2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」です。平安時代の平安京が舞台です。今も残る舞台を紹介の後段です。
前段では宇治平等院を紹介させていただきましたが、後段では「宇治神社」、「宇治上神社」、「源氏ミュージアム」を紹介します。「宇治平等院」から続く道を歩くのも楽しめます。暑い京都における「現在の軽井沢」なのでしょうか?今では宇治も暑いですが…。京都市内よりはマッシ?
こんな方におすすめ
- 「大河ドラマ」の舞台を見たい
- 「源氏物語」最終章、「宇治十帖」の舞台を見たい
- 見逃したので、もう一度最初から見たい
- 大河ドラマが描く「舞台」を見て(歩いて)みたい
- 「光る君へ」を配信で見てみたい
- そもそも「源氏物語」って何?→迷わず源氏物語ミュージアムです!
紹介内容です
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今回紹介するのは、古い神社とミュージアムですので大河ドラマ「光る君へ」には登場しません!ですが、大河ドラマに登場舞台の歴史を探訪することはできます。幸いなことにまだ、宇治周辺はドラマに登場していません!ドラマと共に京都の思い出の地を回想できる今の内がお勧めです。私の過去の体験談ですが、ドラマの佳境に近づけばドラマの舞台の地は、混み合います!今の内がチャンスです。
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後段の現地紹介です
宇治神社と宇治上神社
その昔は、宇治神社と宇治上神社は、若宮と本宮として1つとして扱われていたそうです。現在は2つの神社です。
位置関係としては、こちらの神社の山側が宇治上神社となりその奥が大吉山となります。そして、宇治上神社が日本最古の神社と言われています。現在もこちらの2つの神社に共通しているのは、商売気が無い所です。私であれば「光る君へ」関連グッズを販売していたと思うのですが…。
ちなみに、これらの神社の東にはアジサイ寺として有名な「三室戸寺」が莵道(とどう)”ウサギの道”にあります。さらに北上すれば、「黄檗宗萬福寺」という位置関係です。
宇治市源氏ミュージアム
施設の規模的には、場所柄大きくはありませんが、”ぎゅと”綺麗に押し込まれた展示施設です。映像展示が俊逸です。こちらへは宇治上神社の横の「さわらびの道」を北上れば、「源氏ミュージアム」です。こちらの道は、近くに住み人でもかえって知らない道で、観光で訪れる人の方が良く知っている道かも知れません。ちなみに「さわらび」とは、「早蕨」と表記され”芽を出したばかりのワラビ”ですが、「源氏物語」第四八帖の巻名で”宇治の中君”が詠んだ「この春は誰にか見せむ 亡き人の形見に摘める 嶺の早蕨」からです。
平等院を後ろに再開です
さすがに平日ですので、平等院を出ると人が減ります。これから宇治川の橘島へ向かい「橘橋」を渡ります。
ちなみに、「橘橋」は、朱塗りではありません。どうせなら朱塗りで揃えてもらった方が良いように思うのですが…。なお、橋から下流を見れば見えるのが「宇治橋」になります。そしてその奥に霞んでいるのが京都の最高峰「愛宕山」になり、その麓が「嵐山」です。
橘島から右岸にかかる「朝霧橋」を渡れば「宇治神社」です。ですが、少し宇治川に戻ると「宇治十帖の像」が鎮座しています。
平等院と宇治神社の2つは宇治川をはさんで面していますが、これは昔も今も宇治川の川幅(かなり広いです)が同じという事でしょうか?源平合戦での「宇治川の戦い」は本当に苦労されたことと思います。(先陣の碑が橘島にあります)
宇治神社
11:45さて、宇治神社です。鳥居が本当に宇治川の傍です。なんなら、昔は宇治川から船で直接参拝していたかのような距離です。遠回し過ぎたので…、境内が狭く感じます。正面に宇治川、背面に大吉山に挟まれています。さらに言えば、大吉山の前にある「宇治上神社」もあるので尚更です。何かこの場所にこだわる必要がったのでしょうか?
境内には、朱塗りの鳥居をくぐり、少々の階段を登れば、「拝殿」です。その背景に「第2の鳥居」があり再び階段で「本殿」に至ります。さすがに川沿いなので増水対策の階段でしょうか?こちらまでは、平等院の喧騒は届いていません。人もまばらです。おかげで、神社の神聖感を堪能できます。でも、滞在時間は10分少々になります。
さわらびの道
「さわらびの道」です。正確には宇治川右岸の小径の先ほどの「宇治橋」と「朝霧橋」の中間ぐらいにある場所から分岐しています。この道に入り北上すれば「宇治上神社」になります。風情ありあり!なお、途中にあるのがこの道の名前の由来「早蕨の古跡碑」です。宇治の周辺には、この様な碑が点在しています。注意していると見つけられますが、あまり気にし過ぎるとせっかくの宇治の景色が楽しめない気もします。どうしても見ておきたい場所だけ事前チェックがお勧めです。
宇治上神社
11:55「さわらびの道」を堪能するほどの移動距離も無く「宇治上神社」です。正確には、「宇治上神社の鳥居」が「さわらびの道」にあります。
鳥居の先に川に掛かる石橋です。神社の門と言うよりも料亭の門のようです。門をくぐると金倉時代の国宝「拝殿」になります。決して豪華・大きくもはありませんが、古い木の荘厳さが伝わる建物です。
拝殿の横から背後に進みます。右側にあるのが半地下の「手水舎」です?ですよね?飲めないと書かれていたので、手を清めさせていただきました。その奥に鎮座するのが「本殿」です。神学には「正一位」の文字が光り輝いています。なお、本殿に向かって左に「厳島社」、右に「春日神社」・「住吉社」・「香椎社」があります。
宇治上神社のその他
「岩神さん」です。本殿の向かって右側にある社との間にある「岩」です。一部では「隕石」とも言われているそうです。建物に気を取られていると見落とします。
「桐原水」宇治茶に必要な「水」です。「宇治七名水」にして、残存している唯一の湧水です。これが、先ほど紹介した「手水舎」の水です。控えめに石碑があります。
再び、さわらびの道へ
12:00宇治上神社から再び「さわらびの道」です。小川が流れる小道です。周辺には高級住宅です。値段だけでなく、文化性も高い高級住宅地の空気が漂う場所です。
「与謝野晶子歌碑」を過ぎたところにあるのが「総各の古跡」です。「総角=あげまき」と読みます。「源氏物語」の宇治十帖の第三帖です。ちなみに、「あげまき」とは、髪型の一種になりいわゆる「聖子ちゃんカット」のようなものです。例えは古いですが、紹介したものの方がさらに古いので…。
源氏物語ミュージアムです
まずは、施設概要です。
開館時間:9:00~17時(入館16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始
入館料:大人600円 子供300円
上記内容は、公式HP再度確認願います。また、後ほど紹介しますが、映像の上映があります。公式HPには上映時間も載っているので、事前に確認して予定を立てることをお勧めします。
改めて 源氏物語ミュージアムに到着です
12:05受付です。券売機で購入します。なお、この施設は左右に分かれた鳳凰堂式建物です。受付向かって左(情報ゾーン)は喫茶・ショップ、図書館施設です。右側(展示ゾーン)に有料施設の展示スペースがあります。入り口で2種類の「宇治市源氏物語ミュージアム」のパンフレットを頂けますが、「フロアガイド」の方を利用してください。
私の場合は、到着とほぼ同時に「映像の案内」があり、引き寄せられるように向かいました。
「映像展示室」です。そちらで鑑賞させていただいたのが映像作品「浮舟」です。スクリーン側の入り口からを川に見立てた橋を渡り座席に座ります。
映像作品「浮舟」
人形劇の映像作品として上映されています。作品の最後にエンドロールが流れ、監督:篠田正浩、人形:ホリ・ヒロシ、紫式部(声):岩下志麻、浮舟(声):葉月里緒菜です。映像の最後でビックリです。豪華な声の出演です。篠田さんが先か岩下さんが先かは考えないようにします。この作品のおかげで「宇治十帖」の「浮舟」が少し分かりました。
ここまで、紹介しておいてなんですが、「源氏物語」を読んだことが無いです。受験勉強時に「源氏物語」を理解するために「あさきゆめみし」を参考にしましたが、それ以上は…。
他に2作品あるそうですが、私は見ていません。時間があればコンプリートしてください。
なお、同様の施設で同様の映像がありますが、こちらのは頭一つ上に感じます。時間を作って鑑賞してください。
平安の間
恐らくですが、こちらがこの施設のメインエリアです。平安の世界の再現をもくろまれています。
入り口にあるのは「御所車」です。しかも、姫付きです。恐れ多い事に、数人のおじ様とおば様が御簾を上げておられました。
こちらのミュージアムは、「さわらびの道」に面して緑の公園の中にあり、壁面はガラスです。そちらに移して展示した方が、「御所車」が活きる気がしますが…。
他にも、姫の部屋を覗く人が…。
しかし、あの装束ですので屋敷の方も、ほぼ公認だったのでしょう。
架け橋
「架け橋」と書いて「廊下」と読むのでしょうか?
場所が分かりにくいので、このミュージアムに来た方の何割かは見られていない気がします。なお、BGMに「ゆず」は流れていません。
宇治の間
こちらは、注意が必要です。こちらは普通の展示室かと思っていましたが、「物語シアター」展示物と映像が重ねられた展示室となります。こちらでも単なる展示室として映像を見ていない人がいそうです。なお、左右の展示物で映像が重なるのであまり前で待っていると見渡せません。宇治十帖の名シーンの再現ですので、先ほどの「浮舟」を見てからだと理解が深まります。
物語の間
こちらは基本的に資料展示です。ですが、こちらの注目ポイントは「源氏香スタンプ」です。冒頭に紹介した「源氏ミュージアム フロアガイド」の中にスタンプを押す場所があります。これで参加します。展示スペースには5種類の「香」が用意されており同じ香りは線を繋ぎ、単独であれば1本棒です。それに対応する巻名を記す物です。そして、回答は受付に貼ってあります。なお、正解しても何かもらえるものではありません。平安京の遊びを体験できるのです。しかし、こちらで初めて見れば何をするのかも不明です。こちらの事前に理解が必要です。
移動です
さて、車で来ているので駐車場に戻ります。しかし、「さわらびの道」が気に入ったので同じ道で戻ります。なお、大通りの府道7号線に出ると「伊藤久右衛門」、「源氏物語 手習の古跡」等があります。
さわらびの道から宇治川沿いの道に出て、京阪宇治駅に向かいます。
宇治橋
宇治橋です。橋自体は完全に自動車対応の橋ですが、歩道も広く利用しやすいです。橋の擬宝珠や「三の間」は是非鑑賞してください。
三の間
宇治橋の歩道に宇治川に突き出たテラス的な場所があります。こちらは、「名水くみ上げの儀」を行う場所になります。豊臣秀吉がこの場所から茶会で使用する水を汲み上げ、興聖寺に運ぶ儀式です。
写真は、右岸の喫茶店の物です。
紫式部像
こちらは、今回紹介した中でも新しいものです。場所柄「紫式部像」も良いですが、その手前の「夢浮橋の古跡」の碑も見ておいてください。この手の物は、帰ってきてから気になるものですので!
平等院多宝塔跡
紫式部像から駐車場に戻る道すがら「平等院多宝塔跡」です。道長の孫にあたる寛子が建立したものと伝えられ、同様の物が多くあったそうです。
13:30駐車場に到着です。
歩き続けて疲れました!夏本番前でしたが、十分暑かったです。「光る君へ」気分は満たされましたが、お腹がすきました!そろそろ食べるところもすく時間ですので、移動します。京料理を堪能です!
まとめ
分割したにも関わらず長くなりました。
という事で「後段」は宇治神社、宇治上神社、さわらびの道、周辺古跡、源氏物語ミュージアム、宇治橋の紹介となりました。各施設だけでなく、道や景色全体をお楽しみください。
なお、宿泊で京都に来られる場合は、若い方は四条周辺、その他は目的地周辺で朝夕の静かな時間をお楽しみください。
宇治周辺も宿泊できます。夜は寂しいですが…。
※本ページの情報は2024年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。