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映画

「湯殿山麓呪い村」 見れるのはこちら 映画(1984年)

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誤解のないように最初にお伝えします!私は、怖い映画が好きではありません。特にホラー映画等は見たことがありません!いわゆる、食べず嫌い的な「見ず嫌い」です。理由は簡単です。伝わるかどうかは別にして、単に「怖いから」です。

このため、私は怖い映画の場合には、途中で見るのを止めたことが何度となくあります。なお、この作品については、最後まで見ています。怖い映画としてではなく、ミステリー系として見ています。と言うわけで、私的には、この作品はミステリー映画と位置づけています。でも、少し怖い…。

なお、こちらの作品は、「横溝正史シリーズ」とは関係ありません。

映画の原作

原作は”山村正夫”さんの「湯殿山麓呪い村」を同名で映画化です。原作小説は、1980年に刊行され、同年に角川小説賞を受賞されています。

映画キャスト

滝連太郎 (永島敏行)

あの”滝廉太郎”とは一文字違いです。さらに、原作小説ではこの方は”探偵”として登場されていますが、本作映画では大学の講師です。出世欲が満ちている方です。文字通り「木乃伊(ミイラ)取りが木乃伊になる」を地で行く方です。専攻は考古学だそうですが、宗教学のような印象です。考古学であれば、今回の件も許されるような…。

淡路慶子 (永島暎子)

淡路家の長女。父剛造の愛人の子、滝連太郎の不倫相手。

淡路剛造 (織本順吉)

出身村の有力者3人のうちの一人。現在もお金持ちにして、最初の犠牲者です。

相良道海 (青木義朗)

出身村の有力者3人のうちの一人。即身仏を祭る村の弥勒寺の住職。妹を剛造の嫁にしている。

淡路能理子 (仙道敦子)

淡路家の末娘。まだ若い頃の仙道さんが熱演です。頭の良い少女役です。

相良信也 (田中義尚)

特に紹介がなかったので、限りなく分かりにくい方でしたが、道海和尚の息子さんです。能理子とは兄弟のようです。

概要です

滝連太郎がドキュメント映像を撮影した後の大学側の対応が、最近のニュースを見ているように思わせる”大人対応”に現実味を感じます。

湯殿山麓の村に眠る、即身仏にまつわる人たちを描いています。やはり、「類は友を呼ぶ」的なところから、さらには「血は血を呼ぶ」でしようか?(本来の訳は、「因果応報」)人と犯罪を結ぶのは、いつもお金や欲、人間関係となります。

この作品の中心になるものの一つが「即身仏」です。即身仏とは、僧が生きたまま、入定(にゅうじょう:瞑想に入ること)した生身の状態で仏に成ること、即身仏となります。入定するまでの修行自体もかなり厳しいもので、入定後も掘り起こされるまでの条件により即身仏として形状を留めるのは運も必要とされるものだそうです。なお、現在では法律上、禁じられています。

ちなみに本作のタイトルは「湯殿山麓呪い村」ですが、劇中にこの言葉が出てきた記憶がありません。湯殿山麓と言う実際に山形県に存在する地名なので遠慮されたのでしょうか?

映画あらすじ

大学講師の滝連太郎は、およそ大学講師とは思えない人柄です。湯殿山麓の掘り出しを禁じた「即身仏」の掘り出しに執心しています。

先立つものは「お金」です。その村出身の淡路剛造の出資を約束済みです。さすが、大学講師!

道海和尚と三人で集まっていると、そこに届けられたお遍路さんからの手紙です。ミイラの両手が2セット添付されています。その手紙を契機に剛造の出資の約束が反故にされます。淡路慶子からの助力も空しく、出資中止です。その夜、剛造の入浴中から始まる連続殺人事件、しかもその横にはミイラの手が…。

紆余曲折を経て、即身仏の発掘と撮影に向かう滝廉太郎、そこの地でもまた、殺人事件が…。近代作品だけあり和尚様の声が空しく、聞こえ続けます。

映画の展開現場

淡路剛造の自宅

さすがお金持ちの家です。玄関の門こそ小さめですが、中は大きいようです。お風呂の通気口になにも付いていません。虫が入りませんか?

湯殿山麓(ですよね?)

弥勒寺のある村です。長い歴史を持つと悪い話の一つや二つ、三つ…、はあるものです。多分に漏れず、少し多めにある村です。即身仏も多くある地域で、脱落者用の刑罰施設まで現存しています。即身仏をあきらめても刑罰まで必要ないような気がするのですが…。横溝正史シリーズでよく出てきた洞窟は無いようです。

まとめ

この作品の事件の原因を一言で紹介すれば「金の切れ目が縁の切れ目」でしょうか?良い人、いえ悪い人でも”仲間割れ厳禁”です。

この映画ですが、少年法が無ければ、どうなっていたのでしょうか?まっ、”たられば”を推理小説で言い始めると、詮無いものですが…。

今回、横溝正史シリーズから本作までミステリー小説を原作とした作品を見てきましたが、復讐や怨念があるのであれば、被害者が加害者により被害を受けた直後に仕返しができるようにしていただければ、時間も後の被害者の数も少なくなると思うのですが、…これもまた推理小説では触れるべからずの部分でしょうか?

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