大河ドラマ「おんな城主　直虎」第１話から第５話までのエピソードを総まとめ 　井伊家の苦難が描かれます

主演は、柴咲コウさんです。井伊の赤備えで有名な井伊家の当主を演じます。

「おんな城主　直虎」は、２０１７年（平成２９年）に放送されたNHK大河ドラマ第５６作目の作品です。

井伊家と言えば、徳川家の重臣のイメージですが、描かれるのはその前の時代からです。所領も現在の”ひこにゃん”でイメージされる滋賀県彦根ではなく、静岡県で現在の浜松町引佐町井伊谷（このように読むそうです：いなさちょういいのや）になります。

おんな城主　直虎とは

「おんな城主 直虎」は、戦国時代に女性でありながら家を守り抜いた井伊直虎の物語です。遠江の小領主である井伊家の一人娘・とわ（のちの直虎）は、許嫁であった亀之丞が一族の謀反で追放され、出家して次郎法師と名を改めます。10年後、亀之丞は井伊直親として帰還しますが、直親は別の女性と結婚し、嫡男の虎松をもうけます。しかし、直親が謀殺されたことにより、井伊家は窮地に立たされます。次郎法師は井伊家を守るため「直虎」として当主を継ぎ、借金問題や謀略に苦しみながらも領地経営に尽力します。

彼女は家臣や領民の支持を得て、材木業や識字教育など新たな取り組みで領地を潤し、家中をまとめあげます。やがて彼女の信頼を得た幼馴染の政次が犠牲となり、井伊家はさらに苦難に見舞われますが、虎松（のちの井伊直政）が直虎の遺志を継ぎ、家康に仕えて出世を遂げます。直虎は最期まで井伊家と領民を守り抜き、井伊家の礎を築いた偉大な「おんな城主」として語り継がれます。

おんな城主　直虎　再放送

放送予定　NHK地上波

現在の所、再放送の予定はありません。

放送予定　NHKBSとBSP４K　衛星波

こちらも、再放送の予定はありません。

BS松竹東急

現在、「BS松竹東急」衛星放送で再放送をされています。すでに放送されており、今後の予定は「BS松竹東急」HPでご確認下さい。

放送スケジュールは下記の通りです。

毎週木曜日１８：１５～２０：００

毎週土曜日１５：００～１６：４０

上記の通り、木曜日と土曜日に２話ずつ放送されています。木曜日と土曜日の放送内容は同じです。

気になるところ

井伊家に嫡男が居ない

「おんな城主 直虎」では、すべて描かれていませんが、当主直平（前田吟）には、５人の息子が居ました。しかし、三男以外は直平より先に死んでいます。何人かは、本編で描かれています。長男の長男が杉本哲太さんです。その子は直虎（柴咲コウ）のみです。このため養子で家督相続が必要でした。

井伊家と言えば彦根ですが…

井伊家と言えば彦根です。しかし、ここで描かれている時代では、静岡県浜松町周辺でした。そのため、その東側にある巨大勢力今川氏の支配下にあります。今川氏としては、井伊家を西方侵略の先兵として活用すようとする思惑があり…、便利使いの存在です。

小野家との確執

小野家は、元はと言えば、前田吟さん演じる井伊直平が召し抱えた人材でしたが、勢力を拡大する手段として今川氏に取り入れ、その力を利用して井伊家を手に入れようとする動きを見せています。

井伊家の家系

「おんな城主 直虎」で描かれている井伊家は、井伊直平でその嫡男直宗（登場していません）の子が井伊直盛（杉本哲太）でその子が直虎（柴咲コウ）です。次項の直満は直宗の弟です。この辺が描かれてい無いので分かりませんでした。

井伊直満の動き

上記の小野家と対立軸の井伊直満となります。小野家と今川家ですので、必然的に敵の敵は味方、直満は北条家と繋がります。これを描いたのが、第１話です。発端は、井伊家の家督相続問題です。何故かが続きますが、直満の動きが今川家に知られており、証拠も握られています。

「おんな城主　直虎」　キャスト

第１話から５話までは、あくまで子供の頃の井伊家の様子です。井伊家と言えども、描かれている時期は、あくまでも地方の弱小の国人です。

井伊直虎（幼少期：新井美羽）

柴咲コウさんが登場するのは第５話からです。それまではこの方が演じます。可愛さは、柴咲コウさんを上回ります！元気で散切り頭も素敵でした。賢さと行動力を併せ持つ、少し抜けているところもチャームポイント！直虎の幼名は、「おとわ」です。そして、出家して「次郎法師」です。

井伊直親：（幼少期：藤本哉汰）

幼名は「亀之丞」です。可愛い美形の少年です。男勝りの「おとわ姫」を守る幼き王子様です。体が弱いところが珠に傷。笛の名手です。

小野但馬守政次：（幼少期：小林颯）

表情に暗さを感じさせる演技が素敵です。井伊家に対する引け目を感じているようです。おとわと亀之丞の許嫁が決まり、悲しそうにしているが、割り切るする姿も健気…。

今川氏真：（幼少期：中川翼）

幼名を龍王丸です。蹴鞠が得意で、勝つとご褒美がもらえる。幼い瀬名も嫁に成ろうと奮闘する相手。正統派、簿少年が演じます。

傑山（市原隼人）

次郎法師の兄弟子。筋肉自慢の僧です。いつもおとわを笑顔で見守ります。演じる市原さん、多くの作品い登場されていますが、同じ役柄に見えます。しかし、人柄がにじみ出ています。

竜宮小僧

井伊家の初代当主とも言われる人に優しい伝説の存在。映像としては、前半では登場してきませんが、子供の会話の中では頻繁に登場しています。

「おんな城主　直虎」　あらすじ

こちらでは、「「おんな城主 直虎」」の第１話から第５話までのあらすじに触れます。 物語のタイトルとともに。

第１話：「井伊谷の少女」

冒頭から井伊家の説明からでした。井伊が治める領地。戦国時代の遠江の国人として独立勢力だったようです。三人の子供の関係が描かれます。子供同士は仲が良いのですが、大人の三人に対する対応は、親同志の争いが、影響しています。

第２話「崖っぷちの姫」

井伊家家督相続で内部分裂が激化です。とわ（後の直虎）は、逃された許嫁の直親の逃避行を幼いながら身代わりとなり手助けをします。褒める祖父、怒る母、喜ぶ父。この構図は、いつの世も同じです。

第３話「おとわ危機一髪」

井伊家存続のため、”おとわ”の新しい婚儀が…、それを避けるべく幼いおとわは、自ら勝手に断髪し、出家します。破談しますが、代わりに今川家で人質話になります。今川家駿府に着く”おとわ”「佐名」の元へここで運命の出会い、「瀬名」との出会いです。後の徳川家康の正室です。大人たちの謀略が続きます。素直な子供の方が現実を直視出来ている時もあるようです。今川邸で出迎えるのは、小野でした。”おとわ”蹴鞠（リフティング？）佐名、寿桂尼の手助けは得たものの、”おとわ”の大器が感じられます。

第４話「女子（おなご）にこそあれ次郎法師」

おとわ大器ですが、少し考えが足りなかったようです。出家すれば、亀との婚儀が出来ない事を知り、出家を嫌がります。紆余曲折でおとわ出家し、「次郎法師」です。井伊家のお寺の住職南渓和尚に見込まれ、お寺で修行生活です。小野家の陰謀が続きます。

第５話「亀之丞帰る」

柴咲コウさん登場です。井伊谷で思い出に浸る次郎法師。なお、瀬名も菜々緒さんとして登場…、鬼の面です。井伊家では小野の暗躍が続きます。

政治が動きます。今川、武田、北条家の同盟が成立です。これにより北条への内通の罪で命を狙われていた亀之丞の立場も少し改善、帰国です。

おとわは大人になっていても抜けているところは成長していません。最後になりましたが、おとわの二人の王子様達も成人しています。

まとめ

「おんな城主 直虎」第１話から第５話でした。さすがに第１話など最初の頃は、状況説明が主でしたが、主人公”おとわ”のちの直虎の大器を感じさせるところが随所にありました。第５話まででは、子供の頃が主でしたが井伊家と今川家の繋がり、後の徳川家との血の繋がりが分かりました。

歴史だけでは見えない関係が描かれており、なるほどとも思える反面、血よりも優先されるものが多い時代です。

大奥の問題は、表の大きな出来事で収まり、もはや団結感すらでています。まだまだ、序盤です。

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