気にあるところがあります!今回は、このドラマ第20話「望みの先に」で感じた疑問と共に犯人捜しです。
最大の疑問点です
もちろんですが、単独犯でなく複数犯であることも考えられますが、あくまでも犯人捜しです。
犯人捜しを複雑にした問題のシーン
①女御藤原詮子の寝所から主訴の札が発見され、道長に倫子が伝える場面。
②帝の御前で検非違使の藤原実資が帝に報告した場面。
③中宮定子、謹慎中に内裏へ
④安倍晴明と道長の会話
※最大に複雑にしたシーンは第21話にありました。
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- 3 第20話 この事件での倫子の立場と状況
- 4 この事件の犯人を分からなくする描かれたシーン
- 5 斉信の清少納言への耳打ちは?
- 6 結論に向かいます!
- 7 ①得をするのは誰か?
- 8 ②得をさせたいのは誰か?
- 9 ③誰であれば実行可能か?
- 10 結論です。企画・藤原詮子、共犯・穆子。計画・安倍晴明
- 11 改めて第20話のタイトル「望みの先に」?
- 12 21話「旅立ち」です
- 13 女院とは?
- 14 余談。第28話での道長の寝言事件の行方は?
- 15 まとめ
- 16 「光る君へ」を最初から見たい方へ
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第20話 この事件での倫子の立場と状況
倫子が穆子の看病をしていて、「悪しき気が漂っておる…」と邸内を調べさせています。倫子の霊感の有無はともかく、邸内を調べさせるのは、倫子の権限です。さらに、そこか出てきた証拠を基に女院である穆子の寝所を調べる倫子です。穆子の許可を得ていますが、相当の覚悟と確証が無いとできません。倫子はリスクを負って調べています。寝所から証拠が出てきますが、この邸内の出来事の責任は、倫子の責任の範疇です。証拠が出てきても出てこなくても責任を問われかねない倫子です。
この事件の犯人を分からなくする描かれたシーン
この事件の犯人を捜すうえで混乱させるシーンの言動が多々あります。犯人探しと重複するところもありますが、ここで整理をしておきます。
①女御藤原詮子の寝所から主訴の札が発見され、道長に倫子が伝える場面。
倫子の一任を取り付ける時の笑みと道長の「あっ」の下りです。続けて、再度倫子の笑み、道長が「帝にも申さぬ それでよいな?」です。
余談ですが、上記の状況で道長は、どうなることを想定して、倫子に一任したのでしょうか?想定できるのは、女たちの噂話として、処理しようとして、万一、帝や朝廷で議題になった時には、噂話で処理でしょうか?
大体にして、この二人は、この件についてどの程度把握、関与しているのか不明な場面でした。
ちなみに
『小右記』には…
長徳2年(996)3月28日条
◆◇◆◇◆
早朝、右大臣(藤原道長)に拝謁した。「院(藤原詮子)の御病悩は昨日、極めて重かった。院号と年爵・年官を停(と)められたいということを、昨夜、奏聞された」と。また、「ある人の呪詛である」ということだ。#光る君へ pic.twitter.com/uxdPTJj8lH— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) May 19, 2024
史実と異なるのは、愛嬌です。
②帝の御前で検非違使の藤原実資が帝に報告した場面。
道長と行成が知らない内容を実資が知り尚且つ帝の耳に入れたのか?道長の想いとは異なり、実資から帝に報告され、道長も知らない内容を帝の前で聞く。
偉い方の参加される会議では、事前にすり合わせをするのが常識です。道長の痛恨のミス。
③中宮定子、謹慎中に内裏へ
呪詛により実家での謹慎中にも関わらず、右大臣藤原道長の計らいで内裏に入れた定子です。
伊周が道長へ、無罪であり、減免を懇願していましたが、定子への手引きが、回答だったのでしょうか?
最大の問題は、定子と伊周が万一、一条天皇に許された場合の事を考えると、定子を一条天皇に合わせるメリットは何だったのでしょうか?下手をすると、妻の倫子に危害が及びますが…。
④安倍晴明と道長の会話
安倍晴明に「私たちを呪詛したのは、誰であろう?」。応える晴明「大事なのは、誰かではなく。あなた様の世になる事」。
上記①で道長は何を理解したのでしょうか?状況を理解していたはずの道長ですが、時を経て誰が主犯か分からなくなったのでしょうか?それにしても、この事件の事を安倍晴明に聞くのは如何なものかと思いますが…。
斉信の清少納言への耳打ちは?
第20話(30分)伊周のもとに招かれた蔵人頭藤原斉信(金田哲)。渡り廊下を進み退出しようとする時に清少納言に一言「伊周と中宮が逃げた時は、知らせよ」。もはや、定子の女御たちへの流言が目的以外には考えにくいです。
ただ、この件に関しては、「得するのは誰か?」だけです。
定子と清少納言の関係を知り、関与することまで考え、この件の後に出世した人物です。参議藤原斉信誕生です。なお、斉信では呪詛のような大それたことは企画・立案不可能です。この方の出来るのは、起きた事象を最大限に自分のために利用する程度です。
定子と清少納言の関係に”ひび”は入りませんでしたが、嫌がらせを受け清少納言は里に下がります。
結論に向かいます!
下記の3つにより結論です。
①得をするのは誰か?
政権の中心になるのが、伊周から道長になり、道長。
伊周の一族から道長の一族となり倫子。
②得をさせたいのは誰か?
もはや、「誰が得をするのかでは無く、誰に得をさせたいのか」になりますが、上記の二人に得になる事をしたい。いえ、願うのは一条天皇の母と倫子の母。となると、道長はまたも巻き込み事故の被害者的な…。子供がどう感じるかはさて置き、子を想う母の気持ちには嘘自体は無いと思います。
③誰であれば実行可能か?
一条天皇の言葉にもあるように、「女院への呪詛は一条天皇への呪詛」であり、実際に女院の寝所に呪詛の札を配置する行為をするためには、二人の母の協力が必要不可欠です。もはや、この二人以外に実施可能な人物が浮かび上がりません。
結論です。企画・藤原詮子、共犯・穆子。計画・安倍晴明
私的に結論としては、藤原詮子と源倫子の母穆子の共犯です。発端の企画は女院藤原詮子、その依頼を受け立案したのは、当然ですが安倍晴明です。藤原詮子が安倍晴明に相談したのが事の始まりで、倫子の管理下のある邸内で事を起こすには源倫子の母穆子の協力が必要です。
なお、結局のところ当事者以外に、この件を理解したのは、やはり倫子となるようです。男はどうも察しが悪いようです。ねっ道長!いえ、女性に対して綺麗な存在でいて欲しい”男の性”でしょうか?
改めて第20話のタイトル「望みの先に」?
今頃ですが、何故今回の主題であった「呪詛事件」の回のタイトルが「望みの先に」にだったのでしょうか?
誰の?何の望?先に?…。全てに?が付いてしまいます。しかし、今回の私の結論から、?を埋めると以下のようになりそうです。
呪詛事件の首謀者2人の子供たちの光る将来の望みに道長が就任。でしょか?
21話「旅立ち」です
本来であれば、20話のみで犯人を捜すべきかとも思いました。実際、20話だけであれば犯人は源倫子だと私は推測していました。しかし、21話を見て再度悩み、今回です。
一条天皇により、上記までの一件の終結で道長を右大臣から左大臣に実資も中納言任じました。
一条天皇に影響力を及ぼせるのは、女院様。事件を起こし、思い通りに終結させないと事件を起こした意味がありません。
微妙に疑問が残るのは、実資の言動ですが、結論としては、検非違使の別当として呪詛の件を調べていて、単に”にせ情報!(フェイクニュース)を掴まされて、実資の性格で単に実直に動いた…、でしょうか?実資は味方にするより、騙した方が手っ取り早いです。まじめが故に騙しやすそう。
共犯者の確定の理由です
中宮定子の出家で一条天皇の次の妃探しで、うきうきの女院様。その様子を横ににこやかに倫子の言葉「女院様と殿の父上は仮病がお上手…」。この遣り取りで、倫子の共犯を排除しています。
ただし、呪詛の札がみっかった後の道長との遣り取りに疑問が残ります。このため倫子は、女院に忖度したか、母穆子に言い含められたか?
いずれにしても、この呪詛の件を土御門邸で実行するには、協力者は必要です。残るのは倫子の母穆子(石野真子)になります。
女院とは?
三后や内親王で朝廷から特に「院」や「門院」の称号を受けてた女性になります。道長の姉”穆子”が初代の称号を受けた人になります。普通に勉強をさせてくれるNHKです。
余談。第28話での道長の寝言事件の行方は?
病床に伏せる道長を呼び戻した”まひろ”。寝言で源明子にバレたのでは?
現在、BSで再放送中の朝ドラ「オードリー」でも現在「寝言問題」が発生しています。主人公の父(段田安則)が寝言で隣に住む老舗旅館の女将お滝さん(大竹しのぶ)の名前を呼び、妻(賀来千香子)に聞かれて離婚の危機です。なお、脚本は「光る君へ」と同じく大石静さんです。
道長の謀「一帝二后」ですが自身は「一人で三后」です。この程度の苦痛では済みませんよ!
◆◇ #光る君へ ギャラリー◇◆
【第二十八回】一帝二后
本日7月21日(日)
[総合] 夜8時00分
[BS・BSP4K] 午後6時00分
[BSP4K] 午後0時15分▼相関図https://t.co/bHoVMEMli1#柄本佑 #藤原道長#瀧内公美 #源明子 pic.twitter.com/DOiKLXJ9ju
— 大河ドラマ「光る君へ」(2024年) (@nhk_hikarukimie) July 21, 2024
まとめ
私的に結論としては、藤原詮子と源倫子の母穆子の共犯でしたが、第29話のタイトルは「母として」です。このタイトルが今回の事件の前後で使用されていれば、今回の私の結論が一定正しいように思います。
思いますが、仮に「母として」が使用されていれば、同時に別の容疑者が浮上します…、伊周と定子の母高階貴子です。この場合は、この事件「長徳の変」で没落する可能性を感じ、本当に呪詛で追い落とそうとした可能性が高くなります。実資の調べでは、呪詛の実行犯は高階成忠でした。子を想う母の気持ちは、時代を問わず同じです。
※本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
「光る君へ」を最初から見たい方へ
現在の所、中盤まで物語は進んでいます。しかし、今からでも追いつけます。
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